
14:49
微妙なアップダウンが続く。
個別の標高差はせいぜい10メートル~30メートル程度なのだが、いきなりグッと標高が上がったり下がったりするのでそれなりに心拍数が上がる。

14:54
登山道右側は背丈以上の高さがある笹の密集地、左側はトラロープ。
トラロープを頼らないと登れないほどの傾斜ではないが、雨が降ったら下りのときに滑りやすい道かもしれない。

15:01
よく歩かれている道で、足元はしっかりしている。
でもこれ、1/25,000地図には載っていない道だ。
うっかり南下して集落に下山してしまったり、西に進んで176メートルピークを経由して森戸川に到達してしまいそうだ。
でも、目指すのはこの地図では167メートルピークの方角。

15:12
森の様子はコロコロと変わっていく。変化が多い山だ。
奥多摩・奥武蔵の山だったら、一面が杉の植林で代わり映えのない風景だったりするが、ここはそういう大規模な植林が行われていない。

15:15
地図上では新沢トンネルの真上あたり。
風景がさらに変わってきた。
下草が減り、白い木が生えているエリア。根っこが地面をうねり、それが階段のようになっている。

15:17
おおお。これはきれいな光景だ。
白い肌のシイノキが尾根上に並んでいる。
自然に生えたとは思えない並び方なので、おそらく昔の人が植えたものだろう。それが大きく育ち、とても美しくて印象に残る風景になっていた。素晴らしい。これは一見の価値がある。

「映えスポット」なんて言葉を使うとものすごく安直で嫌なのだが、この景色の下で音楽のプロモーション映像を撮影したり、いろいろできそうだ。
ただ、ここまでミュージシャンを連れてくるのは嫌がられると思うが。

15:21
シイノキが生えているエリアはごく一部。新沢トンネルの真上だけだ。
その先、「高塚」と呼ばれる小ピークを越え、また下る。
幸い、僕は「アップダウンはしょうがないなぁ」と諦めの境地なので粛々と上り下りを受け入れているが、この山域の登山記録をいろいろ読んでみると、「ヘトヘトになった」と記している人が結構いる。
人によって、季節によってこのエリアの難易度は相当変わると思う。汗をかく時期なら、僕ももっとへばっていたはずだ。この山は寒い時期に行くのが正解だと思う。

だって2月でこの光景だぞ。
7月とか8月になったら、どんだけ草むらが生い茂るんだよ。
(つづく)

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