折角なのでドリンクは「ジュース 250円」を選んでみた。
ジュース、というのは一般的に甘い飲み物(除くアルコール)を指すものだと思うが、日本の飲食店においては「ジュース」といえば「オレンジジュース」がやっぱり定番だ。
昔はオレンジジュース以外選択肢がなかったのか?ポンジュースだと値段が高すぎる、とかその他の飲み物は制約が大きかったのだろうか。
ちなみにこのお店の「ジュース」は「リボンオレンジ」だった。
「リボンオレンジ!あったな、そんなのも!」
完全にノスタルジーの世界だ。普段こういうのを頼む機会なんてないので、珍しいったらありゃしない。
「ところで『リボンシトロン』の『シトロン』ってどういう意味だ?」「さあ?」
お通しの牛すじ。牛すじ大好きな人間にとって、こういうお通しはたまらないものがある。
焼き餃子。シンプルだけどうまい。にんにくが入っていないのであっさり気味ではあるけど、かなりいい感じ。
焼き餃子と外見は一緒なんだけど、噛み付いてみれば中にニラが入っているという餃子。
ああそうか、さっきの焼き餃子はにんにくだけでなくニラも入っていなかったのか。どうりであっさりしていたわけだ。
水餃子。香草がたくさんかかっている。
このお店では料理を注文する際に、香草を追加するよう依頼することができる。100円増し。
水餃子を香草トッピングした結果、このようなビジュアルになる。うまそう!
この水餃子、うわさにたがわぬ美味しさだった。なによりも皮がうまい。注文してから皮を作るという手間はなるほど納得だ。このもちもち感はできたてだから実現しているのだろう。
そろそろシメ。三軒ハシゴした立石食べ歩きも終わりだ。
最後の最後にお願いしたオーダーは、香菜麺。ラーメンにパクチーがたくさん載ったものだ。
ラーメン専門店のラーメンもいいけど、こういう「中華料理屋のラーメン」もいいよな。パクチーのうまさも相まって、これはラブリーな良さがあった。
ディープ立石オフ、これにて終了。15時からスタートして、19時頃まで。約4時間で3軒ハシゴしたことになる。
それにしても立石の飲食店の豊かなことよ。いろいろな町でよく見かけるチェーン店もあることはあるが、そうではない、個性豊かなお店がたくさんあって頑張っている。
「ノスタルジーだよね」と部外者が勝手にレトロ感を生暖かく愛でる、という構図ではなく、ここはれっきとした古くて、でも古くない「現在進行形」の飲食店がいっぱいだった。
没個性のお店が多い中、この町は本当に魅力的だ。ハシゴ酒をしたくなる気持ちもよくわかる。
つくづく僕は思った。酒を飲んでいた頃、この町に住んでいなくて良かった、と。
<おまけ>
解散後、「デザートを食べに行こう」という話になって、日暮里にある「愛玉子(オーギョーチー、と読む)」で愛玉子を食べた。台湾屋台デザートの定番だ。
レモンシロップでさっぱりと食べることができて、良いデザートに・・・はならんな、愛玉子って、何気に胃袋に溜まるゼリー状の食べ物だから。
(この項おわり)
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