湘南平(大磯駅発着) / おかでんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
2023年5月のトレイルをどうしようか、と考えていた。
6月から10月を本格的な山シーズンと捉えているので、来月からが本番だ。じゃあ、お前自身の脚力はどうだ?もう準備万端か?
正直、まだまだだ。毎月山や丘を歩いていて、「計画を立てる。家庭内や仕事の調整をする。荷造りをする。出発する。」という一連の事前プロセスに対する忌避感はずいぶん和らいだ。それだけでも成果といえる。
とはいえ、まだまだ脚が弱い。テレワーク三昧で、外出するといえば息子の保育園送迎くらい、という日が珍しくない。買い物だってネットスーパー頼りで、本当に歩かなくなった。
そんな生活を抜本的に改めるためには、仕事を辞めるしかない。でもそれは無茶な話だ。だからせめて、一月に一度は欠かさず山に行こうと思っている。
5月ともなると、相当温かい。東京近郊では冬山装備なしで登れる山が大半になってきた。その分、選択肢が増える。
選択肢が増える、ということは「どの山に行こうか?」ということで悩み始め、また腰が重たくなるのが僕の性分だ。むしろ寒い季節のほうが、気楽だった。
保育園に通っている息子のお迎え時間を踏まえると、登山の時間はともかく往復に時間がかかりすぎる場所には行けない。奥多摩、お前のことだぞ。
東京都だから近い印象があるし、奥多摩駅まで中央線の延長みたいなフリをしていてスルスルと辿り着けそうな雰囲気がある。でも、いざ所要時間を調べてみたら、片道2時間くらいザラにかかることがわかった。平日、安易に行ける場所じゃない。
というわけで、今回選んだのは、相模湾に面した小さな山、通称「湘南平」だ。
JR東海道本線の大磯駅を起点・終点にしてぐるっと周回できるルートがあって、楽しそうだ。駅からバスに乗り換えて登山口へ、という山は計画立案がタルいが、駅からスタートというのは本当に素晴らしい。しかも東海道本線なら便数が多いので、行きも帰りもダイヤを気にしなくて良い、というのも素晴らしい。
2023年05月11日(木)

10:11
JR東海道本線、大磯駅に到着。
登山というのは都心からどんどん山間部に分け入っていき、人里が少なくなってくる方向に向かうものだと思っていたが、今回は違う。JR東海道本線の駅で下車だ。
大磯、といえば「ロングビーチ」くらいしか思いつかない、たいてい素通りする場所だ。少なくとも僕はそうで、電車で下車するのも初めてだ。登山というきっかけがあるおかげで、知らない場所を探検できるのは楽しい。
朝8時、仕事に出る妻、保育園に向かう子供を見送った後に「さて・・・やっぱり今日行こう」と決心して、それで10時に登山口最寄り駅に到着。気軽でとても良い。
なお、今回は湘南平の上に食堂があるらしいので、そこでお昼ごはんを食べる予定だ。だから装備は至ってシンプルにしている。
今年のはじめの頃は、仰々しくエマージェンシーキットやらテーピングテープやらゴテゴテと持参していたが、さすがに今日はそこまでザックに詰めるのはやめた。気楽に行こう。

靴は新しいものに切り替わっている。
三浦アルプスのときに壊れてしまったトレッキングシューズに変わり、新規導入されたものだ。

モンベルの「マウンテンクルーザー400ワイドBOA Men's」。
2025年モデルチェンジ以降、「マウンテンクルーザー400」にワイドモデルも、BOAモデルもなくなってしまった。とても惜しい。そこそこの高山にも低山にも対応できる、バランスの良い靴だったのに惜しい。(とはいえ、岩稜が続く道を歩くにはやはり不向き)
整形外科公認の幅広甲高の僕にとって、わざわざ幅広サイズのモデルを用意しているモンベルには感謝しかない。足を向けて寝るわけにはいかない。あ、でも靴を履くために足は向けるけれど。
BOAというのは、リールアジャストシステムのことだ。靴紐のかわりにワイヤーを使って、ダイヤルをカチカチと回すだけでワイヤーを締め上げてくれる。逆に、ダイヤルを引っ張るとワイヤーが一気に緩むので、「ああ、靴を脱ぎたいなあ」と思ったときにすぐ脱げるし、逆にすぐ履けるので重宝する。
公共交通機関に乗っている時など、歩かない時は極力足を楽にしていたいと思う僕にとっては大事なツールだ。ぱっと緩めて、サッと締められる。
一方でデメリットもある。足の甲が均一に締め上げられるので、ちょっと力加減が微妙だな、と感じることがある。足のある部分は緩いのだけど、ある部分はキツい、といった感じだ。あと、ワイヤーなので、ほんの少し痛く感じることがある。なにせ細い針金だから、いくらベロの部分があっても食い込む。

10:14
オレンジ色の屋根の大磯駅。こじんまりしている。
背後の丘が、これから登る湘南平だ。山のてっぺんはここから見えていないが、だいたいこんな感じのところ。

大磯駅前。渋い。昭和時代の名残、といった風情。

10:19
まずは湘南平の東側に向かう。
なにやら貴族の館みたいな建物が見えるので何事だろうとびっくりしたが、イタリア料理店だった。「大磯迎賓舘」という名前らしい。

東海道本線の線路に沿って東に向かっていく。

整然としているようで、なにげに道がややこしい。

今思うと、線路を挟んだ海側には旧東海道があってそこを歩けばよかった。
でもこの道も悪くない。広い空を眺めながら、真っ直ぐな道を歩くのはとても気持ちが良い。

大きな看板が出ているので何事かと思ったら、建売分譲住宅だった。
建売でこの外観。攻めてるな。昔ながらのロボットの頭みたいな外観で、黒い。客を選びそうだ。

お値段は4LDKで5,880万円。平米数不明。
どうやら売りは屋上のバルコニーらしい。確かにここは良くも悪くもすぐとなりが線路なので、騒音さえ気にしなければ眺望が確保できる。
最寄りの施設からの距離が書いてあるのだが、ここに「大磯駅」という言葉が出てこない。駅から遠いので、敢えて書くとデメリットになりかねない・・・と考えたのかもしれないし、もはやこういうところに住む人は車が当たり前であって、駅徒歩◯分なんて正直どうでもいい、のかもしれない。
(つづく)

コメント