歴史が動いた・紙メニューのばんや【ばんや冬の陣2018】

熟慮中

真っ暗なディスプレイに変わって用意されていたのが、各テーブル上に置かれていたメニューだった。

何の変哲もない、メニュー。

これは普通過ぎる。ばんやらしくなくて、一同戸惑う。

注文の仕方は、昔から変わらず。卓上の伝票に自分で注文を書き込み、店員さんに渡すスタイル。

カラオケボックスのように、タッチパネル端末で注文!という仕組みには、さすがになっていない。

紙メニュー

それにしても、ばんやに通い始めてもう長いけど、紙のメニューをめくるという機会は初めてだ。

液晶ディスプレイでメニューを表示する前の時代は、壁にメニューの札がずらりとぶら下がっていた。売り切れると札が裏返しにされる、という仕組みだった。

その頃から知っているので、まあなんとも、紙メニューの違和感たるや。

紙メニュー

「ディスプレイの調子が悪いので、一時的にメニューを作りました」

という気配ではない。これは本気で、紙のメニューを作ったっぽい。どうするんだディスプレイ。

紙メニュー

紙のメニューだと、その日の水揚げにあわせて臨機応変にメニューを変えることは可能だろうか?

ある程度、メニューが固定化するのではないか?とちょっと心配。

紙メニュー

心配はともかく、どうもメニューが頭に入ってこない。

これまでは、巨大ディスプレイにバーンとメニューの大半が載っているので、それを俯瞰することができた。

しかし今回は、ペラペラめくったり戻したりしながら、メニューの全貌を理解していかないといけない。

3人だけど、なかなか注文がまとまらず、しばらく時間が過ぎる。

紙メニュー

ほう、最近のばんやはTwitterもやってるのか。時代だなぁ。

注文票

まず第一回選択希望選手を書き連ねてみる。

今回参加しているのは、おーまさん、もぐさんと僕の3名。「のっとれ!松代城」でチームアワレみを組んでいる仲間だ。もぐさんとは初めてのばんやだけど、おーまさんはばんや経験が豊富だ。

で、彼は「エンザラ煮」を頼むというのが、謎の定番になっている。初めての際に、「黒カマス科エンザラ煮」と書かれたメニューに衝撃を受けたのがインパクト大だったからだ。

今回も「エンザラ味噌煮」のメニューがあったので、おーまさんに「頼むなよ?エンザラ煮を頼むなよ?」と敢えて突っ込みを入れておいたが、案の定伝票には「エンザラ味噌煮」と書き込まれていた。お約束は今年も繰り返す。

(つづく)

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