那珂湊のおさかな市場。
ここを冬に訪れるときは、防寒装備は厳重に。なにしろ、海に面した港なので、とにかく寒い。そしてお魚屋さんなので、お店の中に入っても外と隔てられておらず、やっぱり寒い。
せっかく那珂湊まで来て、いろんなお魚を探そうとしているのだから、「寒い寒い、もう限界だ」と寒さに耐えかねて早々に退却するのは勿体ない。温かい格好をして、十分に魚を見て回るといい。
生かき1個300円、2個500円で売られていた。
岩手県産。
この那珂湊のお店は、僕らをはじめとした大量の観光客をさばくため、地元産以外の魚介類も多く扱っている。
うっかりすると、「なんでこれをわざわざ那珂湊で買ったの?」という産地の魚を買って帰ってしまう可能性もある。もちろん美味しければ文句はないんだけど、ちょっと悔しいので産地はちゃんと見てから買おう。
牡蠣を食べるおかでん。
生牡蠣を食べているシーンって、あんまり写真に撮るもんじゃないな。若干グロい。たとえ美人女優だったとしても、生牡蠣を食べる瞬間の写真というのは微妙な見た目になると思う。
カフェインならまだ量を調整しつつ飲むことができたいしだけど、さすがに生牡蠣を食べるわけにはいかない。彼女は見てるだけ。
僕の住んでいる地域では、頭がついたまんまの魚を売っているお店がほとんどない。なので、こういう陳列を見るだけでも十分に楽しい。
イナダ600円かぁ。買って帰りたいけどなぁ。えっ、1尾じゃなくて2尾で600円?安い!でも、こんなにはいらん!
なお、このお店はスーパーの鮮魚コーナーじゃないので、「すいません、刺身用におろしてくれませんか」などというオーダーには応じてくれない。自分でさばくしかない。まずは出刃包丁を買うところから始めなくては。
あった。あんこうのパック。1,000円。
値段が安いので中国産かな?と思うが、ちゃんと茨城県産だった。地物だ。
安いのは、量が少なめなのと、加えてあんきもが太っていないせいだろう。さてどうしようかな。安いのを何パックか買うのか、それとも量が多くて立派なやつを1パック買うのか、悩む。
こちらは2,300円のあんこうパック。さっきとは違うお店で売っていた。
1,000円のものと比べて重さが2.3倍というわけではないが、可食部分が多いし、キモもしっかり入っている。こっちのほうが美味しそうだ。
ただし、これ1パックで足りるだろうか・・・?2パック買ったほうがいいかも・・・?と考え始めると、2パック4,600円という支出が気になってくる。さすがに高いので、悩ましい。
なお、あんこうの切り身のパック詰めは、中身をよく吟味する必要がある。「あんこうは捨てる場所がない」などと言ってヒレやら皮をあんこうの七つ道具などと呼ぶが、実際それはおまけ的存在のものであって、パックの中がそればっかりだと困る。やっぱり、正肉中心の構成のほうが、鍋としては美味しい。
いつもお世話になっている、干物のお店。今年も買う。ここのさばの干物は本当にうまい。
うまいのだけど、調子に乗ってあれこれ買っていたら今後食べ切れるかどうかわからない。なにしろ、出産予定日まであと1ヶ月を切っているいしは、生まれ次第家を留守にするからだ。お買い物はほどほどにしないと。
お昼ご飯を食べようとすると、那珂湊という場所はなかなか大変だ。
那珂湊にお店はある。しかし、お客さんがいっぱいでどこもとても混んでいるからだ。
そして値段を見ると、観光地物価なのか、それとも良い食材を使っているからなのかはわからないが、結構高い価格設定の料理がずらりと並ぶ。で、結局「こんなに高い料理なら、並んでまで食べたくはない!」という気持ちになってしまう。
今回、森田水産の裏手にある、森田水産直営の回転寿司屋に入ることができた。
もちろんここも穴場的に空いていたというわけではないが、並んで入店。
この回転寿司、一番高い皿が1,100円というのにびびった。
僕は自分の人生で回転寿司に行った経験が乏しいが、基本的に100円皿を中心に食べ、ときどきもうちょっと値段が高い皿にちょっかいを出す、という生き様だった。それなのにkのお店は、500円オーバーのお皿がザラだ。うっかり何皿も食べると、回っていない寿司よりも高くつくぞ!?
さすが値段に自由度がある回転寿司屋だけあって、用意されているネタの種類が豊富だ。3カン食べ比べがあったり、見ていて楽しい。
とはいえ、食い意地が張っている僕にとっては、気兼ねなくバクバク食べるのは気が引ける、というだけで食欲が落ちてしまった。このお店ではお付き合い程度に2皿だけ食べ、ごちそうさまをした。
一方このお店を選んだいしは、僕が全然食べようとしないので気分を害していた。せっかくお店を選んだのに、何だその態度は、と。申し訳ない。
そういういしも、妊娠中ということもあって生ものは注意が必要な立場(全く食べられないというわけではない)。入店するまで並んだ割には、お互い大して食べずにお店を後にした。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (6件)
出産前の小旅行って行きたくなりますよね
うちも安定期に入ってからこちらのサイトを参考にして広島に日帰り旅行に行きました
(たしか、当時あったこちらの掲示板でいろいろ教えていただいたと思います)
おかげで宮島、ますゐ、お好み焼きと堪能できたのをこの記事見て思い出しました
あれ以来広島行ってないのでまた行きたいな~
GUYさん>
子どもが生まれることで、自分の人生が大きく変わる!という節目の覚悟があるので、「さようならこれまでの自分」という気持ちで出産前に旅行に行きたくなるんですよね。
ただもちろん、旅行中に母体が急変する可能性はゼロではなく、人様におすすめできる話じゃないんですけど。
このサイトは殆ど誰も見ていないので、放火する人がいないですが、人気サイトだったら「子どもや母親に万が一があったらどうするんだ」などと焚き付けてくる人がぜったい出てくるはず。
GUYさんは無事に旅行を満喫できて、なによりでした。
出産前の旅行って、写真を後で見返して「ああ、僕ら家族もこういう時期があったなあ」としみじみ感慨に浸るものですよね。
特に、子どもがいないときならではの夫婦の笑顔、っていうのが今となっては貴重。子どもができちゃうと、父親の顔・母親の顔になっちゃうから。
マタニティ旅行、っていう言葉、たまたま先日知りました。
詳しくは調べてませんが、なんでも妊娠中なので、という理由で刺身盛3皿が売りの旅館に生もの変更してくれと頼んだら全部刺身こんにゃくだった、というツイート(いまはポストっていうんでしたっけ?)が話題になってたとかなんとか。
ネットの反応としてはやや「否」寄りの賛否両論な感じだったので「炎上」というほどではない印象でしたが、旅館の名前を出しちゃうのはどうよ、とか旅館から一言くらい相談があってもよかったのでは、という意見とともに、妊娠中の旅行に対する賛否もたしかにありましたねえ。
そういう意味ではたしかにリスキーさも内包した話題なのかもしれませんね。
一平ちゃん>
刺身こんにゃく話は僕も読みました。あれを笑い話としてネタに昇華できていればよかったのにね、と思う。
僕はSNSの危なっかしさについていくのをやめ、もう殆どSNSの投稿はやらなくなった。Xは皆無だし、Instagramは毒にも薬にもならない食べ物の投稿を月に1度程度するかどうか。それで何も不自由はない。
外界とのつながりが減ると楽に生きていけるけど、独居感が増す。本当にこれでいいのか、と思うこともあります。
ちらっとデカフェの珈琲の話が出てますが
あれはコーヒーと思って飲むものじゃないですね。なんか香ばしい飲み物(コーヒーとは違うもの)として飲むと美味しく飲めたりしますが。これはこれでアリなんじゃない?って思える人なら問題ないんじゃないかと。
と言ってる私も積極的に選びはしないんですけどね(笑
余談ですが、アメリカンを専用ブレンドに「乾燥大豆かよ?」ってくらいの焙煎具合の豆で出す
地元コーヒー豆卸の直営喫茶がありまして。
これはこれでなかなか美味しいんですよね。
ティータさん>
デカフェの珈琲、珈琲豆には違いないのになんでこんな「別のマメの煮汁味」になってしまうのか、面白いですよね。かといって、カフェイン抜きだけど珈琲みたいにまったりできる飲み物ってそうそう存在しないのが悩ましい。