ライトかつエレガントな縦走【金時山】

16:21
箱根の外輪山巡りをやめ、宮城野に向けて下っていく。

宮城野にはバス停があるので、タイミングがあえばそれに乗ってもいい。タイミングがあわなければ、強羅まで歩いて、箱根登山鉄道に乗って箱根湯本に出るつもりだ。

実はこれまで、箱根登山鉄道には乗ったことがない。この界隈はすべて車で訪れているからだ。だから、ちょっと憧れだったりする。スイッチバック!いいじゃないか。

ただ、強羅駅というのは、山腹にある。宮城野から強羅の間には早川という川が流れていて、そのために谷ができている。強羅に向かうためには、谷から少し登り返さないといけない。若干のタルさはある。さて、どうしようか。それは、時間の運次第だ。

16:03
さあこれから下山開始だ、ぐいぐい標高を下げるぞ!・・・と思っていたところで拍子抜けな光景。

あれっ、もう何やら電柱が見える。一気に文明の利器が支配する世界にたどり着いてしまった。早い。

16:12
さすがにすぐ民家と遭遇するようなことはなかったけれど、もう下界に下りたも同然。

階段のところで、「下山してきたわたくし」というタイトルで記念写真を撮る余裕っぷり。

砂防ダムを脇に通過していく。

砂防ダムがこのような状態になっている、ということは、山の上から土砂が崩れてきて、堆積した結果だ。ダムなんてなかったかのように、水平に通過していく。

この頃になると「勝ったも同然」という気持ちになってきていて、自撮りをする機会が増えた。

なにしろ、登山道脇に、トラロープで柵が作ってあるんだもの。これはものすごく親切設計ですね、つまり下界ですね。

16:17
比較的まっすぐ山の斜面を下りていく。

16:18
おっと。いよいよ本当に下界に降りてきたぞ。

右斜め前に別荘が見える。地図を見ると、このあたりから別荘地が開けているようだ。

看板を見ると、宮城野まであと20分。

通りすがりに別荘地を見やる。

いや、これはかなりお金持ちが住む別荘地だな。ちゃんと生け垣があって、庭には松などが植えられている。どれも手入れに手間がかかる植物だ。セカンドハウスにここまでお金をかけられるって、すごい。

別荘といってもバンガローに毛が生えた程度のもので、うっそうとした森の中にひっそり佇んでいるようなものが結構ある。でもここのは、金持ち感があって問答無用だ。

ここ、別荘地の最果てだけど、最果てってむしろ値段が高いのだろうか?自然豊かだ、とか目の前をよそんちの車が通過しない、とか。別荘地における地価やヒエラルキーってのがよくわからない。

建物だって、お金をかけている。

なんかこの家、煙突がにょっきり壁から突き出ているぞ。暖炉があるのかー。ええなー。

16:21
あれっ?

このまま別荘地の中を行進するのかと思っていたけど、また山道に戻っちゃった。

今のは、たまたま別荘地をかすめただけだったらしい。

(つづく)

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