バトルアスリーテス・アワレみ隊大運動会2010

本日の営業のご案内

レクリエーションセンターには、「本日の営業のご案内」というホワイトボードが設置されていてできる事・できない事がはっきりと分かった。これは大変分かりやすい。同じボード、しかも全施設・競技の情報が分かるボードか大型ディスプレイをSMCにも置いて欲しいのだが。

このボードによると、われわれが実質できる競技はここには4種目しかない事が分かった。少ない・・・。大運動会発案者として、おかでん焦る。大丈夫か、この企画。

できる競技は、以下のとおり。

パターゴルフ、グラウンドゴルフ、アーチェリー、レーザークレー射撃。

もちろん、このレクリエーションセンター以外で競技受付をやっている種目もあるので、これが全てではない。しかし、4種目なんてあっという間に終わりそうだ。残った時間は、プールで遠泳競走。時間がくるまでずっと泳ぎ続けろ・・・なんていうのは嫌だ。

くじを惹く
レーザークレイ射撃

こうも選択肢が少ないと、くじ引きをする意味がない。しかし、せっかく作ったのだから使わないと。夜なべして作ったおかでんが惨めすぎる。

「さあ、本日の一発目!」

と自らを鼓舞して、「雨の日でも営業している競技。しかもレクリエーションセンターで受け付けている種目限定(要するに4種目)」の選択。全くもって盛り上がらなかったが、一応引き当てたのはレーザークレー射撃だった。おう、一発目からなかなか面白そうではないか。

クレー射撃って、そんじょそこらのレジャー施設じゃ楽しめないぞ。雨の日も営業してくれていて良かった。

雨の日でもガンバって、芝そりを営業してます!ぜひ!といわれたら「余計なことをせんでよろしい」と言わざるをえないが。もし、芝そりを選んでしまったら、60分間雨の中どろんこになりながらソリ遊びをするハメになっていた。

レーザークレイ射撃のルール説明VTR
待合スペース

カウンターで申し込みをすると、「プレイ番号」なるものが書かれた紙を渡された。順番になったら呼ぶので、そこのベンチで待て、と。

ベンチの正面には、レーザークレー射撃のやり方を解説するビデオがエンドレスで上映されていた。なんだかややこしいルールでもあるのだろうか?ところで、肝心の銃はレンタルしてくれないのかね?

クレー射撃自体はオリンピックの中継で見たことがあるのでルールを知っているが、こと「レーザークレー射撃」となると全くわからない。アワレみ隊メンバーの中でも、誰一人その実像を知っている人はいなかった。

どうやら実弾のかわりにレーザーが出るんだろう、という事は分かるんだが、それ以上の事は想像すらつかない。

「任天堂がファミコンで出していた、光線銃みたいなものか?」

と勝手に想像するのだが、それだと雨天でもプレイできて納得だ。しかしわざわざ、レクリエーションセンターで受け付けなくても良さそうな気が。

ベランダに出る
銃を構える

ほとんどビデオを見る間もなく、われわれの番になった。案内されたのは、レクリエーションセンターのベランダ。ありゃ、こんなところでクレー射撃をやるのか。

目の前には広々とした芝生のグラウンドが広がっており、サッカーかラクロスでもやるための場所だと思っていた。しかし良く見ると、グラウンドの端には落下したクレー(標的となる皿のこと)が転がっている。クレー射撃って、ぜいたくに場所を使うんだな。

ベランダには、ライフル銃が全部で10丁立てかけられており、同時10名がプレイできるようだ。今日は来場者が少ないこともあって、われわれ4名は2名ずつ、2回に分けてプレイすることになった。

多分、整理券のようなものが発券されるし、待合いベンチがあるくらいだからオンシーズンになると相当混むのだろう。閑散期で良かった。

クレー発射装置

10名が並んで射撃できるベランダの端に、クレー発射装置が置いてあった。ここからクレーをグラウンドに飛ばす。犬が大喜びする器具だが、あまりに速度が速すぎてさすがに犬はぽかーんと見送ってしまうだろう。

競技のクレー射撃は、選手がいる手前側から、遠ざかっていくようクレーが飛ぶ。また、一人一打につき、クレーは一枚。しかし、便宜上からか、ここでは「射撃手の横から斜め奥に皿が飛びます」というのと、「同じ皿を同時に全員で狙います」というルールになっていた。確かに、レーザー射撃なので、球が当たってもクレーは炸裂しない。何人もが「当たった!」となってもかまわないわけだ。

銃口を向けるしぶちょお

カメラに向かって銃口を向けるしぶちょお。

BB弾すら出ない銃なので、「人様に向けてはいけません」といわれることはない。ただ、レーザーが出るはずなので、目に向けて引き金を引いてはいかんとは思うが。

おかでんはサバイバルゲームでエアガンを使い慣れてきたので、セーフティー機能が無い銃で、しかも人に向けるというのができない。大丈夫だと分かっていても、恐怖心の方が先に立つ。

しぶちょおがカメラに向かって引き金を引くと、「ガチン!」と効果音が鳴って、当たり判定の表示が出た。

「あれ?デジカメで反応したぞ?」

どうやら、レーザーを反射するものに撃つと、当たりになるらしい。試しにメガネでやってみたが、やっぱり当たりになった。

「じゃあ、皿を狙わないでデジカメばっかり狙ってればいいじゃん」

という話も出たが、そうなると競技ではない上に本人が楽しくないからやめとけ。

1回1皿につき、競技者は2発まで引き金を引くことができる。一発目で当てれば2点、二発目で当てれば1点がもらえる。運が良ければ1回で2発当たり、という事もあり、そうなると合計3点となる。

お皿に当たれば、銃頭に緑色のランプが点き、2発とも外したら赤色のランプがつく。

2発打ち終わった時点で、電源スイッチをいったん切ってONにしなおすとリロード完了。次の皿に備える、という段取り。これを1ゲームにつき7回(だったかな?)やって、合計得点を競いましょうぞ、というのがこのレーザークレー射撃の全貌。初めて知った。

試打

最初に何発か試打をやらせてくれる。

「じゃ、行きますよー」

という職員さんの声の後、ばひゅーんとクレーが飛んでいくのだが、これが滅法速い。

「速い!全くわからん!」

レーンに並んでいる全員(他の団体客含む)が呆気にとられてしまった。あんな早いの、どうすりゃいいのよ。銃を構えているしぶちょお、ジーニアスが呆気にとられるのは当然として、順番待ちをしているばばろあ、おかでんまでもが驚愕のスピード。第一宇宙速度を突破しかかっていたぞ、あれ。ウルトラマンセブンのアイスラッガーの方がまだスピードが遅いくらいだ。

射撃をする際、「目標を目視で捉える→銃をその方向に向ける→照準をあわせる→引き金を引く」という作業を伴う。しかも、目標は常に動き続けているので、それをリアルタイムで追いかけながら、だ。しかし、われわれ全員クレー射撃は全くの未経験なので、そんなクアッドコア的並列処理は無理だ。地球シミュレータークラスのスーパーコンピュータがいるんじゃないか?一位じゃないとだめなんですか?二位じゃだめなんですか?

得点表示1
得点表示2

各自の得点は、天井からぶら下がっている表示器で分かるようになっている。さすがレーザー式だ。しかし、銃は持ちだしできないようにチェーンが付いているだけで、どうやってこの機械に当たり情報を送信しているか不明。何気なく使っている銃だが、無線機能を備えているようだ。当たり判定機能と無線機能。なにげに芸が細かい。

「おい、ジーニアス!キミは二発撃ってないぞ?」
「うそ?撃ったつもりだったのに」
「勿体ねぇー」

ジーニアスは「撃ったつもりだったけど空撃ち」が二度ほどあった。人間、集中するとこういう凡ミスをやってしまう。

しぶちょおはコツを語る。

「(フィールドの)真ん中あたりで撃たないと。遠くまで飛んで行ってからだと、絶対にあたらない」

確かに、おかでん自身やってみたが、初速が一番速いので飛び出した直後はなかなか狙えない。かといって、失速した後半だと遠すぎて、これまた狙えないのだった。もし仮に当たったとしても、レーザーの反射が正しく戻ってくるかどうか怪しい。

結局、このゲームの王道は「クレーを追いかけて銃身を振り回すのではなく、『大体このあたりに毎回クレーが飛ぶ』というところで体を固定しておき、後は微調整で対応」となるようだ。

「~ようだ。」と推測形で語るのは、7回くらいのプレイではコツを掴むところまで至らなかったからだ。1発当てるのが精いっぱい。ちくしょう。

「俺、銃では人しか撃ったことないからなあ」
「物騒な事言うな」

でも実際そうだから仕方がない。人なんて、高速のクレーから比べたら止まっているに等しいくらいのろい。

ぜひ今度は武装ゲリラの格好をしてヘリを狙う、「レーザーRPG」をやってみたい。

ちなみにばばろあは2位となったのだが、銃を持つ彼の風体が朴訥なので、おかでんから「マタギ」の称号が贈られた。

彼は結局、それ以降ずっと全員から「マタギ」と呼ばれるようになった。「おい、マタギ!」などと。スコアカードを書く際には、マタギの略で「M」と書かれたりもした。というのも、ばばろあの本名イニシャルが、他のメンバーのイニシャルとかぶっていたため、「面倒なのでキミはマタギのM」という事になった次第。

ポイントは、1位10P、2位6P、3位3P、4位0Pで計算していくことにした。

[第1種目:レーザークレー射撃]
1位:しぶちょお 6点
2位:マタギ   4点
3位:おかでん  2点
4位:ジーニアス 0点

<注>写真の点数は、実際の得点結果と違います。多分試打時点のもの。

グラウンドゴルフを引き当てた
ゴルフクラブ

二番目の競技として引き当てたのは「グラウンドゴルフ」だった。

外はいったん止んだ雨がまた降り出している。
屋根付きの場所でできるアーチェリーを優先したかったのだが、団体の予約が既に入っていたため、しばらく後の時間で予約を入れざるを得なかった。よって後回し。

グラウンドゴルフは、一年前、関ヶ原で戦った時以来だ(そのときの面子は、ジーニアスではなくちぇるのぶ)。

われわれのプレイチケットではクラブレンタル代は含まれていないということなので、これは別途レンタル。200円。安いんだが、無料と思っていたものにお金を取られるとなんだかちょっと悔しい。最近流行りの、「無料」を謳う携帯ゲームと一緒か。無料なのは事実だけど、パワーアップアイテムを手に入れたかったらお金払ってね、みたいな。

多分、ボウリング場において、「貸し靴」が別料金なのと同じ発想なんだと思いたい。マイ靴を持参する人にはプレイ代をお安く提供。でもその理屈が通るなら、なぜボウリングの球は無料(というか、プレイ代に含まれている)のか?

わざわざ、「16種類のスポーツプレイ」ができるプランで宿泊するような無駄に体力気力がある人が、グラウンドゴルフ(=専ら高齢者向けスポーツ)のクラブを持参するとは思えないんだが。まあいいや。

傘を差しながらのプレイ

全員傘を差しながらのプレイ。スタートマットに球を乗せるだけでも一苦労だ。

ましてや、スコアをつける担当になると、両手が完全に塞がってしまい、傾いた傘をあざ笑うように雨がしとどに降り注ぐ。

水たまりの中でもプレイは続行する

レクリエーションセンターの職員さんから、

「2番ホールあたりはちょっと水が溜まっていると思いますけど」

と念押しされてはいた。で、実際2番ホールに行ってみて一同大笑い。水が溜まっている、というより、これは池だ。池がスタートマットとホールポストの間に大きく、さも当然のように横たわっていたのだった。

通常だったら、「これはゲーム続行不可なので、池の対岸からスタート」とか「このホールはスルー」という大人の判断をするのだろう。しかしそこで引き下がれないのがアワレみ隊。

「よし、そのまま突撃!」

どう考えてもむちゃだと分かっていても、池に向かって球をかっ飛ばした。

池越えの球

その結果がこちら。

既に2つの球が徒渉失敗で池に沈み、一つが池の水面をばしゃん!と跳ねているところ。

誰一人、池を大回りして行くものはいなかった。もうこうなると、何のゲームをやっているんだかわからない。水遊び状態だ。

早々にウォーターハザードを宣言し、一打罰で手前から打ち直す者(=ジーニアス。彼は常に合理的に動く)、敢えて池から自力脱出を試みるが、ほとんど前に進まず打数ばかり無駄に消費する者(=言うまでもなくおかでん。こういうときは必ずヤラレ役になる)、各種各様。

マタギはここで9打というグラウンドゴルフらしからぬ打数を稼いでしまい、一気に順位を落としてしまった。

「やっぱりマタギは山の民だから、芝刈りのような作業は苦手なんだ」

と一同勝手に解釈し、

「やっぱりばばろあはマタギだ。キミはマタギと呼ぶしかない」

という奇妙な結論に落ち着いていた。

なお、体力に任せて球をかっ飛ばしたしぶちょおは3打でこのホールを終了。圧倒的だった。写真に写っている「水面を跳ねる球」はしぶちょおの打球。

グダグダのまま競技が進む

グラウンドゴルフは8ホールで競う競技だが、早くも4ホール目あたりで全員の集中力が切れてきた。自分が今何球目なのかも分からなくなってきたし、ルールもいい加減になってくるグダグダぶり。

本当の競技ルールは「ホールポスト内に球がストップすればホールイン(トマリ)」なのだが、何せプレイするのは1年ぶりだ。

「ええと、どうだったっけ?」
「中のポールに球が当たってカチンと音がすれば、球が通り過ぎてもオッケーじゃなかったか?」
「そうだったっけ。まあいいや、それで」

何か、新手の競技の誕生だ。

しかも、早くホールアウトしたいものだから、他人の邪魔にならない程度に打順が入れ違いになったり。

さらには先ほどの池では、「クラブを使って球をかき寄せる」なんて事をやってる。やりたい放題だ。

他にプレイヤーがいなかったからできたことだ。いいか、念のために言っておくが、われわれアワレみ隊がやったのは「グラウンドゴルフ風」の「雨と遊ぼう8ホール」という競技だ。ルールは俺たちが決める。以上解散。

8ホールが終わった時点で、ほうほうの体でレクリエーションセンター逃げ帰った。さすがに「たとえ雨天でも、一人きりになってもプレイしまくる」と宣言していたおかでんもこれには参った。

一番参ったのは、濡れた事よりもスコアカードがボロボロになってしまったこと。濡れて鉛筆が使えないし、無理して書こうとすると破れるし。そういうのに翻弄されるうちに結構参った。

[第2種目:グラウンドゴルフ風・雨と遊ぼう8ホール 結果]
1位:ジーニアス スコア20
2位:しぶちょお スコア26
3位:マタギ   スコア32
4位:おかでん  スコア34

雨のせいで最後の方は陰気な雰囲気になってしまい、アワレみオープンでは必須である「英語禁止ホール」などの遊び事すら誰も提案しなかったくらいだった。

お昼ご飯

アーチェリーの予約が14時からと、まだ2時間以上余裕がある。

とりあえずお昼ご飯を食べる事にした。

ずらりと並ぶ各自の昼食。

本当は、マタギ(当時はまだ「ばばろあ」)発案による「昼飯選手権」の開催が予定されていた。全員がバラバラに集まってくるのだから、何か創意工夫された食事を持ち寄って競うのはどうか、というものだった。

しかし、「朝10時掛川集合」ともなると各自の出発が朝早すぎ、駅弁なりウケ狙いなりの食材調達は困難、という結論に至り、この企画は腐海に沈んだ。

そういう過程も踏まえつつ、この日各自が持ち込んだ食事はこちら。四者四様。

昼食1
昼食2
昼食3

おかでんは、廃案となったとはいえせめて企画主旨に沿った食事を、と狙っていた。

そのため、前日は岡山県の日生に立ち寄り、最近猛烈売り込み中の「カキオコ(牡蛎入りお好み焼き)」の元祖のお店へ。大層美味かったので、お持ち帰りにして一同を驚かせてやろうと画策。しかし、気のいいオバチャンから「持ち帰りにしたら味が落ちるから駄目」と断られてしまった。鉄板後ろの棚には持ち帰り用の容器が置いてあるのに・・・。商売っ気ないというか、元祖カキオコのプライドがあるのだろう。その意気やよし。確かにお好み焼きは持ち帰ると味が急速に落ちる。ましてや、牡蛎入りだとなおさらだろう。

今朝は、浜松駅でうなぎを使った弁当を買おうと画策。しかし、朝早かったため、「幕の内弁当しかございません」と弁当屋に言われてがっかり。さすがに幕の内はあんまりだ。

で、苦肉の策で、うなぎの骨をカリカリに揚げた「うなぎボーン」を。あまりに苦肉の策すぎて、これはおやつになってしまっている。でも美味いんだなこれが。静岡っぽくて良いでしょ。

一方愛知から出発のしぶちょおは、順当におにぎりとお茶。お茶のペットボトルがでかいところと、米の飯というところがいかにもしぶちょお的だ。「生まれた時からどんぶりめし」な男の生きざまがここに凝縮。ただ、おにぎり3個のうち2個が鮭だった。君はメチャ鮭が好きだったのか?酒は飲めないが鮭は好き、と。覚えておこう。

一方ジーニアスは、パンとおにぎり、そしてクロレッツという何ともバランス感覚に優れたチョイス。手堅い。手堅すぎる。せっかくだから、そのデニッシュロールの中におにぎりを詰めて一気に食うというのはどうだ?・・・駄目すか。そうすか。

昼食4
駅弁を食べるばばろあ

一人異彩を放っていたのが、駅弁を持ち込んでいたばばろあ。

「昼飯選手権」を思わず口走って提唱し、後日引っ込めた人間だけあって、やっぱり凝った奴を持ち込んできたぞ。

「なんや駅弁買うて来たんはワシだけかぃ」

と本人は愚痴っていたが、いやいや、そのガッツは大いに賞賛されるべきです。浜松で駅弁買いそびれ、うなぎボーンを囓っているおかでんからしたら、今の彼は神々しかった。いや、彼が神々しいというか、駅弁が神々しいというのが正しいか。

それにしてもよく駅弁なんて買う暇があったもんだ。聞くと、岡山駅で買ったんだという。岡山の駅弁屋、すげえな。朝7時頃にはもうこんな重厚な駅弁が作られ、売られているのか。よく見ると「期限切れが近いため50%引き」のシールが貼ってあったりしたら笑えるが、そうではないれっきとした早朝に作られたもの。新聞屋さん並の早さだ。それに引き替え浜松の駅弁屋は・・・と、急に矛先をそっちに向けるのは可哀想だからやめておく。でもうなぎ弁当食べたかったなあ。

ちなみにばばろあが買ったのは「蜂蜜牛肉弁当」。なんだか朝買うには憚られる、濃厚なテイストの名前だ。要はそぼろご飯なのだが、それに牛肉の蜂蜜煮もアドオンされてるぜ!くまのプーさんも垂涎の的だぜ!という料理。なんとも肉肉しい弁当だ。

本当は、ご飯の上に「牛そぼろ、玉子そぼろ、蜂蜜煮」と奇麗に三色並ぶべきなのだが、弁当の定番・悲劇の「寄り弁」発生につき、見た目が牛丼っぽくなっちゃった。

ジャンボ豚まんが売られている
ジャンボ豚まん
ジャンボ豚まんを食べるしぶちょお

「カウンターでジャンボ豚まんが売られているぞ!」

ということで、豚まんに群がるばばろあとしぶちょお。しぶちょおは兎も角、弁当一個を食べたばばろあまで食べるのか。「甘い物は別腹」とは良く言うが、「豚まんは別腹」というのは初めて見た。

本来、うなぎの骨しかまともに食べていないおかでんこそが飛びつくべきなのだが、おかでんは既に夕食のバイキングに向け修行僧の様相を呈しております。ここはやめておく。

なにしろ、企画決定時に、ジーニアスが夕食バイキングについて公式webサイトを確認し、

「豪華なバイキング!というのは期待できるんかね?『!』がむしろあやしいよな」

とコメントしていた。

そう言われると、気になって仕方がないじゃないかこの野郎。

「ローストビーフくらいは出てくるのかな。にぎり寿司はあるかな」

とあれこれ推理していたのだが、その直後に冷静なジーニアス曰く

「バイキングは、ぜったい期待できないって。これまでバイキングに何度がっかりさせられたかね、チミー!」

だって。確かにそりゃそうだ。でもおかでん、久々のバイキングなのでそれに向けて万全の体調を目指します。競技?ああ、そんなものはただの「空腹になるための手段」です。偉い人にはそれがわからんのです。

傘を手にする

お昼ご飯を食べ終わってもまだアーチェリーの予約時間まで相当の余裕がある。

雨がまだ微妙に降っており、さすがのおかでんでさえ、「パターゴルフに行くぞぉぉ、隊員よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ!隊員!」と奮起を促す気力が無かった。プレイ自体は兎も角、雨の中でスコアをつけるのはもうイヤだ。訳がわからなくなる。我らアワレみ隊隊員こそ選ばれた民であることは・・・忘れてしまった。

そんなわけで、河岸移動決定。南ゲート近くに、「ターゲットピッチング」という、いわゆる「ストラックアウト」に相当するピッチングゲーム施設がある。そこに行くことにしたのだった。

これはプレイチケットでの無料対象に含まれておらず、有料。正直不本意だが、この天気ではやむを得ない。

巡回バスがやってくるまで、レクリエーションセンターのひさしで待機する隊員。バスがやってきたのが遠方から見えたら、「それ、行け!」と脱走兵のごとく全力でバス停までダッシュ。全員ほとほと雨には参っていた。

南ゲート
パークハウス

巡回バスはゆっくりと走りながら丘を下っていき、まもなくすると南ゲート前のバス停に到着した。一同ここで下車。

日帰りレジャー客の玄関口である南ゲートではあるが、がらんとしていて誰一人いなかった。あ、われわれがいるからその表現は虚偽記載だな。さすがにこの雨、しかもまだ薄ら寒い春先ということでレジャー客は少ないらしい。

そもそもこのつま恋という施設自体が、陸の孤島のような場所だ。反乱分子が集まったら、「今日からこの敷地内を独立国家とする」と日本国に通告しちゃいそうな勢い。南ゲートは掛川市街からも遠く、アプローチにやや難ありだ。もちろん車でしかここには来られない。ガッツある諸君はチャリンコでぜひどうぞ。

この南ゲート脇にレクリエーションセンターを作るのが一番妥当だと思うんだが、敷地の関係からかそういう作りになっていない。その結果、南ゲートから入った人は、一方通行しかない巡回バスに乗って、ほぼ敷地内を一周ちかく回ってようやくレクリエーションセンターに到着するハメになる。

南ゲート入って正面には、大きい建物がある。ここはレストラン「パークハウス」。なんだ、レストランがあるじゃん、だったらお弁当なんて買ってこなくても・・・と思うだろう。実際最初はそのつもりだったのだが、バイキングしかやっていないのでやめにした。昼から1,890円払ってがっつり食べるって、ちょっとやりすぎだ。で、夜もまたバイキング、翌朝もさらにバイキング。体重が一体どれだけ増えるんだ?いや、太らない程度に食べれば済む話だけど、そんなに物事ってロジカルじゃないのよね。料理見たらついついたくさん獲るじゃん。・・・ということで却下。

パーフェクトピッチング選択
パーフェクトピッチングの建物

この南ゲート脇には、件の「パーフェクトピッチング」とは別に、そのサッカー版である「キック9」という競技施設もあった。ただこのキック9だが、昨年秋にプロレスラーの宿命として膝を壊し、手術を行ったしぶちょおが「俺の膝はガラスの膝」ということなのでやめておいた。ボール蹴ったつもりが、膝から下がロケットパンチのように飛んでいく事になったらどうする。

パーフェクトピッチングは、なにやらフェンスに囲まれた建物の中にあった。中にはカラフルな南国のオウムなどが飼われていそうな風体。

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