東京かき氷散歩2014

短期集中食べ歩きマニアックス(その10)

※この記事は、2014年夏に「アワレみ隊OnTheFacebook」で連載したものを加筆修正したものです。

昨年、かき氷の食べ歩きを集中的にやったので、今年もどうしたものかとぼんやり考えてはいた。

東京かき氷散歩のパンフ

そんな中、「東京『かき氷』散歩。」という企画が8月中、東京駅界隈で開かれる事を知った。これは、八重洲・銀座・日本橋エリアのかき氷を提供するお店23店が1枚のパンフレットになって紹介されているというもの。各店舗ごとに、先着で特製のかき氷カンバッジが貰えるらしい。

特にスタンプラリーといった横の繋がりはないのだけど、「1枚のパンフレット」に23店舗紹介されていたら、全部食べ歩きたくなってくるじゃねぇかこの野郎。もちろん、主催者としてもそれを狙ってのことだろう。

そんなわけで、全店舗巡れるかは不明だけど、できるだけかき氷を食べ歩いてみることにした。

何しろ23店舗だ。1カ月で巡ろうとしたら、食べない日があることも含めると1日に2軒くらいは回らないといけない。ホントかよオイ。しかも、1店舗500円から1,000円くらいはするので、かき氷だけで1万円を超える出費だ。ホントかよオイ。

ちなみにイベント期間は2014年8月1日-31日。一ヶ月しかない。お盆の帰省がある時期だし、うかうかしていたら全店制覇なんて無理だ。・・・って、もう既に「全店制覇」が前提になってるんだな。我ながら呆れる。

【01軒目】 日本橋案内所(室町COREDO) 2014年8月20日

日本橋案内所

1軒目は、室町COREDO地下一階にある、「日本橋案内所」。

和な風流みやげを売りつつ、日本橋界隈の観光案内もしつつ、軽食も食べられる場所で便利がいい。スタッフの女性は和服を着こなし、外国人スタッフもいる。金髪の外国人女性が和服を着ていると、思わずはっとする。和服っていいもんだな。

最近の日本橋はCOREDOの開業も相まって鼻息がとても荒い。街の風情からいったら、すでに銀座を追い越していると僕は感じている。銀座は安い店が増え、ゴチャゴチャした印象が強くなってきている。その点日本橋は三井財閥がしっかり土地を管理しているので、すっきりした街になっていて心地良い。

そういうことを意識してのことだろう、こうやってCOREDOの地下に案内所を作り、来客の便宜を図っている。

抹茶かき氷

ここで食べられるかき氷は、山本山の抹茶、榮太郎総本舗のあんこ、八木長本店のきなこを使っているという凝りよう。そのいずれも、日本橋を拠点とする老舗の店だ。日本の内外に、「これが日本だ!」ということを知らしめる、そんな力の入った逸品。

抹茶かき氷

抹茶かき氷(842円)。

味はとてもお上品。1軒目として、さい先の良いおいしさだった。

オリジナルの缶バッジが貰えた

日本橋案内所のオリジナル缶バッジを貰えた。抹茶かき氷の絵が描いてある。貰って嬉しいけど、さてこれどうしよう。

【01軒目】銀座わしたショップ(東京都中央区銀座) 2014年8月20日

わしたショップ内のイートイン

沖縄県のアンテナショップ的存在、「銀座わしたショップ」の軽食コーナーでもかき氷が扱われている。

シークワーサー氷り

店頭に、かき氷の看板が出ていた。「沖縄を食べる。」と書いてある。おう、食べちゃろうじゃないか。

シークワーサー氷はほぼ白い

シークワーサーかき氷(500円)。

皮の繊維質が氷の中に混じっていて、それがとてもさわやか。単なるシロップとは違い、季節感を感じさせるおいしさ。僅かに柑橘系の色がついているけど、氷の白さが際立つかき氷だ。色気がない、といえばそれまでだが、これを見てしまうと「ブルーハワイ」のような毒々しい色のかき氷は怖くて手が出せなくなってしまいそうだ。

店員さんのうっかり忘れか、既に先着完売御礼だったのか、缶バッジは貰えなかった。貰えなかったら貰えないなりにスゲー悔しい。

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