2020年6月/三密の山・高尾山&高尾山ビアマウントのwithコロナレポート

さすがに長い行動制約に鬱屈としていたので、週末は夫婦で出かけることが増えた。とはいっても、自転車で行動できる範囲内だ。新宿とか渋谷には、まだ時期尚早だと思っている。

6月14日(日)、「新三郷(埼玉県。東京都のすぐ隣)にあるコストコだったら気晴らしに良いだろう」とカーシェアを仕立ててお出かけしてみた。しかし読みが甘く、常磐道&外環道の三郷JCT付近から大渋滞に巻き込まれてしまった。コストコ渋滞だ。なんてこった、施設の手前数キロから混んでいるなんて。

通常の2倍以上の時間をかけてようやくコストコまで行ってみたら、そこは駐車場待ちのさらなる大渋滞と、入店制限による店頭の人だかりだった。ああこれはもう駄目ですね、密ってますね、ということで断念。「せめてフードコートでホットドッグでも、と思ったのだけど、それすらムリそうだった。

諦めて、近所のIKEAに行ってみた。こちらの駐車場は車を停めることができたが、立体駐車場の1階部分が不自然に閉鎖されている。なんでだろう?と思って入り口に向かってみると、ここも長蛇の列。駐車場1階が塞がれていたのは、入店制限でできた列をずらーっと並べる空間づくりのためだった。なんてこった。

びっくりドンキー

あんまりにもびっくりしたので、三郷の「びっくりドンキー」でハンバーグを食べて帰った。15年以上ぶりにここのハンバーグを食べることができて満足したけど、新三郷往復するだけで5時間くらいかかってしまい、カーシェア代がえらく高くついた。

ちょっとした小旅行みたいな時間と費用になったけど、やったことといえば「渋滞に巻き込まれた」「混んでいる商業施設を見てびっくりした」「びっくりついでに、びっくりドンキーでハンバーグを食べた」くらいだもの。割にあわない。

僕らは「海外資本の巨大な売り場面積があるお店なら、ソーシャルディスタンスを保ちつつお買い物ができるのではないか」と考えて行動したのだけど、同じ考えの人がスゲーたくさんいた、ってことだ。

いや、「ソーシャルディスタンス」なんてまったく考えていない人もいるだろうし、こういう場所もあまり安心ではない、ということはわかった。当分の間は近づくのを諦めることにした。行くとしても、「平日夜」みたいな、トリッキーな時間を狙おう。

そもそも、カーシェアという「誰が使ったかよくわからない空間」の、清浄かどうかもわからないハンドルとかドアノブを触ること自体どうなんだ?という疑問もある。

そんな中、いしが「三崎港(神奈川県の、三浦半島先端)に行きたい。早朝に車で行って、さっと帰ってくるのはどうだろう」と提案してくれた。昼の商業施設が駄目なら、朝の魚市場ならどうだ?というわけだ。なるほど、とその線で情報収集をしてみたけど、これも駄目だった。6月7日(日)から、日曜朝恒例の朝市は再開していたけれど、神奈川県民限定という扱いだったからだ。東京都民の僕らはまだ行けなかった(6月26日時点では、この規制は解除されている模様)。

結局僕らは、出かけるとしても「東京都で、人が少ない場所」しかなさそうだ。とはいえ、近所の公園に行ったって、暑いだけだ。気分転換には物足りないし、もっとガツンと場所を変えたい。気分を変えたい。

そこで思いついたのが、以前やったことがある「陣場山⇒高尾山食い倒れ縦走ツアー」だった。

あれを、もう一度やろう!というわけだ。

もちろん、コロナ下における登山というのはお気楽なものじゃない。心拍数が上がり息が苦しくなる場面であっても、人が近くにいる場合はマスクの装着が求められる。一人高地トレーニングかよ。熱中症のリスクだってこれまで以上に高くなる。そしてなにより、道中の駅やお店で、人からうつされたり・うつしたりしては絶対にNGだ。

遭難についても、危ない。自分がもしコロナを保菌していた場合、救急隊員や搬送先の病院に迷惑がかかる。そもそも自粛で身体がなまっている状態なわけで、いきなりハードな登山は絶対に駄目だ。安全については、これまで以上に神経質にならないといけない。

日本山岳会は、「登山・スポーツクライミング活動ガイドライン」を5月25日に出し、注意を促している。

近距離(100km圏内程度)でできるだけ都道府県を跨がない日帰り登山から始めましょう。

体調不良(平熱を超える発熱、悪寒、倦怠感、息苦しさ、咳等)での登山は止めましょう。入山後にコロナ感染発症すると命に関わり、救助隊、収容先地元医療機関に多大の迷惑を及ぼします。

登山は、少人数で行いましょう。(パーティーは、当面5名以内で。)

自粛期間中、季節や地震による山容の変化、登山道の荒廃など思わぬ危険が潜んでいます。十分な登山ルートの下調べと地図、コンパスの持参、登山届けは必ず提出し、家族にも残しましょう。

登山中でもマスクを着用しましょう。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意し、こまめに水分摂取を心がけましょう。

登山、クライミングジムでのソーシャルディスタンスを守りましょう。 一般的には2メートル前後ですが、登山中の場合は、さらに距離が必要と言われています。また、クライミングジムでは建屋構造、利用人数等で制限がありますので、ジムの指針に従って行動してください。 咥えロープ、滑り止めなどもジムの方針に従ってください。

登山山域内での買い物や、下山後の呑み会等も地元住民への感染防止の観点から控えてください。食材、飲料、緊急食などは出発前に揃えておきましょう。

自粛中に衰えた筋力、体幹を鍛えましょう。

政府の緊急事態宣言全面解除を受けて——山岳四団体 |
公益社団法人日本山岳会は、1905年に設立され、会員数 5000名余、全国に33の支部が有り、アルピニズムから日本的な山旅までの登山活動、高所医学の研究、自然保護活動、出版や講演啓蒙活動、社会貢献を多岐に進めています。

東京都をまたがないで近場の登山をするとなると、奥多摩くらいしか思いつかない。そして比較的道がしっかりしている陣場山~高尾山ならなんとかなりそうだ。エスケープルートが豊富にあるし。

そしてなによりも、営業開始の判断がずっと遅れていた「高尾山ビアマウント」の営業が始まった、という一報が入ったのも好材料だった。縦走のシメは、ビアマウントで祝杯!というのは素晴らしいエンディングだ。

入念に登山計画を立て、装備を固め、登山届を用意し、いざ。

・・・しかし、当日朝、夜明けとともに行動開始をしたものの、雨が降り出したために最寄り駅に向かう途中で登山を断念。家に引き返すことになった。雨の天気予報ではなかったのだけど、天気が崩れてしまった以上は仕方がない。今回は無理して登山をするのは控えておこう。

(つづく)

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