アメリカ食い道楽で肝臓フォアグラ一直線(1日目)

 1999年05月29日(土曜日)

1日目昼食 成田空港ターミナル

【時 刻】 15:00
【場 所】 成田空港第一ターミナル
【料 理】 天ぷらうどん

成田空港第一ターミナル【料理の写真:なし】

成田空港にて

成田空港第一ターミナルにて。こういうところで写真をとるあたり、海外旅行初心者丸出しなんである。首からカメラぶらさげて、出っ歯で団体行動でメガネかけて、のニッポンの由緒正しき海外旅行なんである。ああ恥ずかしい。

・・・まあよい、これを一発かましておかないと海外に出るって気がしない。「壮行試合」ならぬ「壮行写真」じゃ。ぱちり。

搭乗ゲートそばの軽食コーナーで、出発時間までの待ち時間を利用して遅い昼食。「これからしばらくは日本食を食べられなくなるワケだし、いかにもJapaneseFood!ってのを食べなくては」と。その結果、栄えある「最後の晩餐」に選ばれた料理は「天ぷらうどん」也。天ぷら+うどん、という由緒正しき料理なんである。なにしろ、天ぷらというのはあの徳川家康をも殺してしまうくらい獰猛果敢な料理。この料理を食べることにより、毛唐どもに負けない殺生能力をゲットできるに違いない。

ちなみに、お値段は700円。高いよなあ・・・。いくら空港の施設内とはいえ、この値段はあんまりだ。免税店でチョコレートが何個買えるのだろう、と先ほど通り過ぎた免税店の値札をついつい思い出してしまった。いかんいかん、これからジャパニーズマネーを散財しに行こうってのに、たったこれしきのうどんの支払いでどぎまぎしてちゃ、いかん。えへん、えへん。威厳を保たなくちゃ。

しかし、しっかしだ。うどんそのものの原価なんてたかが知れているワケで、700円也の金額の大半が「土地代」と「人件費」って事になるんだろうか。うむ、さすがは空港建設反対派を押しのけて無理矢理作った成田空港。団結小屋を放水やら強行突入やらで壊したツケってのが数十年を経てうどんの値段に跳ね返っているというのか!・・・んなわけないよな、やっぱり。それだったら、東京大学本郷キャンパスの学食だってべらぼうに高い料理が並んでいそうだけど、そういう話は聞いたことないし。

話は本題に戻って、と。さてこの天ぷらうどん、肝心かなめの天ぷら(実際はかき揚げ)がすこぶるまずい。普通日本語では、タネの回りに小麦粉をつけて油で揚げるものを「天ぷら」と称する。しかし成田空港謹製天ぷらだけは、違っていたのだ。大量の小麦粉中にタネがほんの少し、を油で揚げているのだ。主従関係がひっくり返っているわけだ。全く別の食べ物に仕上がってしまっているのだ。

いくらなんでもタネをケチりすぎてやしませんか、店長さん。ガイジンさんがよく利用する土地柄、日本人が想像する「天ぷら」が亜空間に飛んでいってしまったらしい。時空がズレた、そんな感じの天ぷらだった。ちょっとSF風に表現すると、「天ぷらのパラレルワールド」っつー感じだ。

日本旅行の思い出として、帰国直前に「ジャパニーズ・トラディショナル・フード」を食べようとする外人さんがこれを食べたらなんて思うだろう。どう間違ってもiMacのCMみたいに「Yum.」なんて言わないと思うぞ。

しっかしまあ、この軽食コーナーのおかげで「日本食=あのまずい天ぷらうどん」と外人さんにインプットされるのは、日本人として非常に悔しいものではある。空港は、日本の威厳にかけて安くてうまい日本料理を出すべきだ!と思うのは間違っているかしらん。公的資金はこういうところにつぎ込まないと。

ちなみに、麺の方はというと。外人仕様になっているのか、普通の立ち食いうどんの量を1とすると、1.3くらいはあった。うーん、質より量、ですかぁ?

同行したジーニアスは、このときカレーライスを食べていたのだが、これまた街をデモ行進で練り歩きたくなるほど大はずれだった模様。なにせ、ご飯もルーも、全て電子レンジで暖めていたのだから。

ご飯は、サランラップで一人前分包装されたものをたくさん冷蔵庫に保管しているようだった。・・・そんなに売れないのか、ここのカレーライスは!ある程度数が出るのであれば、ご飯ってもんは炊飯器で炊いた方がおいしいしお店だって楽だ。それをやらないという事はよっぽど売れていないのか売れ残りロスを極限まで減らしたいのか。謎だ。

それにしても、成田を発つ前からなかなかパンチの効いた料理を食べさせていただけるとは、この旅行なかなか楽しみになってきたぞ。さて、この後どんなびっくり料理が出てくるのやら。




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