全国ご当地かき氷食べ比べ

まるごとにっぽん

僕がお酒をやめて以降、甘いものを食べるようになった。これまでは、甘い食べ物はおろか甘い飲み物も殆ど口にしないくらいだったので、その変わりようは極端だ。なにしろ、おすそ分けでお菓子などをもらっても、食べずに腐らせてしまうくらい、甘いものは食べなかったほどだ。

酒をやめると、これまで酒で補っていた糖分補給を他のものに求めるようになるという。だから、甘いものを欲しがる、という説を聞いたことがある。本当かどうかは知らないけど、僕自身の味覚が変わったのは間違いない。

そんな僕が一番好きなのは、かき氷だ。冷たくて、甘い。酒による刺激が得られなくなった今、冷たい氷というのが、僕にとっては好ましい刺激になっている。

過去、かき氷の食べ歩き企画は2回やったことがある。

かき氷男子になってみた夏2013
短期集中食べ歩きマニアックス(その9) かき氷がブームだという。「かき氷女子」と呼ばれるフリークまで出現してる、というマスコミの報道には驚...
東京かき氷散歩2014
短期集中食べ歩きマニアックス(その10) ※この記事は、2014年夏に「アワレみ隊OnTheFacebook」で連載したものを加筆修正した...

たかがかき氷、されどかき氷。楽しい体験だった。

今年2017年、浅草の「まるごとにっぽん」でご当地かき氷を一同に集めたイベントがあるという。ほほう?食べ歩かなくて、その場で一気に食べられるとなると興味深い。

大規模イベントだったら、行列がキツくてうんざりする。しかし、宣伝の規模を見る限り、結構こじんまりと開催してそうだ。しめた、これはチャンスだ。ちょっくら浅草に行ってこよう。幸い、自宅から近いし。

かき氷グランプリ紹介

かき氷グランプリの表示がちょこっと。3日間の開催。

「まるごとにっぽん」は浅草にやってきた観光客に向けた、日本各地のうまいもんや産品を紹介する施設だ。都道府県のアンテナショップというほどガッツリしたものではなく、もう少し「セレクトショップ」的な位置づけのお店などが入店している。

僕はここで全国の味噌を買うのが好きだ。味見ができるので、事前に食べ比べてみて購入する味噌を選んでいる。

壁

かき氷グランプリの会場があるフロアに向かう。建物の中の、しかもその1/4程度のスペースなので規模はしれている。でもむしろそのほうが、参加する側としても楽だ。もういい加減、東京界隈の人混みにはうんざりだ。

行列

11時過ぎの到着だったけど、それなりの行列。とはいえ、オペレーションはスムーズだし、並びはエアコンがきいた室内だし、全く苦痛ではなかった。

各ご当地のかき氷屋台がずらっと並ぶのだろうか?だとすると、この建物内では無理があるぞ?と不思議だったけど、屋台形式にはなっていなかった。食券売り場兼かき氷提供口は一カ所。なので行列は一列だけだ。屋台形式だと、行列がグッチャグチャになるので、このやり方は正解だ。

かき氷紹介

行列に並んでいる間、お品書きを渡してもらう。

今回のかき氷グランプリに出店しているのは19自治体。それぞれが、オーソドックスなものから奇抜なものまで、趣向を凝らしたかき氷を提供している。

カウンター奥の様子を見ていると、どのお店も氷部分は共通だった。ガンガン氷を削っていって、オーダーが入ればそのオーダーにあわせて、トッピングやシロップをかける。なので、違いは「上の部分だけ」ということになる。

練乳を混ぜた氷で作ったかき氷、とか「うちのかき氷は削り方が違うのでふわふわですよ」といった差別化は、今回は一切ない。でもそれで正解だと思う。各自治体がバラバラに作っていたら、場所が足りないしお客が全然さばけない。

自治体パンフ

エスカレーター脇には、各自治体のPRパンフレットがずらりと並ぶ。ご当地PRに余念がない。そりゃそうだ、今回出店している自治体は、かき氷で村おこし町おこしをやろうとしているわけじゃない。かき氷は単なる呼び水だ。

かき氷紹介

中には、行列中の来場者にかき氷レシピを配ってPRをする自治体まであった。熱心だ。