ほほえみの国で薄ら笑い【タイ】

ホテルの窓から見下ろす

窓からの光景。高いビル(マンション?)と低層マンションとが混在している、ちょっと変わった町並み。日本って、こういう光景はありそうであまりないと思う。低いマンションは現在地上げの真っ最中だろうか?

でも低いといっても5~6階建てであり、さすがタイの首都バンコク、と思わせる。

んで、ここは住宅地なのかね、それとも商業地なのかね。あんまりくっきりと境界線がない場所のようだ。

各種バウチャー

バウチャーが各種完備されているので、言葉に不自由でもホテル内は問題ない。チェックインとチェックアウトはガイドさんが代行してくれるし。

兄貴はチェックインの際、パスポートを一時的に預かったガイドさんを眼光するどくずっと見ていた。パスポート泥棒にあう可能性があるからだという。こういう「用心深すぎる人」がグループに一人いると安心。

さて、「御夕食券」とかかれているバウチャーだが、それには「テラスレストラン(シャブシャブ)」と書かれてあった。おおう、今晩はどうやらタイ風しゃぶしゃぶを食べることになるらしい。それは楽しみだ。

このバウチャーの他に、館内案内の紙も渡されてあった。きっちりした日本語で書かれており、さすがと感心。ついつい「外国人がやりがちな誤字・脱字」を探してしまったが、高級ホテルを名乗るだけあって全く手抜かりはなかった。ちぇっ。

この解説によると、スパやらプールやらフィットネスクラブなどがホテル内に完備されているという。すげー。でも、朝から晩まで観光しまくっているわれわれには全く縁がないんスけど。金持ちは金持ちの時間の過ごし方ってぇのがあるんだろうな。貧乏人ほどよく動く。

レストランは施設内に5つあって、中華、ベトナム、フランス、和食、タイ風しゃぶしゃぶだった。和食強し。というかもっとタイ料理頑張れ。

ホテルのルームサービスメニュー

ルームサービスも眼光鋭くチェックしてみたよー。

katsudon Zen(カツ丼膳)が275バーツ。1バーツ3円としたら、825円。タイの物価を考えたら卒倒しそうな価格だ。日本と同じくらいか?でも、ルームサービスだしなー、物価基準ってのはこれだけではなんともいえない。

他にも「Salmon Shio Or Teri Yaki Gozen」が440バーツ、「Hyotan」が600バーツ。

「鮭塩または照り焼き御膳」ってなんのこちゃと思ったら、鮭の照り焼きまたは塩焼きという二者択一らしい。

「Hyotan」なる謎のものは、ちらし寿司他煮たり焼いたりした小皿が何皿か、という定食らしい。何でHyotanなんだ。まあいいけど。

冷蔵庫の中
ミニバー

冷蔵庫の中まで興味津々。こういう細かいものが気になる人って、多分変態趣味の持ち主だよな、と自分自身思う。「異性のパンツを頭からかぶる」とかそういうメンタリティに通じる気がしてならんが、幸いそういう方向に開眼はまだしていない。

コカコーラ、スプライト、ファンタ、シンハービール、チャーンビール、カールスバーグ、ハイネケン。そして、ドリンキングウォーターとミネラルウォーター。知らない銘柄の缶種類。

南国だからフルーツにはうるさいお国柄だと思っていたが、果汁0%を誇る我らがファンタが置いてあるのには驚いた。やるじゃん。

「ドリンキングウォーター」とはなんぞや、と思ったが、これは一泊につき一人一本無料で提供される飲み物だという。ミネラルウォーターよりは格下らしい。

それにしてもビール。日本産のビールって置いていないんだな。これだけ日本車が走り回っているのだから、スーパードライとか一番搾りが置いてあるかと思ったのだが。飲料メーカーもっと頑張れ。まあ、旅行先でわざわざ国産ビールは飲まないけどね。

ミニバーにはウィスキーやウォッカ、ジンなどいろいろ。泥酔するやんけ、と思うがこれを飲む人ってどんな人なんだろう。

タイのテレビアニメ

テレビをつけてみたら、なにやらアニメを上映していた。子供向けらしい。豚さん猿さん羊さんなどが写っていたが、ディズニーに代表される欧米系の絵柄ではなく、明らかに日本の影響を受けている絵柄。おお、こんなところにも日本の影響が?

エレベーターのボタン

さあ夕食だ、というのはもったいない話なので、外出してみることにした。フリーになる時間はこの初日夜だけ。パッポンストリートというところが熱い、という話を聞いていたので、そこに行ってみる事にした。とはいっても、別にゲイバーなどに行くわけではないのだが、「怖いものみたさ」だ。

ホテルのエレベーター、ボタンの配置が独特。横にボタンが配列されているので、一瞬戸惑う。なんでこんな視認性の悪い配置にしたのだろうか?

ボタンを詳細に見ると、5階と13階だけは存在しなかった。13という数字はタイでも不吉とされているようだ。それはともかく、なぜ5階が?

調べてみたら、4階にプールがあるようなので、おそらく5階部分は吹き抜けになっていると思われる。ゴージャスよのぅ。

ちなみに最上階37階は和食レストラン。ホテルの中でもっとも威張れる場所に和食レストランがあるのはさすが日本。このホテル、日本人ばっかり泊まっているんじゃあるまいか?いや、でもわれわれのようなツアー観光客は和食は食べないしなあ・・・。不思議。

マッサージ&スパ

ホテルの外に出ると、雑踏。

ホテルの宿泊客目当てと思われるお店がいくつも並んでいる。その中で目立ったのが、これ。「SIRI Massage & Spa」。尻のマッサージ?偶然とはいえ名前が独特。カタカナで「フェイシャルトリートメント」「スパパッケージ」などと書いてあるので、日本人を有力な商売相手にしていることが分かる。だったら誰か「SIRI」という名前が日本では「尻」に通じることを教えてあげられなかったのか。

いや、名前くらいはどうってことはない。さらに独特なのが店頭の光景。女性がずらりと並んで、こっちを見ている。何だこれは。まるで、江戸時代の遊郭みたいだ。

どうやらタイのマッサージ店というのは、店頭で女性をチョイスするというやり方らしい。まさに遊郭的なオペレーション。

値段は日本とは全く違い、激安の極みだったと記憶しているが忘れた。タイでマッサージ受けたら日本のマッサージは高すぎて受ける気無くなりそうだ。日本の物価感覚で、タイに行くとマッサージ天国だ。

マッサージ天国というのは本当で、タイには「タイマッサージ」という独自の体系が存在している。マッサージ師は国家資格なので、学校に通い、資格を取らないと開業できない。日本のように「3日程度の研修で即開業」とはいかない。

ドナルドと毛沢東
公園でダンス
仏塔
政治家ポスター

街の光景。

日が暮れてきたからか、公園ではダンスを踊る人たち多数。1月とはいえ、昼間に体を動かす気にはなれないのだろう。

町中のいたるところにほこらがある。ほこらというか、ミニお寺。タイは仏教が盛んだと聞いていたが、本当だった。大抵どこのほこらにも生花が生けてあって、信仰の篤さを伺わせる。

あと、町中で多かったのがオッサンのポスター。いろいろなオッサンがいる。どうやら選挙期間中らしい。中にはハンマーを振りかざしている物騒なポスターまである。どうやらこれまでのしがらみを打破!既成概念反対!ということらしい。

写真のオッサンは胡散臭いヒゲを蓄えていて、なんだか詐欺師の様相を呈しているが、よーく見たらこれ、落書きだった。どこの国でも落書きをしたくなる欲求というのはあるものだな。

タイの本屋

本屋があったので覗いてみたら、日本の文庫本が大量に取り扱っていてびっくり。いよいよ日本はタイを占領してしまったのか、と真剣に思ったくらいだ。

後で知ったことだが、この本屋があるスクンヴィット通りは日本人街であり、駐在員が多く住んでいるのだという。なるほど、だからか。いくらなんでも、普通の本屋で当たり前のように日本語の書籍が置いてあるはずはないよな。

BTSの路線図
自動券売機

パッポンに行くため、モノレールに乗る。BTS、と呼ぶそうだ。ボディトレーニングシステムの略ではない。バンコク・マス・トランジット・システムの略だそうで。バンコクは首都にもかかわらず、地下鉄を始めとする交通網が脆弱。そのため車が街にあふれてしまっている。今後少しずつ改善されていくのだろう。

チケットを買う際は、路線図をまずチェック。目的駅のところに書かれている数字が運賃(バーツ)なので、券売機の数字ボタンを押す。その後、お金を投入すると発券されるという仕組み。先にお金を入れる日本式と違う。

お金は5バーツまたは10バーツ硬貨しか受け付けてくれないので、札しか持っていなかったわれわれは窓口で両替をしてもらった。

BTS

BTS。モノレールという話だが、羽田空港に接続する「東京モノレール」とは全然違う風貌。タイヤ駆動の新交通システムかと思ったくらいだ。今さっきこの文章を書くために確認したが、やっぱりモノレール。

このモノレール2路線と地下鉄1路線が、2005年時点でのバンコク市内の鉄道交通。あとはバス頼みだからそりゃあ町中渋滞するわな。

パッポン通り
パッポン通りは人がとても多い

BTSを乗り継ぎ、サラ・ディーン駅で降りたところがかの有名なパッポン通り。

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