これぞ豪遊!?

お見合い風呂/カラオケ風呂

日 時:2005年(平成18年) 10月09日~10日
場 所:松本城、中尾山温泉松仙閣、松代象山地下壕
参 加:おかでん、しぶちょお、ひび (以上3名)

仕事が忙しくて、疲労困憊していた。それは、アワレみ隊の企画立案担当であるしぶちょおにおいても同じだった。この10月の三連休、何をして過ごす?という議論をしようにも、お互いの帰宅が遅すぎて、自分たちの生活を最低水準でキープするので精いっぱいなありさま。

388: 名前:おかでん投稿日:2005/10/08(土) 03:06
さきほどタクシーで帰宅したおかでんでやす。現在どん兵衛食べてます。
今日もこんなに帰宅が遅くなるとは思わなかったー

389: 名前:しぶちゃん投稿日:2005/10/08(土) 03:46
まだしごとちう。

390: 名前:し投稿日:2005/10/08(土) 04:30
やっと解放。
今から帰ります。

こんな状態で一体何をしろと言うのか。とはいっても、三連休何もしないで過ごしたら、仕事に殺される!という恐怖感が二人の間では共通してあったのは事実。こんな人生、長生きしても何が楽しい?

そんな中、出てきたのが鉄道サイコロという最強なマゾ企画だったわけだが・・・

392: 名前:おかでん投稿日:2005/10/08(土) 08:46
うなされてあまり熟睡できていない。仕事が頭に焼き付いて離れない。

394: 名前:しぶちょお投稿日:2005/10/08(土) 13:07
今起きた。
うへぇ、相当だるいっす。
疲労回復で温泉のんびりが良いんじゃないかと体は申しております。

もうこんな状態でどうやってサイコロを振れと言うのか。やめとけ。天候が回復基調にあったので久々にたき火を囲んで、という話題もあったのだが、とてもじゃないけどテント設営やら何やらする気力も残っていなかった。そもそも三連休初日のお昼に「どうする?」なんて議論をしている時点で時すでに遅し、だ。

そんな中、情報収集屋のしぶちょおが「松本城で松本そば祭りってのを丁度やっているらしいぞ」という情報をもたらせてきた。ああ、そば祭りで蕎麦食って、どこか近くの温泉に一泊ってのも気楽でいいやねえ、もう今回はそれでいいんじゃないデスカ?ということでだらだらーっとイベント決定。

宿も、本当だったら温泉の泉質がどうの、とかなんだかんだ調べた上で場所決めするんだけど、もう面倒くさくって。三連休だし、どーせあちこちに電話かけても「満室です」って言われるのがオチだろうし、それだったら「楽天トラベル」でひっかかった温泉宿に泊まっちゃえばいいや、という何とも投げやりな話に。

そんなわけで、二人で電話をかけながら相談をした結果、宿は更埴の近くにある中尾山温泉、という場所にした。「聞いたことない名前だなあ」とは思ったが、ネット予約できるってホントありがたいですネ、ぜひ全ての温泉宿はネット予約できるようにしてくださいよモウ、って感じ。そのままぽちっとな、と予約完了。

当日は、しぶちょお・ひびの名古屋組は車で、おかでんはあずさ号で松本入りとなった。ふー、今晩は早く寝なくちゃ。疲れが取れないねえ・・・。

2005年10月09日(日曜日) 1日目

国宝松本城をバックに蕎麦

というわけで舞台はいきなり松本そば祭り会場。そば祭りの食べ歩きについては、「蕎麦喰い人種行動観察」に全て書いたので、そちらを参照しちくらはい。

5軒もの蕎麦を食べ歩いて、さすがにおなかいっぱいだ。「飯田女子高のお店」なんていうディープなお店もあって、なかなかに楽しめるそば祭りでありました。

松茸

そば祭り会場ではいろいろな農産物の即売会もやっていた。松茸がずらりと並ぶその様は壮観。

そうかぁ、秋といえば松茸のシーズンでもあるわけだな。

さっきまで、「新そば、新そば」と蕎麦の事ばっかり考えていたので、松茸の姿を見てはっと「日本の秋」を思い出した瞬間であった。

松茸

思い出しただけでは不足。試食させてくれる、というので、松茸を醤油漬けにした?ものをつまようじに刺して、食べさせてくれた。

んー。

味が小さすぎて味がよく分からなかった。すいません、もっと大きいのくダサイ、と言ったら、「じゃ買わなくちゃ!」と言われ、あえなくギブ。

国宝松本城

腹ごなしに、国宝松本城も見ておくことにした。蕎麦食べ歩きや登山の関係で松本には時々訪れていたのだが、松本城に入るのは初めて。

お侍さん

昔はこんな感じで戦っていたのか、と思うと、何だか笑えてくる。いや、笑っちゃいけないんだけど。膝小僧なんてすりむきまくりじゃないのか、と思うが、大丈夫なのだろうか。
サバイバルゲームを趣味として、最近の軍隊が採用している迷彩服なんぞのデザインを知っているだけに、この格好の非効率性には感心させられる。ただ、槍と刀で戦っていた時代なので、こういう鎧が一番良かったのかもしれない。

それを考えると、中世の騎士が着ていた全身金属鎧、ありゃ一体なんだ。部屋の中にあんなものがあったら、隠れん坊をする際には真っ先に隠れたくなってしまうアイテムだ。

国宝認定書

国宝認定書、というのもちゃんと額縁に入れられて飾られてあった。

コピーだとは思うが、なんともあっさりしているものだ。もっとキンキラしていて、何十枚にも及ぶ「国宝に認定する理由はかくかくしかじかで」というエラそうなどこぞの博士だか教授の蘊蓄があって、天皇陛下の玉印があって、くらいのものかと思ったのだが。

「あれくれいだったら僕でも作れるぞ」

「違う違う、あれが偉いんじゃなくて、あの認定書が指定している建物が偉いんだってば」

中尾山温泉松仙閣看板

おっといかん、今回は参加者全員疲弊しているのであった。そば祭りも大変に結構だが、「食の癒し」の部はさっさと終了。本日のお宿、中尾山温泉に急ぐ。15時チェックインだということなので、できるだけ早く現地に急がねば。

「昔のアワレみ隊といったら、夕食時間ギリギリの18時くらいまで飛び回ってたもんだけどねえ」

「もうね、それどころじゃないの。やっぱ、チェックインから夕食時間までのこの時間、これをどれだけ長く、のんびりと過ごせるかが、一泊の価値を決めるといって過言ではないの」

言ってることが大変にオッサン臭く、「むちゃしてナンボ」を信条としていたはずのアワレみ隊的発言では全くないのだが、もうこうも疲労困憊していては誰も文句のつけようがない。

特におかでんの場合、夕食を頂戴している最中にビール飲んじゃって、そこで酔っぱらって、そのまま寝ちゃうというパターンが多い。このため、「夕食後はもう就寝時間」に等しい。と、なると、早くチェックインすることはますます意味があるわけだ。

と、今回の行動を車中三人ともなんとか正当化しつつ、現地へ。

何だか温泉があるとは思えないような、普通の里山道を進んでいったところに・・・あ、あった、「中尾山温泉松仙閣」。「お見合い露天風呂」と書かれているのが非常に恥ずかしい。今回この宿を選んだのは、楽天トラベルで予約が取れたからという事以外にも、「お見合い露天風呂」「カラオケ風呂」というなんとも怪しい風呂が存在していたからだ。これはぜひ体験してみないと、というわけだ。

とはいっても、もっとひっそりと「お見合い露天風呂」ってやってるのかと思ったら、いきなり宿の看板に書いてあるんだもんなあ。メチャ売りにしているサービスですか、これ。

しかも、「お見合い露天風呂」と書かれている横に「信州秘湯会」と書かれているのが大変にミスマッチでスパイシーである。

中尾山温泉松仙閣入口

まあ、そんなわけで、イロモノ系のワカモノ向け怪しい宿なのかと思ったわけだが、建物自体は歴史がある程度あるしっかりとした宿でござんした。失礼しました。

なんでも、この温泉は川中島合戦で武田信玄が築城した茶臼山山麓にあり、そのため武田信玄配下の将兵が湯治場として活用していたんだという。ほー。

中尾山温泉松仙閣ロビー

チェックインを済まし、部屋に案内してもらう。

客室

お部屋はこんな感じ。座卓が紫なのがちょっと面白い。

館内案内

館内案内をぱらぱらとめくってみる。おっ、あったぞ。

大浴場
ジャグジー風呂、薬湯、滝湯、ボディーシャワー、遠赤外線低温サウナ、子供遊び風呂(女性風呂のみ)、お見合い風呂、遠赤外線低温サウナ

なぜか遠赤外線低温サウナが二回も繰り返して書かれているが、そういう誤植は兎も角、「お見合い風呂」。さあこれが本日のメインイベントというかなんというか。

その下にはちゃんと解説もあった。

お見合い神社
女性用露天風呂と男性用露天風呂の間にあって、新たな出会いに霊験あらたかな神社。女性が紐を引くとお見合いができます。これがきっかけで結婚された方もいます

何だか、バラエティ番組みたいなんスけど、と言っちゃいけないんだろうな。バラエティ番組の方が真似をしたというのが正解なんだろう。この温泉、由緒正しいのかもしれないが、こういうことを敢えて取り組む茶目っ気というかファイティングスピリットは素晴らしい。

カラオケ風呂

あと忘れちゃいけない、カラオケ風呂。こちらも本日のダブルメインイベントの一つだ。

よく湯船で気持ちよくなっちゃって、鼻歌を歌うってことはあるが、さすがにカラオケをしようってのはあまり聞いたことがないぞ。そもそも、マイクが水没したらどうするんだ。テレビが湿気で壊れたらどうするんだ。

ジャグジー風呂(6人用)に入浴しながらカラオケが楽しめます。家族風呂としてもご利用頂けます。

1時間あたり1,000円でご利用いただけます。フロントにご予約ください。

夜10時から朝10時までは無料でご自由に貸し切り風呂としてご利用いただけます。(カラオケはできません)

素晴らしい。すぐにフロントに連絡してカラオケ風呂の予約を入れる。夕食時間を除くと、実質このカラオケ風呂が使えるのはチェックイン時間から18時くらいまでと、20時くらいから22時まで。1回1時間の貸し切りであることを考えると、早めの予約と早めの実践は大変に重要。われわれは17時からの1時間を予約しておいた。

※値段等は宿泊当時のもの。最新の情報についてはwebサイトを確認してください。どうやら現在は1時間2,000円になった模様。

地酒もいろいろ

おおお?

地酒もいろいろ置いてあるではないか。

なんだかこの宿、ホント不思議だ。フザケてるような、非常にまじめなような。でも、こういうお酒のラインナップを見る限り、すごくまじめなんだと思う。「お夕食は別の個室を御用意しておりますので」なんて話だったし。ここの宿泊客は、全員夕食は別の個室があてがわれて、そこで食事をすることになるらしい。手間暇かけている。

置いてあるお酒、知らない銘柄ばかり。

  • 松仙閣オリジナル地酒 昇輝
  • 源泉で造った純米吟醸酒 龍輝
  • 本老の松 生原酒
  • 信濃光 生しぼり
  • しぼりたて生原酒 渓流
  • 吟醸酒 川中島 幻舞
  • 地酒 桂正宗 辛口

これが利き酒セットとして5種類の飲み比べができるようで、お値段は1.260円。おかでん同様酒飲みであるひびさんに目配せをし、お互い「よし、飲んじゃえ」ということを確認。

ちなみに、地酒のラインナップはいろいろあるのだが、焼酎になると途端に「いいちこ」「ジパング」「鏡月」という定番中の定番に落ち着いてしまうあたり、さすが信州は清酒王国だなあ、という気がするのであった。

お見合い風呂

さて、カラオケ風呂までの時間の間、内湯及びお見合い風呂を満喫しようではないか。

お見合い風呂

泉質は単純硫黄泉。滝湯があったりジャグジーがあったり薬湯があったり、「温泉風情」という点からはやや物足りない感はあるが、慰安旅行などで団体で訪れた際にはくつろぎやすい浴室空間。

お見合い風呂

で、内湯は普通なわけだけど、サテ肝心の露天風呂なんだが。

ぱっと見は普通なのだが、何やら男湯と女湯を仕切っているついたての所に、白いほこらが祭られているではないか。

これがお見合い風呂!?

お見合い神社解説

あー。ほこらの横に絵馬の形をした解説看板発見。うわあ、何だか観光名所に到着した観光客の気分。何だかうれしくなってしまった。この前で記念撮影したい気分。

お見合い神社
この神社は露天風呂で湯ったりくつろいだ中でチョット刺激を求める方におすすめする神社です。女性側が扉を開けると顔を見合わせてお話ができます。
女性に扉を開けてもらう為にさわやかに話しかけましょう。しつこいのはいけません。
お見合いが上手くいったら続きはラウンジでカクテルを飲みながらどうぞ!
さぁ話しかけましょう!新たなる出会いが・・・・

・お見合い神社
(1)お見合い神社の正面に座る
(2)礼をする
(3)おさいせん(御縁玉)を入れ柏手を打つ
(4)女性が扉を開けるのを待つ

・参拝法
(5)お見合いをする
(6)礼をする

・注意
お見合い中は立たないように
湯あたりにご注意

多分、女性側の注意書きにはまた違ったことが書いてあるんだろうが、そちらは当然のごとく未確認(当方男性につき)。それにしても、さすがに男性側は「礼をして待つ」しかできないのだな。あくまでも神様は女性であって、男性は「参拝客」にすぎないわけだ。

「露天風呂で湯ったりくつろいだ中でチョット刺激を求める方」って一体どんな人だ。怪しすぎて、怪しいメーターが振り切ってしまって面白い。「チョット」なんて、カタカナ書きするあたり、この看板を造ったのは結構古い時代だと思われるが・・・。

お見合い神社

で、これがお見合い神社。

ほこらの奥が、ハート形にくりぬいてあって、そこに蓋がしてある。女性側からしか蓋は開かないようだ。男性はひたすら座して待つしかない、というわけだ。

実際、「本当に女神様が現れるんかしらん」とソワソワしながら待つ男性多数。所在なげに露天風呂にしつこく居座り続けているもんだから、露天風呂が人でいっぱい。内湯、がらがら。

なるほど、注意事項で「湯あたりにご注意」と書いてある理由がよく分かった。

ついでに言うと、「お見合い中は立たないように」と書かれてあるのには、笑えた。なるほど、この神社の構造だと、男性がお見合い中に立ち上がってしまうと、見えてはイカン穢れたものが女神様の尊顔の前に現れてしまう。

お風呂に入る前にひびさんに、「いいか、絶対そっちから開けてくれよ?開かないと意味がないからね」と念押しをしていたのだが、30分ほど待ち続けたけど結局このハートが開くことはなかった。

「何をやっとんねん」

風呂あがりにひびさん(女神なりそこない女)を糾弾したところ、「いや、壁の向こうから呼びかけたんでスヨ?でも、答えが返ってこなかったので、窓を開けられなかったんですよ」と許しを請うてきた。「ちゃんと相手を確認してから窓をあけないと、知らない変なオッチャンと会話することになるのもイヤじゃないですか」

なるほど、そりゃごもっともだ。

どうやら、壁ごしに声をかけたが、さすがに銭湯の夫婦みたいに「おーい、そろそろ出るぞー」「はーい」みたいな大声でのやりとりは恥ずかしくてできなかったか。ま、「お見合い」をする以上、事前のそういうやりとりは本来不要なわけであり、壁越しに声が聞こえなくても仕方がない。

お見合いどころか、単に「ひたすら日曜大工感満点の安っぽい白鳥居をにらみつける」ことに始終してしまったわれわれであったが、そろそろ時間なのでお風呂からあがる。お見合い露天風呂の次は、カラオケ風呂だ。

この宿、ご丁寧に湯上がり処が用意されていて、男女の風呂あがりの待ち合わせに最適。

湯上がり処

奥の扉がカラオケ風呂の入口なのだが・・・

ガチャガチャ。

鍵がかかってる。まだ、前の人が使っているらしい。よっぽど盛り上がっているのだろうか。さすがに風呂の中には、カラオケボックスみたいに「残り時間あと10分になりましたがー」っていうTELが入ってくるわけではないだろうから、自主的に時間を判断するしかないのだろう。それにしても迷惑な話だ。

湯上がり処に漫画が置いてあったので、しばらくそこで時間を潰す。