
恵那駅周辺の和菓子店で買ってきた栗きんとんを食べることにした。
場所がないので、駅前のバス停留所近くのベンチを使わせてもらう。
ええと、この栗きんとんはどこのだ?
栗きんとんを買い集めるときの注意点。うっかりすると、どこのお店のものかわからなくなってしまう。ちゃんと覚えておこう。

だってほら、包装紙には店名が書いていないものがある。
ちなみにこれ、後で調べたら「菓舗ひとつばたご」の栗きんとんだった。
キュイーンとひねり上げたシルエットが特徴的。

「そういえばみんなで記念撮影していなかった。写真撮ろうぜ」
と声をかけ、一枚。
しぶちょおが
「ほとんどモザイクになるな」
と呟いたが、なるほど確かにそうなった。ボカシがかかっている人の方が多い記念写真に。
まるで、「昔ワルいやつらとつるんでいましたが、今では更生しました」という人の昔の写真みたいな構図に。

さっきの「ひとつばたご」の包装が縦に「栗きんとん」と書いてあったが、これは横に書かれている。
「恵那寿や」の栗きんとんだ。

恵那寿やの栗きんとん。餃子を包むような形になっている。
先ほどの「ひとつばたご」が代々木第一体育館(丹下健三設計)のような形をしているのに対して、こちらはまるで新国立競技場(隈研吾設計)のようだ。

菊水堂の栗きんとんは明確にデザインが異なっているのでよくわかる。店名が入っているし、そもそも「栗きんとん」の文字が横っ面ではなく上面に描かれている。
それもこれも、このお店は保存が利くようにと真空パッケージが施され、その中にこの袋が入っているからだ。

菊水堂の栗きんとんは、グイッと指の跡がつくような、力強い成形が特徴。

返す刀で、ひとつばたごの栗粉餅も食べよう。
本当はこれ、後にしようと思っていた。しかし、ちょうど今はお昼時で、恵那近辺で僕らが手頃に食べられるお店がぱっと思い浮かばなかったので、このまま中津川に移動することに決めた。そうするとお昼にありつけるのはまだまだ先なので、じゃあそれまでの場繋ぎで、ということで。
ひとつばたごの栗粉餅は、濃いめの茶色。これまで食べてきたのが、もっと黄色っぽい色の栗粉だったので、「おっ」とびっくりする。あと、ちゃんとお皿に盛り付けやすいように、一つずつ小分け用の容器に栗粉餅が入れられている。だから、容器いっぱいに栗粉がまぶしてあるようなワイルドさはない。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (4件)
今や東京都内のデパートに並ぶ中津川の栗菓子❗️出身者としてはなるほど🧐と感心しきり
所謂,地域起こしかな⁉️季節の贈答品としては喜んで頂けますね、
桂川保彦さん>
贈答品として栗きんとんをいただいたなら、かなり嬉しいですね。
ただ、贈る側としては、恵那地方の栗きんとんはおせちに入っているのと違うんだ、という説明をしなくちゃいけなくて面倒かもしれませんね。
希少な存在なんだよ、と説明しても、贈られた側が「へーそうなんですかー」の一言で済ませてしまうと、相当ガッカリしそう。
栗の和菓子
中津川が有名ですが
恵那市にも
地元の人に人気の栗菓子が
いっぱい有ります
次回は是非来て下さい
加トちゃんさん>
今回、恵那の栗きんとん・栗粉餅もあれこれ食べて美味しかったです。
ルートイン恵那のすぐ隣にトレーラー型のホテルがあって面白そうなので、次はそこに泊まりつつ周辺の食べ歩きをやってみたいですね。