わずかにある民家の脇を通り抜けたり、細かいアップダウンがありながら自転車は先へと進む。現在の青梅街道はトンネルを掘り、できるだけまっすぐ道が通っている。しかし旧道は山を右往左往しながら避けていくので大変だ。時には青梅街道を右に見たり左に見たり、見上げる位置にあったり見下ろす位置にあったり。
道路だって、また舗装されるようになった。道幅も十分。週末だというのに、ここを走る自転車はほとんどいない。快適なサイクリングだ。
むかしみちを走る。ただでさえあちこちのスポットで立ち止まっているというのに、写真を撮るためにさらに停まっている。
むかしみちにもトンネルがあった。
青梅街道に合流するところで急な坂。ここが一番むかしみちの道中で厳しい坂だった。さすがに電動アシスト付きであっても重力に抗いきれず、同伴者は自転車を押して通行していた。
本当はここから先もむかしみちは続いているのだが、通行止めのためこれにて終了。奥多摩湖までもう少し、青梅街道を使って進んでいくことになる。
車がびゅんびゅん走っている青梅街道。信号なんてほとんどない場所なので、車は容赦なく飛ばしている。こんなところをのこのこ歩く人なんてふつうはあまりいないので、歩道の広さは最低限だ。自転車は、すぐ脇を走る車の風圧でふらつきながら進んでいくことになる。
目の前にトンネルがある。むかしみちが全線開通していれば、このトンネルもスルーできたのだけど、今回は仕方がない。結構長いトンネルだが、頑張らなくては。
ただいまトンネル通過中・・・。
暗いし、排気ガスが充満しているので自転車を漕ぐには向かない場所。
トンネルを抜けた先には、小河内ダムがあった。このダムを支えるダム湖こそが、東京都の水がめと呼ばれる「奥多摩湖」になる。というわけで、ゴールはもうすぐ。標高差も、あのダムのてっぺんのところまでだ。ほれほれ頑張れ頑張れ。
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