
12:48
車が通れそうなくらい、広くて立派な山道を歩く。
このあたりは「紅葉山」、と呼ばれている場所らしい。
地図で確認すると、確かに周囲からは50メートルほど高い場所だ。

そんな場所には、山頂標識は特になかったと思う。かわりに、水道局の配水池があった。
里山の定番さんだ。どうもどうも。

階段を下っていく。
踊り場部分に、四角いマンホール(ハンドホール?)があるのが独特。先ほどの配水池に繋がっている水道管がこの下を通っているのだろう。

ドドドドドド・・・

階段を下りてきて、ヘアピンカーブ。ここからは緩やかな道へと変わる。

12:54
人んちがあるエリアに下りてきたぞ。
とはいっても完全な山の中。
「高台住まいを目指して、どこまで山奥に分け入って住めるかレース」の勝者がここの住人だ。
軽自動車でないとここまでやってくるのは大変だろうし、かといって軽自動車だと下界からここまで上がってくるのにエンジンが悲鳴を上げそうだ。
標高を下げたようで、まだまだここは標高が100メートルくらいある。
標高100メートルくらいどうってことはないのだけれど、なにせ海まで距離が近い。だからここから一気に急斜面だ。

駐車スペースの木々の隙間から、ちらっと相模湾と三浦半島が見えた。
なるほど、この景色を求めて、ここに居を構えたわけだ。確かに絶景だ。単に隠遁生活がしたくて山奥に家を建てたわけじゃない。
同じようなことを考える人はほかにもいっぱいいるようだ。変わり者ひとりがここに家を建てているわけではなく、他の人の家の屋根も見えている。風光明媚を求めて、山の斜面に家が立ち並んでいる。ただし、「街に出るには高低差がけっこうあって大変」という不自由さと引き換えに。

ここは「羽白山」という名前がついていた。えっ、そうなの?と思うくらい、登りが少ない。等高線でみると、せいぜいさきほどの家から標高が10メートルほど上がっているだけだ。

かなり急な坂だけど、頑張って家が建っている。
その頑張りの成果として、二階に展望台のようなテラスを作っているのが印象的。
(つづく)

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