4店舗のカレーを食べたところで、お腹いっぱいになったので「カレーグランプリ」の会場を離脱。
滞在時間、35分。早い。
いやでも、カレーってそんな食べ物だから。いくらイベントで楽しい!嬉しい!とワクワクしたって、さすがにここで2時間も3時間も滞在は無理だ。35分、妥当だと思う。
神田といえば、立ち食い蕎麦屋も結構ある。なので、「神田立ち蕎麦グランプリ」というのがあっても何らおかしくない。もしそういうイベントがあったら、僕は今回と同じく、4店舗くらい食べて、滞在はやっぱり30分前後だと思う。
カレーを食べたあとは、コーヒーでも飲んでくつろぎたいものだ。
そういうわけじゃないけれど、近くで開催されていた「COFFEE COLLECTION around KANDA NISHIKICHO 2018 AUTUMN」に立ち寄り。
開催期間中全国10店舗のカフェが出店し、それぞれの自慢のコーヒーを提供するというイベント。
11月3日、4日の2日間の開催で、1日あたり5店舗。今日は、南は熊本から北は栃木までの5店。東京のお店は含まれていない。よくぞ全国から集まってもらったものだな、とその顔ぶれに驚く。
全国のカフェ事情には疎いので、お店の名前は初めて聞くものばかりだけど。
オフィスビルの一階ロビー部分に、お店が並ぶ。
みんなおしゃれだなあ・・・と唖然としてお店の前をうろうろする。
店員さんはみんなイケメンで、シュッとしていて、なんか僕と人種が違う人たちに見える。青山とか表参道あたりの雰囲気とでも言おうか。
各店舗1杯500円でコーヒーを提供している。
ざーっと眺めていてすぐに気がついたこと。
あれ?全員HARIOの機材ばっかりを使っているぞ、と。
V60ドリッパー、V60ドリップケトル、V60レンジサーバー。
どうやら今回は、全店舗同じ機材を使うという条件に揃えているらしい。面白い試みだ。
しかしドリップの仕方は各店様々で、常道から遙かに逸した職人技を披露していてとても面白かった。お湯を注ぐケトルをかなり上下させ、まるでワカサギ釣りで竿をしゃくっているかのような動きをする人。ドリッパーを片手でむんずとつかみ、持ちあげたり傾けたりしながらお湯を注ぐ人。
それにしても、オフィスビルのエレベーター手前のこんなスペースでイベントを開くんだから、トリッキーだ。
僕は、5店舗のコーヒーを90mlずつ飲み比べができるセット券を購入していたので、飲み比べセットを受け取りに別のカウンターへ行く。
魔法瓶に入ったコーヒーを注いでもらうことになるので、「淹れたてのコーヒーの風味」は味わえない。でも、5種類を飲み比べられるというのは、貴重な体験だ。ありがたい。
というわけで、5種類のコーヒーを受け取る。
5店舗のカフェが自信をもっておすすめするコーヒーだ。
スペシャリティコーヒーなので、やたらと名前が長い。
「
「エチオピア イルガチェフェ G1 コケ ナチュラル」とか、「コロンビア フィンカ サンセバスチャン」とか。
ご丁寧に、それぞれのコーヒー名の下にはフレーバーの記載がある。「ブラックベリー、フローラル、オレンジ、ジューシー」みたいな。そういうのを参考にしながら、自分の舌でコーヒーの味を感じ取れるかどうか。
・・・わからん!
過去何回も、この手のコーヒーテイスティングをやったことがあるんだけど、全然わからないんだよな。そもそも、「ブラックベリー」の味自体を、僕は知らない。
最初は神妙な顔をして、カッピングをする人のように「ずずずーっ」と音を立ててコーヒーをすすり、舌全体にコーヒーをスプレーするようにして・・・と味わっていたけど、だんだん自分の無能っぷりにうんざりして、やめた。
結論:全部うまい。
最後、コーヒーセミナーを受けた。ナチュラルとウォッシュトの違いなどを、スライドでお勉強。
この日の戦果:カレー4杯、コーヒー5杯。トータルの所要時間1時間。いやー、早い。早すぎる。
12時15分にはやることがなくなり、そのまま家に帰った。あっという間の週末のお出かけだった。
(この項おわり)
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