おちこんだりもしたけれど、魚はげんきです。【ばんや:2020年03月】

ホワイトボード

液晶ディスプレイでメニューがリアルタイム表示される、というのが昔のばんやのワクワク感だった。それが今は運用されていないわけだが、困るのは待ち時間にメニューの吟味ができないことだ。

僕、および僕の仲間たちでこのお店を訪れる際は、一品二品で満足して帰る、なんてことはしない。あれもこれも、頼む。煮物から1品、焼き物から1品、揚げ物から1品、刺身から1品・・・といった具合に。なので、注文品を決めるのにえらく手間取る。だから、空席待ちをしている間にメニューを選べれば、こんなに楽なことはない。

残念ながら、ウエイティングスペースとなっている店頭には客席に置いてあるメニューは置いてなく、今はただ「よし、このあとしこたま食べるぞ」という闘志をふつふつと煮えたぎらせるしかやることがない。

日替わりで、手書きになっている「本日のネタ」。

僕はいつも、同行する人に「朝獲れ寿司やばんや寿司はやめておいたほうがいいよ」と言っている。シャリが機械で握られたもので、硬さがあってあまりおいしくないのと(最近は食べていないので、最近の状況は不明。少なくとも昔はそうだった)、寿司を食べたらお腹が一杯になってしまうからだ。

せっかくばんやに来たからには、あれこれと魚を食べまくっったほうがいい。寿司で満腹になるのは、僕は賛成できない。それだったら、定食形式にして、白米を食べつつ刺身とか煮魚を食べたほうがいい。

ばんやに行くと、やたらと塩っけをたくさん摂ることになる。刺身にしても煮魚にしても天ぷらのつゆにしても、醤油が多く使われているからだ。だから、ご飯があったほうがいい。それだったら、寿司を食べるよりも茶碗に盛られた白米のほうがいい、というのが僕の考えだ。

朝獲れ寿司は、7品。昔9品じゃなかったっけ。記憶が曖昧だけど、「7」という数字なかったと思う。数が減ったか。いろいろなお魚が食べられるのだけれど、よくみるとワラサとタチウオが重複している。

店頭には、メニューの一部がサンプルとして展示されている。これ、毎朝作っているのだろうか?で、営業時間後には店員さんのまかないになるのだろうか。

はっきりいって、あまりこのサンプルは参考にならない。いや、初めての人はボリューム感の確認とか、どんな魚なのかを知る上で大事だと思う。しかし、僕は毎回斜め見する程度で終わっている。というのも、メニュー全体像を俯瞰して、ムムムッと考えて、それでえいやっとメニューを決めるからだ。一個一個、ボトムアップ型で「あれを頼んで、これを頼もう」という積み上げはできない。

おっ、マグロのかま焼きがあるぞ。

このお店において、「かま」のメニューがあったら問答無用でゲットだ。なにしろ、「本来なら捨てるところなんですが、味は悪くないんで・・・食べたいなら、提供しますけどどうすか?」という遠慮気味な身の付き方ではないからだ。ばんやの「かま」は豪快に身がついている。箸で骨の隙間にある身をこそげ落とす必要がない。

買い、だ。

とはいえ、保田漁港にマグロが水揚げされるのかどうかは不明。どこか別のところから仕入れたのかもしれない。少なくとも、東京湾に生息する地魚ではないだろう。

カサゴ唐揚げも気になる。でもお値段も気になる。

この際だからリミッター解除!お金のことは気にしない!といきたいところだけど、他にも「揚げ物」ジャンルの料理はいくつもあるのよね。いかのかき揚げは食べたいし、ミックスフライも食べたいし。これ以上揚げ物ジャンルの料理を増やすのは、無理っぽい。どのジャンルも、できるだけ均等に食べたい。

キンメダイや鯛の煮物があるぞ。ああ、いいねえ。

あん肝があるのを見て、いしが「これ食べたい!」と即応していた。

東京湾であんこうが住んでいるとは思えないのだけど、まあ、ばんや初訪問なんだし好きなものを頼むのは良いと思う。

サーモンかぶと焼き、というのも気になる。かま焼き同様、こいつもがっつり身がついていそうな気がする。しかし、何も保田の地で「サーモン」を食べなくても、という気はするのでパス。

それよりも、活・ヤリイカ刺身、というのが気になる。先程いけすでバッシャンバッシャンと暴れていたやつだ。これはぜひ食べておきたい。

スルメイカ刺しが先程食品サンプルとして置いてあって1,000円だったけど、こっちはサイズによって値段がかわるということで、「イケスより量り売り」と書いてあった。

定食は250円。ライス・みそ汁・お新香付。

だーっと料理を頼んで、どれか1品を定食形式にしておけばいい。ご飯はそんなにいらないよ、というなら、二人で定食1つのご飯をシェアしたっていい。

(つづく)

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