神田カレーグランプリ2014

カレー日本一を俺たちが決めてやる(その2)

今年も神田カレーグランプリの時期がやってきた。昨年、4人がかりで15店舗全部を食べて、なるほどカレーというのはいろいろあるものだな、と深く感心させられたのが思い出される。

僕はさほどカレーを愛してはいない。だから、カレーといえば定番のレトルトカレーにタイカレー、そしてインドカレーの王道的なものを知ってるくらいだ。店ごとに微妙に違う味なんて、全然わからない。そんな僕だからこそ、こういうイベントに行く価値がある。食べ歩く事で、ビシビシと知見が広がるからだ。

2014年の今年も行くつもりだったのだが、出場店舗数が20、ということで全店舗食べ歩くという方向性は消えた。昨年は15だったから、なんとか4名集まったし、やったろう!という気持ちを共有できた。しかし、それが20にもなると無理ゲーのニュアンスが強くなってくる。僕のような大食漢ならともかく、女性からするとなおさらだ。僕から参加要請をしてみたけど、去年同行した残り3名は案の定誰一人として腰を上げようとはしなかった。

僕としても、20店舗食べ歩きに対応できる人間を昨年以上の人数、集めるのははなから諦めていた。6名くらいいるべきだと思うのだけど、あいにくご飯モノのイベントにのこのこ顔を出してくれる知人は、僕はほとんどいない。「酒」ならば話は別なのだけど。

今年は多分行かないのかな、と思っていたのだけど、ひょろっと当日時間が確保できたので、一人で行ってくることにした。

神田スポーツ祭りのゲート

2014年11月03日(月)。

神田カレーグランプリは、「神田スポーツ祭り」の一環として行われているようだ。神保町界隈といえばスポーツ用品店、特にスキー用品店の集積地なのだけど、どこも早くもスキーウェアや板といった冬用品を売り出していた。道路脇には、全国各地のスキー場がブースを作って、自分のところのゲレンデのPRに余念がない。

今年はEdyが使えるのでびっくり

今年もやってきました、小川広場。

今年は、全店舗でWAONが使えるようになっていたのが驚きだ。いよいよ、こういう屋外食イベントでも電子マネーか!手数料を取られてしまうので、主催者・出展者ともにうっとおしいだろうに、と思うが、現金をジャラジャラしなくて済むメリットはこういう混雑イベントではものすごくありがたいだろうし、主催者の口座にお金が入ってくる仕組みにすれば、主催者がテラ銭管理するのも楽だ。ただ、出展者としては、現地で現金収入がないので、食材の調達や人件費といった莫大なコストが回収できるのは随分後になる。回転資金の確保という点では、厳しい運営ルールとなったかもしれない。

公式ハンドブックが無料

昨年までは500円で売られていたガイドブックだが、今年はフリーペーパーとして会場で配られていた。そのかわり、去年のようにクーポン券(500円相当)はついていない。昨年、クーポン券が案外使いづらく苦労した記憶があるので、今回フリーペーパーにしてくれたのはありがたい。

中身はフリーにしては充実の出来。貰って損はない。

神田のカレーマップ

神田カレー街公式ガイドマップ2014が張り出されていた。

さすがカレーの街神田、カレー屋がひしめいているではないか・・・と言おうとしたら、案外数が少なくて拍子抜けした。でもよく見ると、「食べ歩きスタンプラリー参加店」のマップだった。実際にこの界隈でカレーを提供する店を全てマッピングしたら、かなりすごいことになっているはずだ。密集しているからこそ、切磋琢磨してカレーのレベルは上がるし、カレー目当てで外部からお客さんがやってくるし、こうやってカレーのイベントが開催できる。競合他店の存在というのは必要だ。

混雑する会場

11時から開始となるイベントだが、11時45分くらいに到着したらごらんの混雑具合。しかし、ずらりとカレー屋台が並んでいるのだが、げっそりするような混雑というのはほとんどなかった。どの屋台も十分な人員を配置しているし、そもそも店頭でカレーを調理しているようなお店は皆無なので、提供が早い。

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