天城ィィィごォォォォ(以下自粛)【天城山縦走】
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全22話。
2016年10月の登山記。
山に登るたびに、ヒリヒリ感を覚える。マイカーを持っているならともかく、公共交通機関を使うとグイグイと財布からお金が消えていくからだ。本文中でも書いたけど、財力がある程度ないと登山は難しい。特に、「日本百名山」の制覇を目指すなら、なおさら。
この日帰り登山で要したお金は、1万円じゃきかない。痛いなあ、もう。
でも、驚くべきことに、登山好きの中高年の方なんて、「毎週のように山に行っている」というのがザラにいる。いくらリタイアして余暇を過ごしているとはいえ、よくやるぜ!と思う。体力もさることながら、財力がすごい。さすがワーキングプアな現役世代とは金銭感覚が違う。
で、そういう人たちはさぞやプロだろう、と思いきや、案外遭難に遭ったりもしている。最近、「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか (ヤマケイ文庫)」という本を読んだのだけど、遭難して死んだ人たちの中で、上記のように頻繁に登山をしていた人も含まれている。経験や回数だけでは遭難は回避できない、ということだ。
「遭難するやつは備えが悪い、判断が鈍い」と単純に批判できないのが、山の難しさであり怖さだ。僕だって、いつ遭難するかわからない。現に今回の縦走で、軽く道をロストしているわけだし、他人事ではない。
登山をするに当たって、それ用の保険には入っている。山岳救助隊が出動するようなことになれば、あっという間に多額の費用がかかるからだ。ヘリを1時間飛ばして50万円とか、地上での捜索隊の日当が一人あたり2万円以上かかる、とか。歳を重ねるにつれ、こういうリスクは高くなる。死ぬまで楽しめるライフワークとしては登山は無理だ。とっとと百名山をクリアして、あとは悠々自適の低山ハイカーになろうと思う。
短編
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短編を色々掲載。食べ物関係ばっかりだ。
アワレみ隊長崎ツアー補足
「池島全景 離島の《異空間》」という書籍を手に入れ、非常に参考になった。2017年5月15日に刊行されていて、僕らが池島に行った後のものだ。豊富な写真と緻密な文章で、今更ながら「へええええ!」と感心させられた。池島の過去から現代までをきっちり紹介している。
単に「ウヒョー!島中廃墟だ!フォトジェニックぅぅぅ!」と写真を撮っているのではなく、この島を後世に記録として残そう、という気概がある。池島に行こうと思っている方、行った方、必読といっていい。写真を見るだけでも見応えがあるし、文章による解説を読むとさらに感心させられる。
ただ残念なことに、この著者は島のネイテイブではない。取材自体も最近のものだ。なので、大変よく取材されてはいるのだけど、昔のことを詳細には説明できていない。あくまでも現在からみた過去の紹介、という形だ。とはいえ、これ以上ないすばらしい本。
アワレみ隊長崎編の記事は既に掲載していたけど、この本を読んだことで様々な間違いや加筆すべきことに気がついた。なので、8月末に池島に関する記述を大幅に書き加えた。興味がある方はあらためて読んでみてほしい。
一方、外海の振興に大きく寄与したド・ロ神父に関する本も図書館で入手した。昭和52年刊行のもので、文字は小さくフォントも今風ではなく、かなり読みにくい本だ。緻密にド・ロ神父の日本での生涯を紹介してあり、当時の写真や文献もある。さすがに斜め読みしかしなかったけど、時間があれば熟読したかった本。返却期限が迫ってきたので、完読は諦めた。
今後の連載予定
まだ決めていないけど、へべれけ紀行の長編ものとしては「登山」「温泉」「その他旅行」に大きくくくれるので、時系列関係なく、これらが順番にくるように連載していこうと思っている。
あと、9月下旬にアワレみ隊が長野に行く予定になっているので、いずれそれも記事にするだろう。しかし、ネタ企画旅行ではないので、山奥の森の中でじんわりしてくる。記事としては地味だと思う。
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