国道走破サイコロの旅

精神メルトダウン編

日 時:2003年(平成15年) 07月19日~21日
場 所:サイコロ任せ
参 加:おかでん、しぶちょお、ばばろあ、ひび(以上4名)

「へべれけ紀行」コーナーの企画として、「越後湯沢→東京 国道走破サイコロの旅」を開催したのが、3月。本来ドライバーは、自分の判断でハンドルを切り、アクセルを踏む。行きたいところに、行くことができる。しかし、その行き先を決める事ができるのは、なんとも脳天気なサイコロの出目だけ。そのあまりに運任せ旅に軽くめまいを覚えつつ、車のハンドルを握ったものだ。

あまりに不毛な、生産性のない旅であったのだが、終了した時点ではちょっとした充実感があったのは事実だった。誰かに行動を拘束される、ドキドキ感。妙な疲労感を覚えたが、同時に「これはやめられない快楽だ」とも感じた。

そんなこんなで7月の海の日連休がやってきた。アワレみ隊BBSでは、3連休を使ってキャンプを張る事を計画していた。しかし、今年は異常気象だったため梅雨明けがずれ込み、海の日前後は雨の予報が出ていた。雨の中ではキャンプはできないなあ・・・と考えたおかでんは、「では(一人で)サイコロ2でも楽しんでこようかな」とメンバーに宣告。すると、興味を持ったしぶちょおがこの企画に合流、それにひきずられる形でひび、ばばろあと「本来キャンプやるはずだった」メンバーがそのままサイコロ企画に合流する形になった。最後まで、ばばろあはこの企画の不毛さに疑問を投げかけていたが、「さあこれから運任せな旅に出るぞ」という一部メンバーのテンションの前では、黙殺されてしまった。

決戦は、7月19日。名古屋城スタートとなった。さあ、運命はどっちに転がる。

国道走破サイコロの旅2-レギュレーション(Ver1.1c/確定版)

1.ただ単に車で「国道」をひた走る企画である。

2.国道が分岐する/交差する地点に到着したら、その道筋一つ一つにサイコロの目を割り当て、サイコロをふる。出た目の国道が次の進路となる。これを、ひたすら繰り返す。

3.土曜日午前に金のシャチホコでおなじみ:名古屋城を出発し、月曜日正午までに参加者各位の所属する市(名古屋市、神戸市、東京23区)のいずれかに駆け込むことができればこの企画はクリア。見事サイコロ運に勝利したこととなる。ただし、出発地が名古屋となるため、名古屋ゴールは2つの県を通過した後でないと認められない。(たとえば、愛知→岐阜→三重まで進んで、ようやく名古屋ゴールの権利が与えられる)

4.地元にゴールした人間は、それまでのガソリン代をはじめとする、車移動に関わった費用の一切を免除されるという優遇措置が与えられる。

5.敗北条件としては、
(1)「これ以上明後日の方向に行くと、明日の仕事に間に合わない」などの理由によりリタイアする場合
(2)月曜日正午で、タイムアップを迎えた場合
のいずれかとなる。なお、(1)の場合は参加者全員による合議の結果、その妥当性が認められた場合にのみリタイアが許される。また、リタイア宣告をしてから、実際にリタイアできるのはリタイア宣告後次のサイコロを振って、その目的地に到着した時点とする。(サイコロの目が出た→ああこりゃ駄目だ、リタイアだという流れは認めない)

なお、車所有者がリタイアを宣告することも可能。リタイア宣告者は、交通費割り勘の金額が25%増しとなる。

6.「今来た道を逆戻り」というサイコロの選択肢は今回は設定しない。

7.サイコロ1と異なり、行き止まりの盲腸国道に突入してしまった場合はそこでゲームオーバーとならず、行き止まり地点まで行ってから折り返しすることで対処とする。

8.国道から脇道に逸れることは原則禁止とする。ただし、下記の条件については、国道からの離脱も認められる。
(1)「車を国道脇の駐車場に停めて、徒歩で移動」し、国道から離れた場所にあるお店や名所に行く場合。
(2)宿泊場所を探す場合。ただし、通過中の国道から半径5km圏内であること。
(3)そのほか、1日1回に限り、通過中の国道から半径5km圏内の離脱を認める。

9.この企画は敢えて自虐的な事をすることに意味があるため、上記ルールの運用は厳格に行う。初日朝にルールミーティングを行うので、そこでの質疑応答をもって最終ルールとする。以降、企画進行に致命的な困難を与えない限りは、ルールの変更は行わない。

きしめんを食べる

午前8時前。決戦当日の朝、名古屋駅新幹線ホーム。

朝食として、きしめんを食べることにした。・・・お昼は一体、どこで食べることになるのだろう。伊勢で赤福?長野で蕎麦?それとも、浜松でうなぎ?全く想像がつかない。いや、それどころか、 昼飯抜きの異常事態にならないとも限らない。まずは、「確実に栄養補充ができる場所」で、きっちりと食事をしておかなければ。

ずるずる。相変わらず、美味い。東京都内の駅に跋扈する立ち食い蕎麦屋とは違う。

名古屋駅前で全員集合したところで、この旅のスタート地点となる名古屋城へと向かった。

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