アワレみ隊おかでん結婚披露宴@肉のますゐ

このサイトの主宰者、おかでんは2019年12月8日に華燭の典を執り行った。・・・といっても、家族だけの小規模な会だった。

結納という段取りを踏まなかったこともあり、「披露宴」ではなく「両家顔合わせの会」という場になった。 両家、当日になって「初めまして」という状況。

ややこしかったのが、こういう時は誰が会の主催者なのか、ということだ。両親なのか、それとも自分ら夫婦なのか。

顔合わせなのだから、両家を引き合わせる立場にあるのは僕ら夫婦だよなぁ、と思いつつ、かといって結婚披露宴的な位置づけでもあるから主催者は両家の親なのかなあ、とも思う。

こういうのは、誰が主催なのかによって挨拶する段取りとかセリフが変わってくる。誰が乾杯するのかとか。何しろこういうのはガンジガラメな風習によって成り立っている。縁起、という理性的ではない概念も絡んでくる。

「自分たちらしい結婚をしたい」というほど大げさにフリーダムを宣言する気はない。面倒だし。かといって従来の風習を無批判に踏襲する気もしないし、そもそも僕らの場合それが当てはまらないことが多い。まあ、そんなことまであれこれ悩みつつ、式は滞りなく終わった。

「身内だけの気楽な式なんだから」と何度も二人で確認しあっていたのだけど、やっぱり既成の「結婚」の概念から脱却できないものだ。後になって「変に力が入っていたね」と苦笑してしまうようなことが多かった。

たとえば、新郎新婦の挨拶。本当に親兄弟しかいないんだから、リラックスしてやればいいのに、二人ともアンチョコをこしらえてクソ真面目なあいさつ文を作成した。僕なんて、ドイツの文豪・ゲーテの言葉を引用する始末。「結婚式というのは、真面目な言葉で決意表明をしなければならない」という先入観の表れだ。

ほかにも、妻は「こんな素敵なレストラン(築200年の豪商の米蔵を改築した建物)で会食をするのに、何か出し物がないというのは違和感がある」なんて最初言っていた。

「いやでも、参加者は家族だけだよね?出し物ってなんだ?誰が誰に対してやるものだ?」
「あっ、そうかあ」

結局、僕も彼女も、結婚式というのは「人様から友人として招かれたもの=規模がそれなりに大きなもの」の経験が中心で、挨拶だの出し物だの演出だのが派手なものしか、見たことがない。いざ自分で結婚式を営もうとすると、どうしてもそういうイメージをなぞってプラニングをしてしまうのだった。

「できるだけシンプルに!お金をかけずに!」と呪文のように唱えていても、生花を会場に活けるとか、ケーキが、とか写真撮影が、ということでどんどん費用は膨らんだし、考えていた「神社で挙式、そのあとレストランで会食。以上おしまい。」とはいかなかった。おそるべき世界やで、結婚というのは。

それはともかく。

他にも、夫婦の共通の知人からとか、各方面からも個別に「お祝い会をやりましょうよ」というお声がけは頂いていた。しかしそのほとんどが実現していない。なんか、僕らが主催して参加者を募って、というのは変な気がしたからだ。結婚した側が「俺たちのお披露目会をやる」というのは、けっこう言い出しづらいものだ。

誰かが幹事となってイベントを企画して、僕らは神輿に載せられているだけ、という座組ならいい。でも、こちらが企画を立てて参加者を募って、というのは、なかなか前に話を進められなかった。二人がかなり多忙で日程調整が難しいから、ということもあるし、僕が「お祝いされ慣れていないから」というのもある。

クッキリと「〇〇の会」みたいにメンバーがはっきりしている組織ならよいのだけど、「行きつけのカフェで、カフェのお客さん(不特定多数)相手に参加者を募って、カフェの予約と料理の打ち合わせをやって・・・」というのは調整のハードルが高そうで、二の足を踏んでしまった。

※そうやってお声がけしていただいたのはとても嬉しいので、お言葉に甘えたいのが本心。でも、最初の一歩をこちらからは踏み出せず、そのままズルズルと話が頓挫状態なのが現状。ごめんなさい。

しかし、そんな僕でも、これだけは主催してでもやっておきたいと思っていた新婚お披露目会がある。

自分の出身母体であり、主宰している団体である「アワレみ隊」への紹介だ。

僕の婚期がここまで遅咲きだったのは、30代半ばまでアワレみ隊活動一辺倒だったせいでもある。

なにしろ、カレンダーで三連休とか飛び石連休を発見すると、ウッキウキでしぶちょおやばばろあに連絡をとり、やれ蕎麦だ、温泉だ、キャンプだと明け暮れていたからだ。

パートナーとなる女性なんてのはコウノトリが運んでくるものだとガチで思っていて、そっち方面で積極的に動くことはほとんどしてこなかった。

そんな僕の青春であり、血肉の一部となっているアワレみ隊のメンバーに、自分のパートナーを紹介しないわけにはいかない。じゃあ場所はどうするのか、というと、これはもう広島の名店、「肉のますゐ」しかあるまい。

はるか昔、「ますゐ全メニュー制覇プロジェクト」をやっていた頃、冗談で

「結婚披露宴をやるならますゐだな」
「サービストンカツ、入刀ってやることになるな」

なんて話を仲間内でしていたけど、これを戯言で済ませたくはない。
それだけますゐには愛着があるし、昔言った自分の言葉にきっちりとけじめをつけたい。

そこで、アワレみ隊のメンバーに結婚の報告をするとともに、ますゐの年末最終営業日である12月30日でお披露目会の開催はどうか?と打診をしてみた。

ある程度メンバーが集まるなら開催しようと思っていたけど、昨今みんな忙しいから無理かな・・・という打算はあった。しかしふたを開けてみると、全員参加できるとのこと。これには驚いた。

アワレみ隊、何年ぶりかわからない全員集合がおかでん結婚をきっかけに実現。たぶん、2003年に京都で開催された「アワレみ隊10周年記念イベント」の時以来の珍事だ。おい、16年ぶりかよ。

お互い仲が悪いわけじゃないので、個別には会う機会がある。しかし、全員が一網打尽で集まるなんてのは滅多にないことだ。

なにせメンバーは現在、東京・名古屋・大阪・広島に散らばっている。過去には東南アジアだったり、山口だったり、四国だったりと、エントロピー増大が今よりもすごかった。

これじゃ、もう二度と集まる機会なんてないのかもしれない、あったとしても誰かの葬式じゃないか、と真剣に思っていたものだ。なので、今回全員集合という事実には大変驚いたし、自分の人生、良い仲間に恵まれたものだな、と しみじみとさせられた。

もし今回、アワレみ隊メンバーの集まりが少ないようなら、一般公開のオフ会形式にして「ますゐ全メニュー制覇プロジェクト」に関わってくれた仲間たち、または初対面でもオフ会に参加したいと思ってくれる人たちにも門戸を開こうと思っていた。そもそも、齢70オーバーとなる僕の高校時代の恩師が「ますゐでやるなら、わしも行くで」と仰ってくださっていたし。

でも、そういう素晴らしい人々にはお誘いをかけず、今回は純粋にアワレみ隊だけで開催することにした。メンバー全員が集まる、ということはそれだけ貴重なことで、この時間を最大限優先させたかったからだ。

なにしろ30年以上の付き合いとなるアワレみ隊だ。どうしても話題は内輪ネタになる。オフ会形式にすると、心置きなく内輪ネタを話すということができないだろうし、お互いの会話に遠慮と解説が付きまとってしまう。

だから、アワレみ隊限定の会にした。

こんなのは、ますゐ詣での中でも初めてのことだ。

ただ、僕と僕の仲間を大なり小なり支えてくれたあの人、この人・・・大勢の人がますゐのお座敷で行き交ってきた。そういう人たちには改めてお声がけして、別途オフ会形式で開催したいと心底願っている。単なる「ますゐ詣でオフ会」ではなく、「おかでんのパートナーお披露目を兼ねた会」として。

それだけ僕自身、パートナーができたことは大変な喜びであり、その喜びはこのサイトを20年近くもり立ててくれた読者の方、オフ会参加者の方と分かち合いたいと思っている。

残念ながらブログ上での写真顔出しは彼女の承諾が得られなかったけど、彼女とてアワレみ隊およびアワレみ隊OnTheWebと関われることは喜びだと感じてくれている。

もし次回ますゐ詣でをやるとすれば、2020年7月ないし8月頭、という変則的なタイミングになるだろう。もしこのタイミングを逃すと、恐らく年単位で次の機会はない。それくらい、僕とパートナー(今後、「いし」と名乗ります)のスケジュールを合わせるのが大変、ということだ。

織姫と彦星かよ。

2019年12月30日(月)

肉のますゐ

久しぶりの広島に降り立った。・・・と思ったら、2019年1月にも広島には来ていた。なんだ、今年で二度目か。道理で馴染みの景色に感じたわけだ。

「広島か・・・今も昔も変わらないな」と広島駅でつぶやいたけど、そりゃそうだ、1年経ってないんだから。

今日のますゐ詣では、「17時から19時の開催」という変則的な時間に設定されている。というのも、僕らはこの後現在の実家がある岡山県に移動しなければならないからだ。

年老いたおかでん両親は就寝時間が早い。その邪魔にならない時間帯までに帰宅しないと、迷惑をかけてしまう。そうなると、この時間にせざるをえなかった。そもそも僕は実家の玄関の鍵を持っていないので、これは切実な問題だ。

また、パートナーの「いし」がこの日は夜勤明けだった。徹夜仕事をしたあと、その足で職場からそのまま東京駅に向かい、新幹線に飛び乗り、電車の中で仮眠をとるという強行軍となった。

綱渡りのような会だ。

僕?僕はというと、カレンダー通りの年末年始スケジュール (12月28日~1月5日冬休み)なので、呑気に鏡餅を作って過ごしていた。

僕が広島入りするのが今年2度めであるように、いしも広島は2度目になる。友人と個人旅行として夏に訪れていたからだ。

その時僕は「ますゐ」をプッシュしておいたのだけど、さすがに彼女とその友人はますゐには行かなかった・行けなかったとのこと。いし本人の意向はともかく、同伴の友人に「老舗洋食屋でトンカツを食べよう」と提案するのは大変なことだったのだろう。せっかくの広島旅行で、なんでトンカツなんだ?となるのが普通だ。

人間、限られた時間と胃袋と財布の中で旅行は行われる。普通の観光客なら、「トンカツを食べよう、すき焼きを食べよう」とは思わないはずだ。

でも、僕から教えられた情報が微妙に生き残り、

  • 舟入幸町の「きさく」で汁なし担々麺を食べる(昼食)
  • 楠町の「ロペズ」でお好み焼きを食べる(夕食)
  • 紙屋町の「アンデルセン本店」でモーニングを食べる(朝食、しかも2日連続)

という、地元民からみればマニアックな食生活を送ったようだ。このほか、宮島ではあなご丼を食べたらしい。

僕は、「『源蔵』という居酒屋で小イワシの刺し身と天ぷらを食べると良いぞ」とアドバイスをしていたのだけど、これは惜しくも選から漏れてしまった。小イワシは、観光客にとっては地味すぎる存在だったか。それよりも、謎の広島新名物?「ウニホーレン」の方がそそられるらしい。なんだよウニホーレンって。僕が広島にいたころには、そんなのはなかったぞ。

地元民と観光客では、望んでいるものが違うという好例だ。それにしても、わざわざ舟入幸町や楠町まで行ったというフットワークの軽さにはびびる。僕のリコメンドを信じてくれたからだろうけど、だとしても両方ともガチな住宅地だぜ。観光客がうろつく場所じゃあないし、楠町なんて不便だ。

先程から話が脱線しまくりだが、そんな経緯を経ての二人が、今回広島入りを果たした。

僕以外のアワレみ隊メンバーは、せっかくだからと早く集まって広島市街をプラプラ散歩している模様。僕らは17時の待ち合わせ時間ぴったりにますゐへの到着となった。

(つづく)

コメント

  1. おかでん より:

    かめぜろさん>
    ありがとうございます。そういえばかめぜろさんがいた2019年夏の激辛グルメ駅伝(第6区間)にも参加していましたね。これからも、ちょくちょくオフ会には顔を出すかもしれませんので、引き続きよろしくお願いします。

  2. かめぜろ より:

    あらためて、おめでとうございます。

    やはり、パートナーは いしさん でしたか。
    激辛オフの時、自分達に いしさん が遅れてくると言った時の口調になんか「愛(!?)」を感じました。



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