ライトかつエレガントな縦走【金時山】

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3月に丹沢山系の大山を登頂し、「これは幸先がいいぞ」とご満悦の2018年シーズン。

精神的疲労から温泉療養で幕を開けた2018年だったけど、なんとか登山を開始することができた。

ただ、1月の那須湯本温泉療養のときと比べ、3月の大山登山の写真は明らかに太っていた。それもそのはず、体重が5キロ以上太ったからだ。それもこれも、うっぷん張らしのために「食べる・寝る」にあけくれたからだ。特に「食べる」ことについては、コストコの1.4キロティラミスや900グラムのポテトチップが満たしてくれた。その結果は短期間に、てきめんに体型の変化で証明された。

体重が増えると、山登りにも大きな支障が出る。当たり前だけど、背中に重りを背負っているのと一緒だからだ。荷物が数キロ増えるだなんて、考えただけで悪夢だ。

ダイエットはおいおい考えるとして、とにかく気晴らしがしたい。気晴らしができていないから、1日500グラムものティラミスをドカドカと食べるんだ。

なので、また日帰り登山をやることにした。どこがいいだろうか?と調べたところ、候補に上がったのが「金時山」だった。

箱根の芦ノ湖と御殿場の間くらいにある。

芦ノ湖を取り囲むカルデラの外輪山でもっとも標高が高く、風光明媚な山だという。標高、1,212メートル。

「まさかり担いだ金太郎」の童話でおなじみの金太郎は、この地の出身とされる。

神奈川県と静岡県の県境で、東京からみるとかなり遠い場所だ。こんなところに日帰り?と身構えてしまうが、実は都心からお手軽に行ける山だった。

2018年04月13日(金)

08:06
それは、これ。高速バス。

東京駅八重洲口またはバスタ新宿から、御殿場経由で箱根桃源台行きのバスが出ている。所要時間は約2時間で、御殿場と箱根の境界線となる乙女峠のバス停に到着する。

乙女峠のバス停から山頂までは、2時間弱。その気になればえいやっと登れてしまう便利の良さと、手頃な登山時間。当日の天気を見極めた上で、装備を減らして身軽な格好で登ることもできる。

バスの運賃は、正確には覚えていないが2,000円前後だったような気がする。バスだけあって、所要時間の割に安い。これでかなりお金がかかったり、バスの予約が面倒だったら、やる気を失っていただろう。腰が重たかったかもしれない。でも、サクッと払えるこの運賃なら、登らないという選択肢はなかった。

(登山というのは、身一つで楽しむ娯楽のように見えるけれど実際はかなりお金がかかる。装備もさることながら、往復の旅費の負担は大きい)

東京駅八重洲口バスターミナルを起点に登山に旅立つのは、鳥海山のとき以来だ。

あのときは、八重洲のバスのりば周辺には大したお店がなかった記憶があるけれど、今はいろいろなお店が充実していて驚かされる。まぐろ丼のお店があるだなんて。

おむすびを売っているお店もある。

手軽に食べるという点では、マクドナルドもありだ。ただし、ハンバーガーをバスの中に持ち込んで食べると、匂いが周囲の迷惑になるのでおすすめはしない。

こういう写真をあれこれ撮っているのは、今後このバスターミナルを使う際に「メシの調達は素早くできるかどうか?」という参考にするためだ。

でも、それと同時に今この状況をワクワクして楽しんでいるからでもある。

08:16
バスターミナルって、テンションが上がるよな。しかも、高速バスのターミナルならなおさら。

何を今更、と我ながら思うが、こうやって自分が乗る立場としてバスを待っていると、ウキウキが止まらない。

電車駅も好きだが、東京駅のように巨大駅になると全部を見渡すことはできない。しかし、バスターミナルだと、見渡せる範囲に乗り場がある。しかも、小回りがきくバスが、ひっきりなしに発着している。東京駅ともなると、茨城県千葉県神奈川県静岡県、と周囲あらゆる方向のバスが行き交っているので、それを見るのも楽しい。電車だと、当たり前だけど行き先というのは限られるものだ。

08:32
バスに乗り込み、箱根を目指す。

週末だったら、東京からレジャーでお出かけする車のために東名高速は大渋滞するかもしれない。それで登山開始時間が遅れるのは最悪だ。なので、わざわざ出発日を平日の金曜日にした。おかげで、渋滞には見舞われずに順調に東京脱出となった。

10:23
御殿場を過ぎ、山道に入っていく。

ずいぶんと登ったところにあるのが、「乙女峠バス停」。ここでバスを降りる。

バスはこの先トンネルをくぐり、箱根のカルデラの中へと入っていく。エヴァンゲリオンで「第3新東京市」が作られた場所である仙石原のあたりだ。

バスを下車する際に気をつけなければいけないのが、「乙女峠」を名乗るバス停は2つある、とうことだ。

御殿場側に「乙女峠バス停」がある一方、トンネルを超えてバス停2つ先に「乙女口バス停」というのもある。まあ、どっちからでも登山できなくはないのだけれど、「乙女峠から登る」といえば、今いる「乙女峠バス停」が正解。

バス停前には、「ふじみ茶屋」という茶店があった。

不死身?

どういうことだろう、何か験担ぎの湧き水があるとか、そういう伝説があるのか?と思ったが、よく考えるとここは富士山から近い。「富士見」の茶屋、ということだ。当たり前過ぎて、事実を知っても「なんだ」とため息しか出なかった。

その証拠に、「富士山眺望遺産」なる展望台があるようだ。すげえな、世界遺産、日本遺産といろいろあるけれど、ついに「眺望遺産」なる概念まで登場したのか。

ちなみにこのふじみ茶屋のところに登山客が車を駐車すると、1台につき1,500円なんだそうだ。マイカーでやってきて、乙女峠ピストンにするなら便利だ。

(つづく)

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