
キャベツを四等分する。
「えー、これが二人の初めての共同作業になります」
とか言いながら、二人がかりで切り分ける。見よ、イイカンジだぞ。

「四等分では食べにくいぞ」
「でもこれ以上包丁は無理だ、キャベツが崩れてしまう」
「もう、はさみでいいじゃん」
ということで、またもやはさみ登場。今日は大活躍だ。教訓。塊なものを料理するときは、はさみは必須。
はさみでチョキチョキ適当にキャベツを切り刻み、これぞまさにキャベツ大爆発、という様相を呈してきた。
バラバラにしたところで、早速全員が箸を伸ばす。
「うまっ!」「うまい!でも辛い!」「辛い辛い、でもおいしい」
一同、夢中になって食べた。そう、これはかなり美味しかったのだった。あらかじめ調べていたレシピでは、挽肉の味付けとしてケチャップを使う、となっていたのだが、今回はピカンテソースを使った。それが功を奏した。深みのある味わいになり、ケチャップだけでは出せない旨さとなったのだった。ピカンテソースでなくても、サルサソースがあればいい。これはバーベキューの定番にしてもいいくらいのヒットだった。
その証拠に、あれだけ全員満腹だと言っていたのに、このキャベツ料理は完全に食べきってしまった。残飯を気にする時間帯に突入しているのに、旨いものを前にすると人間別腹モードが発動するのだな。

おやびんが朝早くからフルーツを自宅で仕込んできてくれていた。ありがたく頂戴する。

デザート食べてバーベキューは終わり、の雰囲気だったのだが、
「まだ炭火は火力が残ってるね」「焼きそば、どうするかなあ」
という話になってきた。結局、「残っても邪魔だし」ということと、「お持ち帰り用のジップロックあるし」ということで、作っちゃうことにした。フルーツ食べた後に焼きそばって明らかに順番が違うが、ええいもうやっちゃえ。
で、フルーツでリフレッシュされた胃袋と舌は、この炭水化物を大いに歓迎して受け入れてくれた。案外食べられるものだ、これも残さずに食べてしまった。

16時に撤収、ということにしていたので、15時半から片付けを開始する。この頃になると、バーベキュー広場の流し場は人でいっぱい。

炭火は、水で消化しなくてもいい。流しの脇に炭を捨てるエリアがあるので、まだ火がついたままでもここに捨てればOK。

最後、お土産物の分配が行われた。一人1本ずつくらいの勢いでペットボトルのお茶が配られたし、ジップロックに詰め込まれた「調理済みの肉と野菜の詰め合わせ」も気前よく配られた。今晩または明日の朝は食事に困らないぞ、これを食べりゃ十分だ。
結局、行きの時よりも帰りの方が遙かに重たい荷物を持つことになった各自。まあ、それはそれで良い思い出だ。
満腹になって体が重たいので、最後は広場でフリスビーをして楽しんだ。楽しい会だった。次回は12月に、芋煮会をやるか!という話になっている。随分寒い時期だけど、鍋で暖まる会というのは楽しそうだ。参加してくれた方には感謝。またお会いしましょう。
(2014.10.04)
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