2020年9月/コロナ時代の静岡にひっそり帰省する

14:47
これから石段を登って、久能山東照宮を目指す。

以前来た時の記憶が全く残っていない。どんな場所だったっけ。

地図で見ると、日本平と呼ばれる丘陵地帯の一角に久能山東照宮がある。

じゃあ、「久能山」イコール「日本平」なのかというとそうではなく、お互いはロープウェイで結ばれていて、久能山からロープウェイで日本平に渡ることになる。

地形図で確認すると、海側にせりだした尾根の先端に久能山東照宮がある。尾根伝いに道を作れば、わざわざロープウェイを使わなくても移動できそうに見えるが、尾根が恐竜の背びれみたいに狭くてギザギザしているっぽい。それで陸路を諦め、谷を横切る形でロープウェイを作ったのだろう。

神社の境内を紹介する図で、何気なくロープウェイ駅が描かれているというのはちょっと独特だ。しかも、境内の外にロープウェイ駅があるならともかく、境内の中にあるのだから。

一応ロープウェイ駅も神域ということになるのだろうか?

石段を上がる。909段あるというから、結構な数だ。

1段あたりの高さは低い。それでも909段ともなればちょっとたのしい登山気分になれる。

石段は長年歩かれ続けたせいでか、すこしくぼみができている場所もあった。

見てよこの階段。つづら折れで、ひたすら登っていく。

道はずっとこんな感じ。

とても歩きやすい道。ただ、油断しているとところどころ石段がでこぼこしているので注意。

これまで登ってきたところを見下ろす。

お土産物屋さんがあるあたり。そしてその向こうには駿河湾。

砂浜が広がっているせいで、ここからちょっと沖に行ったら水深1,000メートルの海底が待ち受けているとは到底思えない。なんとものどかな光景。

石垣いちごのビニールハウスが並ぶ。

15:08
東照宮到着。

さて、まずは参拝を、と思ったが、ちょうど日本平行きのロープウェイが到着したところだった。今すぐ乗れば、待たずに日本平に行ける。だったら、ということで東照宮は後回しにして急いでロープウェイのりばに向かった。

15時台は、1時間に4本。15分間隔での運行となる。

ロープウェイのりば。

「マスク着用、会話控えて」という注意喚起が階段手前に出ている。

確かに、ロープウェイの中は人が密集している。ちょうど2020年は「三密」という言葉が流行っており、人々が密集するということに対して強い警戒感があった。もちろんロープウェイの窓は開いていて換気されているとはいえ、見知らぬ人と肩寄せ会って数分間狭い空間にいるのは若干の抵抗感がある。

15:11
ロープウェイに乗り込む。

えーと、ところで勢いで日本平に行くっていう流れになっているけど、日本平って何があるんだっけ?野外ライブやフェスをやる場所、っていうイメージがあるけど。

(つづく)

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