
16:02
ソッカからの下り。けっこう急な階段を急降下していく。
長丁場となる大きな山と違って、里山の道はこういうところが容赦しない。短期決戦だから、ということでつづら折れに道を作ることをせず、直登・直降な道が頻出する。
本日のゴール近くにある最後のランドマークが「仙元山」なのだが、ここは標高が118メートル。ソッカからは71メートルも標高を下げることになる。
ソッカのほうが標高が高いのに、国土地理院の地図には山の名前が書いていない。ソッカに感情があるなら、きっと悔しいだろう。
そういえば、鉄塔と野良猫しかいなかった「芽塚」だが、あそこがこの三浦アルプスの最高地点だった。でも、これも地図に載っていないし、三浦アルプス縦走のメインルートから少し外れているので、人の往来が少ない。

16:09
一方的な下りだけではない。上りもまだある。
仙元山、というくらいだから、「山」として周囲と比べて高い場所にあるのだろう。
ということは、標高118メートルの山頂に到達する前に、一旦はもっと低いところまで下りて、そこからまた登り返しをすることになるわけだ。地味に面倒だ。

16:09
なにかの石碑。
「山」という字は読めるのだけど、その下がよく見えない。
「山頂」と書いてある・・・?いや、ここって山頂だっけ?
このあたりを歩いていると、いきなり普段着で犬の散歩をさせている人に出会ったりして、ちょっとびっくりする。
非日常感を味わいながら歩いていたら、いきなり日常が目の前に現れるからだ。
地図を見ると納得で、これだったら健脚の犬を散歩させるのにはちょうどよい山道だ。

16:15
やあ、このあたりの道も気持ちがいいなぁ。

16:19
仙元山山頂に到着。
木が切られており、広々としている。
ベンチとテーブルもある。

トイレもあった。すごくよく整備されている。
中は覗いていないので、ここが水洗なのかどうかは見ていない。
ただ、すぐ近くまで民家が迫ってきている場所なので、上下水道を引っ張ってきているかもしれない。

仙元山からの景色。
うわあ・・・これはきれいだ。
葉山の町並みと相模湾、そして夕暮れの太陽。
木が伐採されているおかげで、開放感がすばらしい。
ガランとしてなにもない大海原ではなく、海岸線からやや沖合いに岩礁地帯があるのがアクセントとして美しい。
菜島、というらしい。菜島と海岸線との間の海中から、にょっきりと灯台が突き出ているのが見える。このあたりは岩場で船の航行が危険だから、夜間は灯台でそれを知らせているのだろう。

16:25
仙元山からも一気に標高を下げる階段がある。
おそらく海抜10メートルあるかないか、くらいのところに向かうことになるので、ここから標高差100メートルはある。
長丁場の縦走で疲れた人にとっては、最後の頑張りだ。
幸い、僕は足腰に問題がないので良かった。もうトレイルが終わりつつあることが名残惜しいくらいだ。
今回のトレイルでは、整形外科で作ってもらった医療用インソールを登山靴の中に入れている。

さらに、皮膚科で足の指のタコを切除してもらったこともあり、足指の痛みがほぼ無いことが快適でたまらない。楽しく歩けていることに、色々と感謝だ。
なお、案の定だが、医療用インソールはクッション性に乏しく、写真のような急な階段を下っていくとドシンドシンと振動が足に響いた。もっと慎重に歩かないと、膝や腰を痛めそうだ。

16:26
少し下ったところで、仙元山山頂を振り返ったところ。
仙元山には、「一体どこからやってきたの?」というくらい、人が結構いた。
僕のように横須賀方面から歩いてきた人ではなく、おそらく夕日を見るためにすぐふもとから登ってきたのだろう。

16:32
仙元山からしばらく下っていくと、キリスト教の教会があった。
へえー、と感心するくらい、絵本の中からでてきたかのような教会だった。
青空にそびえる十字架、軒先には鐘。
わざとらしい教会風建築の結婚式場とは一線を画す、祈りの場所。
葉山教会、という名前で、日本キリスト教団の教会だった。
もちろん中には入らなかったけど、通りすがりに心の中でお祈りを捧げた。
(つづく)

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