2軒目:Eblack(エブラック)
会場をざっと見渡すと、昨年の「700円縛り」はなんだったのかというくらいどこも値段が安い。でもその分、量も減ったような気がする。もしそれが気のせいではなく、主催者側の思惑なのだとしたら、それはそれで大歓迎だ。やはり来場者としては、人気投票イベントなんだしたくさんの種類を食べて貰おう、ということなんだろう。
一軒目の生碼麺食道のカレーを手にしたまま、すぐ次のお店に並ぶ。もうね、とにかくどこでもいいんだ。混む前に、こっちの胃袋をいっぱいにしちゃう。このEblackというお店は空いていたので渡りに船。
11:50時点で、ほぼ列無しのお店は全体の4割くらいか。長蛇の列になっているのは2割。
このお店が気になったのは、僕の好物である牛すじをカレーにしていたからだ。そういえば、牛すじってあんまりカレーの具としてはお目にかからない気がするのだけど、どうなんだろう。
ルーだけで500円、ご飯付きだと550円と小刻みにメニューを設定しているのが面白い。「もうおなかいっぱいなんだよねぇ」という人向けに、ルーだけでも食べていってください!という配慮だ。
激辛スパイス、というのも別売りであったのが至って僕のお気に召した。こういうのが用意されていると、食べないわけにいかないじゃないかこの野郎。
というわけで、牛すじカレー+ご飯+激辛スパイスで600円。
牛すじをくっちゃくっちゃ噛んでみた。もちろん柔らかく煮込まれているのだけど、やっぱり普通の肉の方がカレーの具としては美味しい気がする。
ご飯は+50円相当なため、量が少なめ。激辛スパイスは、僕にとってはあんまり大差が生まれなかった。
3軒目:T.dining(ティーダイニング)
かつカレーを出すお店、T.dining。小林ファームという畜産農家の豚肉を使ってカツカレーを出します、ということだ。ふーん、カツカレーねえ、平凡だねえと思っていったんは通り過ぎたのだが、よくよく考えるとこの神田カレーグランプリ、「定番商品」であるはずのカツカレーって案外取扱店舗が少ない。なのでむしろ気になった。
人気投票イベントなので、カツをトッピングして単価が上がってしまうのはよくない、と各店舗考えているだろうし、そもそもインドカレーなどのお店においては「かつカレー」という発想自体がない。
本場インドの人に、エビフライカレーとかカツカレーとか食べさせたらどんな顔をするんだろう。いや、一日三食カレーを食べる国だ、それくらいは当たり前のようにやっているかもしれないけど。
「スパイシーな中に女性の優しさを感じられるカレー」と謳っているので、これは是非食べないと。女性の優しさに飢えているから。あ、嘘です冗談です。
生碼麺食道の春雨を食べた後だったので、カツでガツンとくるカレーってのは妙に美味しく感じられた。うん、いいじゃないかこのカレー。
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