バトルアスリーテス・アワレみ隊大運動会2010

インフォメーション

フロントのインフォメーションカウンターで、「今日オレタチをいじめ抜いてくれる、根性の据わった競技ってのはどれだい?」と聞いてみたのだが、「9時を回らないと各施設から情報が上がってこないので」としばし待つよう指示された。もうこの時点で期待薄。本来なら雨の日でもできるはずの競技が「雨漏りのため今日は駄目」とか言われそうで、逆に怖い。

9時を過ぎたところで、係員が電話を受けながらホワイトボードに情報を書き込み始めた。

むー。

結局は昨日と一緒、ってことだ。雨でもできるものはできます。雨だと駄目なものは駄目です、と。

あとわれわれが「プレイチケット」を使って、雨でもできる競技は

  • 卓球
  • 水泳
  • 釣り

の3つしかない。お金払ってもできる競技を加えたとしても、

  • KICK9

であり、これは昨日の時点で競技として却下されている。

なんだ、あと3競技か。時間ギリギリまで「それ、急げ」と施設移動を繰り返すというドタバタにはならないということだ。むしろ、これから3競技って、もの凄く時間配分のよろしい、大人なプレイが楽しめる量。

まあ、いいか。雨でやること無くて、しゃーないから風呂にずっと浸かりっぱなしとか早期解散というのが避けられただけでも良かった。

卓球をやりに行く事にする。聞くと、「エキシビジョンホール」というところでやっており、受付もそこだという事なので、巡回バスに乗ってそこを目指す。

エキシビジョンホール

どこにそんなホールがあるんだ、と思ったら、北ゲート行きのバスがぐねぐねと坂を下り、森林乃湯にたどり着く手前にあった。

何だか変わった建物。どうやら、建物内でもイベントができるし、建物前の段差をステージ替わりにして野外イベントもできる、という二面的な作りにしてあるらしい。いちいちお金のかけ方がぜいたく。

ここで野外音楽イベントをするのは余裕だ。しかも、こことは別にもう一つ、ちゃんと専用の音楽ステージがこの施設内にはあるし、その他にも特設ステージをこしらえるくらいは余裕な場所がいくらでもある。

巡回バスもあることだし、フジロックのようなイベントを誘致するという動きはないのだろうか?

バトミントンコート
バトミントンコート

建物脇から中に入る。半屋内の作り。丘の傾斜に沿って作ったからか、ちょうど客席最上段からのアプローチになる。客席の下は、バトミントンコート、そしてステージ。要するに体育館ですな。

「バドミントンコート、空いてるじゃないか」

確かに、コートはオールクリアー。一体何で今日は使えないのか、謎だ。もっとも、ネットが設置されていないので、施設側にやらせる気が全くないのは明白なのだが。

で、われわれがこれからやろうとしている卓球なのだが、ステージ上に卓球台が並んでいた。子供達がきゃっきゃいいながらすでに遊んでいる。あそこで卓球か!なるほど。

「浴衣着て遊ぶ、温泉卓球」的なものをイメージしていたので、もっと狭くて、壁には古ぼけたポスターとビールの自販機があって、床はギシギシ言う木造で、と思いこんでいた。これは開放的だ。

ステージ裏

受付はどこかいな、とステージに上がってみると、ステージ裏がそうだという。秘密結社に違いない。福原愛選手のクローンが、たくさん何かの液体が入った筒に入って保管されていたら怖い。

「受付」と書かれている部屋を覗いてみると、ここはジムエリアにもなっていた。フィットネスクラブほどの品そろえではないが、ちょっとお値段がよろしいホテルに併設されているクラスの器具はそろっている感じ。あと、ここでは予約があればエアロビクスやヨガもできるそうだ。手広くやってるなあ、ヤマハ。

個室卓球

受付をしてもらう。職員さんから、

「ステージと個室、どちらでも今ならお選びできますが」

と言われる。個室?個室で卓球か。それはすごいな。

「個室居酒屋」「個室焼肉」など、個室といえばちょっとリッチな感じがする。個室卓球。それは何かエロいサービスが付いてくるんですかどうなんですか!

「個室!それは凄い。卓球の本場中国のVIP御用達で、ラストエンペラー・愛新覚羅溥儀も愛したという個室卓球が(以下略)」

思いつきで適当な事を口走ったのだが、職員さんに完全にスルーされてしまった。

もちろん個室を選ぶ。ステージ上だと、隣の卓球台からこぼれてきた球がわれわれのプレイを邪魔したり、その逆もある。落ち着いてプレイがしたい。

卓球のラケットなのだが、しぶちょおが「俺、フォアグリップにする。そっちの方がやりやすいんだってば」とか言って選んでいる。ええと、僕何が何だか。産まれてこの方、ほとんど卓球ってやったことないのよ。力加減が分からず、ピンポン球をかっ飛ばしてしまうのでイラッとする競技、程度の認識しかない。既にこの時点で出遅れ感を感じつつ、でも便乗するのは悔しいのでペングリップのラケットを借りる。

卓球台
卓球中

「D」という部屋を1時間借りることができた。4人で使うには十分すぎる部屋で、赤いカーペットの上に卓球台が偉そうに鎮座している。

まさか、途中で「相部屋でーす」と違うグループが入ってきて、交替でプレイという事になれば相当がっかりだが、さすがにそういう事はなかった。もっとも、掃除のオバチャンが掃除機を持って出入りはしていたが。男4人が密室状態に置かれるということで、何か殴り合いのケンカでも始めるかとでも思ったか。

卓球はシングル総当たり戦の後、ダブルスも面子を組み替えながら総当たり戦。

良い子の諸君!卓球のラケットは種類によってメリットデメリットが違うが、初心者には全く関係ないぞ!

おかでん集中砲火。照準:ゲルドルバで一瞬にして光の渦に消えた。「アワレみ隊と知ってなぜラケットを向ける!」と言われ、おかでん、戦いの中で戦いを忘れた。

[第8種目:卓球シングル総当たり戦 結果]
1位:ジーニアス 2勝1敗(得失点差+11) 10点
2位:しぶちょお 2勝1敗(得失点差+6) 6点
3位:マタギ   1勝2敗(得失点差-2) 3点
4位:おかでん  1勝2敗(得失点差-15) 0点

[第9種目:卓球ダブルス総当たり戦 結果]
※1勝するごとに一人当たり5点が配点される
おかでん  0勝3敗 0点
ジーニアス 2勝1敗 10点
マタギ   2勝1敗 10点
しぶちょお 2勝1敗 10点

おかでんが一方的な負け献上役になっている。おかでんを除く3名がそれぞれ1敗しているのは、全部おかでんとペアを組んだ時のもの。なんて分かりやすいんだ。

「卓球って案外楽しいもんだねえ」と言いながら会場を後にする。その頃になると、バトミントンコートには子供達がいっぱい。何事かと思ったら、大縄跳びの大会をやっているのだった。この大会をやるために、会場が貸し切りになってしまったらしい。

「あー、端っこの人間がもっと高く飛ばないと駄目だよな」

などいろいろ気になる。

「ここでこの子供達にカメラを向けたら、絶対変態と思われて通報されるよな」

そういう方を一人気にするおかでん。

このご時世、他人の子供にカメラを向けたら即変態決定だから世知辛い世の中になったもんだ。まあ、他人の子供なんぞに興味はないので、そういう「勘違いされるような」事態にはならないのだが。

[9種目目終了時点 得点ランキング]
1位:しぶちょお 62.0点
2位:ジーニアス 61.5点
3位:マタギ   44.0点
4位:おかでん  18.5点

ジーニアスが1位しぶちょおに肉薄。さすが、「週末はテニス」を趣味としている人だけあって、「ボールはともだち」とばかりに高得点を稼いで点差を縮めてきた。後になって思えば、他の競技と比べてやたらと卓球の配点が気前よすぎた。でも、そういう「アンバランスさ」も競技全体の面白さの一つだ。最初から計算ずくでルールや配点が決まっているのは堅苦しい。「何だよこのバランスの悪さは」というのに後になって気付いて地団駄踏むくらいがちょうどいい。

しかしそのとばっちりを直撃してしまったのがおかでんで、卓球ではシングル・ダブルス両方とも加点されなかったため、他の3人と比べて「人と虫けら」の差くらいある得点の開きになってしまった。

女子フィギュアスケートのキム・ヨナ選手のように、「リンクに立つだけで得点が加算され、息を吸うだけで加算される」という身分になりたいものだ。

屋内プール

巡回バスに乗ってSMCに戻る。北ゲートのバス停でしばらく時間調整をするため、距離の割には結構時間がかかる。

次の種目は水泳。SMCの建物内にプールがある。これは別棟ではないのだな。何をもって「コレはSMC内部に作っちゃおう」「コレは別棟」と仕分けているのか、基準がよく分からない。

申し込みはプール脇にいる監視員兼務の職員さんにチケット提出。おかでんは水着を持参していなかったので、フロントでレンタル。300円。ゴーグルとキャップは無料で貸してくれる。どっちも有料か、どっちも無料にすればいいのに。

プールにある脱衣場にはコインロッカーがあるのだが、ここはコインのリターンがない。荷物を一時預かりにしている、SMC地下のロッカーはリターン式なのに、一貫していないのが謎。こういう「?」がこの施設内にはたくさん潜んでいる。

企画立案初期の頃は、「水泳」というのは明らかに外れクジという想定だった。何しろ、競技目白押しなのに、水泳を引き当ててしまうとこれだけで1時間以上が潰れてしまうからだ。着替えたり、ウォーミングアップしたり、髪を乾かしたり。しかし、雨の本日としては、格好の時間つぶしとなっている。

水中歩行でウォーミングアップをした後、適当に「平泳ぎ」「クロール」各25mのタイムトライアウトとした。とはいっても、ストップウォッチなんてないので、大時計を睨みながら何となく測定、何となく秒数を測るというやたらルーズな測定となった。

競技直前になって、ジーニアスから「俺コンタクトしたまんまだからクロールはできんぞ」というまさかのお達し。結局、「クロール」ではなく「自由形競走」という扱いに競技を変更し、彼だけは二本とも平泳ぎ、しかも顔を水に浸けない泳ぎ方で計測することになった。

秒数、各競技毎の順位は忘れた。水泳競技の合計得点だけは記録として残っているので、それを記載しておく。

[第10種目:競泳(平泳ぎ)/第11種目:競泳(自由形) 結果]
※2種目計の得点を表示
1位:マタギ   13点
2位:ジーニアス 10点
3位:おかでん   9点
4位:しぶちょお  6点

右膝の爆弾を抱えていたしぶちょおだったが、平泳ぎで爆弾炸裂。クラスター爆弾のように膝が粉々になってしまた。以降、まともに歩くのさえしんどい状態に。

「冷やせ!まずは患部を水で冷やせ!」

プールに浸かっている人に、全く意味のないアドバイスをする。

教訓:膝を壊した人は、「もう大丈夫」と思っても平泳ぎはやっちゃいかん。しぶちょお曰く、膝が縦の動きは問題ないのだが、横にぐらぐらする動きをやるとてきめんに膝が駄目になるらしい。平泳ぎで、その膝がパンク。

一方ジーニアスは平泳ぎで自由形に臨んだため最下位ではあったが、平泳ぎでトップタイムを出したために安定して得点を積み重ねて見せた。ジーニアスの前世はカエルだったに違いない。

おかでんは、時々フィットネスクラブで泳いでいる「現役」なので、負ける気がしなかったのだが、あっけなく負けまくって自分自身にショック。よく考えると、数百メートル泳ぐことを前提とした体力温存泳ぎしかしたことがなく、短距離スピード勝負の泳ぎなんて知らないのだった。駄目じゃん。帰れ帰れ。300円払って水着借りたのに何やってるんだ。

[11種目目終了時点 得点ランキング]
1位:ジーニアス 71.5点
2位:しぶちょお 68.0点
3位:マタギ   57.0点
4位:おかでん  27.5点

ここで遂にジーニアス、トップに立った。大会二日目、この日の女神はジーニアスに微笑みつつある。

3位までが接戦状態になってきました。4位?そんなの、いましたっけ?

特に1位と2位の混戦が面白い状態に。結果は最終競技まで持ち越しとなった。

クラブハウス

一番遠距離からやってきているばばろあが、15時過ぎの新幹線を予約しているという。そこから逆算すると、もう1競技やって、風呂入って飯食ってお終い、となりそうだ。

残る競技は、「釣り」のみ。

雨がしとしと降る中、釣り糸を垂らすというのは何ともしょぼくれたシチュエーションに感じる。海釣りならまだしも、池で鯉だかフナだか知らんがそれを釣るというのはあまりワクワクしない。海釣り→釣った魚は持ち帰って食うぜ!という「今晩のおかずゲット」のメリットがあるが、池釣り→鯉が釣れても臭くて食えないぜ!→リリース!というのは、どうにもこうにも。イワナの釣り堀の方がまだワクワクする。

と、ぐちぐち言いながらもやらないわけにはいかんでしょう。プレイチケットだと1時間釣りをする権利が与えられるのだが、「30分で決着つける」ことにして、決行することにした。

南ゲート回りの巡回バスに乗り、南ゲートへ。そこに釣りを受け付けているクラブハウスがある。

練りえさ

受付を済ませると、クラブハウスの裏に回るよう指示される。

そこで、お料理でもするかのようなボウルを渡された。中を見ると、なにやら肉肉しい団子が。ああ、練り餌か。これを小さく捏ねて、針につけて餌にする。適度に水中で溶けて鯉を誘惑してくれるので、鯉釣りの定番餌。

鯉は雑食性なので、その気になればマカロニでも唐揚げでも釣れなくはない。「どこまで鯉は何でも食いやがるのか」という実験をしてみたくなった。

釣り竿

長い竿だけのような釣り竿も借りて、いざ出陣。・・・と思ったら、ジーニアスが

「俺、実は釣り、嫌いなんだよね。タバコ吸ってるから、君たちだけでやっていてくれたまえ」

と言い戦線離脱。ありゃ。

ジーニアスは現時点で得点トップであり、このまま全員が坊主だったら自動的に大運動会の初代ウイナーとなる。彼はここで逃げ切りをやめ、残りの面子の結果を待つ事になった。

なお、ゲーム開始前に決めた得点ルールとしては、

「鯉を1匹釣り上げたら10点」

という大盤振る舞いなものだった。一発逆転だって夢ではない。圧倒的迫力をもって最下位であるおかでんだって、入れ食い状態になれば逆転でき・・・るわけないな、さすがに。

ちなみに、フナその他雑魚が連れたら1匹1点とした。超特大の鯉の場合は、別途協議のうえおかでんが独自に加点する。

釣り開始

釣り開始。

雨の中釣り

クラブハウス近くの湖畔は、さすがに子供達がたくさんいて騒がしい。しかし、この雨の中、30分のプレイのために遠くの人気がないところまで歩いていく気力も起きず、全員近場で釣りを始めた。

釣り方説明

どう見ても釣れそうな雰囲気がない。クラブハウスのおっちゃんは、「結構釣れますよ」と太鼓判を押していたが、その言葉を誰も心の中では信じていなかった。

鴨

人造湖にしてはやたらと広い池であり、もしここに鯉が結構いたとしても「鯉密度」は低かろう。ましてや、キャッチ&リリースされまくっている鯉だろうから、スレまくっていてそう簡単に釣り針に食いつくとも思えない。不毛な30分になりそうな予感。

釣竿と水面

池の真ん中あたりに、青い棒が浮いて見える。どうやら釣り竿が流されたらしい。

最初は「まあそんなこともあるわな」とチラ見程度の存在だったのだが、しばらくすると結構この釣り竿、場所が移動していることに気がついた。

「あれ・・・魚が引っ張っているんじゃないか?」

確かに、ここはため池なので、水流はなさそうだ。なのに、あの竿だけが勝手に移動している。しばらく釣りそっちのけで凝視していたら、遠目でも分かるくらい動いているのだった。

「あー、ありゃ引っ張られてるな」

しばらくしたら、釣り上げられている(じゃなくて、釣り下げられているが正解か)鯉?の気が変わったらしく、ついーっとUターンして奥の方へと移動していった。ほら、あれは明らかに水の流れではない。無人の竿に釣られてしまっった鯉というのは何とも悲惨だ。よっぽどいったん釣り上げられて、リリースされた方がマシだ。

敷地のところどころに、「竿が壊れても大丈夫なのでちゃんと報告してね」といった類の張り紙が掲示されていた。多分、竿が流されたとか、折れたという事象が起きたら、弁償が怖くてビビって逃走する輩が続出したのだろう。

たもですくい上げる

「釣り竿を引っ張って池の中を泳ぎまくっている」魚いることはわかった。

肝心のそういうガッツある魚がわれわれのいる湖岸まで寄ってくるかどうか、だ。しかしこれがこれが、案外いるのだった。さっきから、釣り中の3人全員のウキが頻繁にぴくぴくしている。きたァァァ、と引き上げてみるのだが、なかなか釣り上げられない。そんな状態がしばらく続いた。

鯉は餌を吸ったり吐いたりしながら食べる習性がある。そのため、少々ウキがぴくぴくしたくらいで引き上げては駄目。とはいえ、あんまり悠長に待っていると、餌だけごっつぁんされて終わる。結構この加減が難しい。

ばばろあヒット

そんな中、ばばろあが一匹を釣り上げた。結構な大物だたため、「タモ!タモ持ってこい!」という騒ぎになった。タモではなくカメラを持って現場にかけつけたおかでんはばばろあに怒鳴りつけられた。いやだって、僕は従軍カメラマンですから。何があってもカメラ優先ってことでご勘弁を。

まさかここで釣れるなんて思っていなかったので、3人ともタモは持ち合わせていなかった。慌ててしぶちょおが隣で釣っていたグループのところまで飛んでいき、タモを持って戻ってきた。

巨大な鯉が釣れた

ばばろあが釣り上げたのは鯉だった。

返しのついていない針なので、暴れたらすぐに針が外れてしまう。写真を撮影したら、すぐにリリースされた。

これで、鯉たちも人間の怖さを思い知ったかと思ったのだが、釣りを続行しているとどんどん魚影が濃くなってきた。われわれの肉眼で鯉が泳いでいるのが見えるくらいだ。お前らはお堀のニシキゴイか。釣られるために飼育されているのに、無防備すぎる。

「おかでん!そっち行ったぞ!釣れ!」
「よーし、食え、食え、食え・・・」

しぶちょおとおかでんは二人がかりで、やれ「そっちに行ったぞ」「やあ、遠ざかった」などと言いつつ当たりを待ち続けた。

多分、鯉としては「このあたりにいれば餌には不自由しない」と思っているのだろう。もちろん、釣り上げられるリスクはある。しかし、どうせすぐにリリースされるし、ほとんどの釣り人は下手くそなので餌だけ強奪するのは容易。案外低リスクな餌場という認識なのだろう。

そういう「見下した感」が鯉の背びれごしに透けて見えるのがなんとも悔しい。

しかしその悔しさをバネにすることもできず、何もできないまま30分経過。釣り競技は終了となった。

[第12種目:釣り 結果]
マタギ   10点
おかでん  0点
しぶちょお 0点
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ジーニアス 棄権

表彰式

バトルアスリーテス・アワレみ隊大運動会2010 総合結果

1位:ジーニアス 71.5点
2位:しぶちょお 68.0点
3位:マタギ   67.0点
4位:おかでん  27.5点

最後の釣りで10点を獲得したマタギことばばろあだったが、しぶちょおに僅差で追いつかず3位のままフィニッシュ。一応、「4位の猛烈な追い上げをかわし、3位を死守」したことにしておこう。おかでんの名誉と意地のために。1位は最終競技を棄権しておきながらも順位を守ったジーニアス。1位から3位までの差は8.5点と、非常に接戦で良い戦いだったと思う。

最後、ロッカー室で表彰式。1位のジーニアスへは、大会実行委員長おかでんから粗品が進呈された。

遅い昼食

最後、森林乃湯で汗を流し、遅い昼食を施設内でとる。
一泊二日、雨には祟られたものの30台も後半に突入したわれわれにとっては適度な疲労感と負担感だったと思う。料理がくるまでの間に飲む水が美味い。

昼食1
昼食2
昼食3
昼食4

どうでもいいが、一応昼食の写真なんぞも。

つま恋の施設内はどこも食事の値段がお高いのだが、森林乃湯併設レストランだけは1,000円以下で食事ができる。しかも、それが結構なボリュームなのでお得感はある。

写真2番目はジーニアスが頼んだロースカツ野菜丼なんだが、「野菜」という言葉に油断していたら、丼から溢れそうなカツが載っていてジーニアスはのけぞっていた。さすが優勝した人はカツのサイズも違うなあ、と一同感心したが、「俺こんなにカツはいらねー」とジーニアスはぼやいていた。これまで、夕食/朝食バイキングで非常にバランスの良い食事をとってきた彼だが、最後の最後でバランスが崩れた格好。

ちなみにおかでんはというと、写真3番目の定食を食べた。本日のおすすめだかなんだかで、「カラコロ定食」というらしい。唐揚げとコロッケが入っているからカラコロだって。今になって気付いたのだが、昔のおかでんだったらこんな料理を頼んだ日にゃ、必ずビール!何はともあれ麦酒!と騒いでいたはずだ。それが、何事も無かったかのように水を飲んでらっしゃる。ビールの存在すら忘れていたありさま。老いたな、おかでん。

老兵は去るのみ、後進に道を譲らなければ・・・と思ったが、どこに後進なんぞがいるというのか。

アワレみ隊員全員36歳

これが2010年時点、参加したアワレみ隊員全員36歳時点の記録。

「またこの手の運動会は機会があればやろう」

という話になったので、次回はまた違った場所とルールで、何年後になるかは分からないがやりたい。その時、美しく老いているか、それともみっともなく老いているか、この2010年の姿と比較しながら見ていきたい。

おかでんとしては「往生際が悪すぎる老い方(ただしみっともないという訳ではない)」を目指したいところだ。

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