おちこんだりもしたけれど、魚はげんきです。【ばんや:2020年03月】

ヤリイカ刺しがきたぞー。

ついさっきまで、水槽でぴょこぴょこ飛び跳ねていたやつが、今こうして輪切りにされている。イカからすると、一体何が起きたのか?と理解できないだろう。

ヤリイカ刺しの場合、重さによって値段が違う。グラムいくらなのかはよくわからいけれど、このサイズだと1,800円だった。予め店員さんがイカを捕まえてテーブルに持ってきて、これでよいか?1,800円だよ?と確認に来てくれる。そこで「アカン、予算オーバーや。もっと安いの持ってきて」とも言えないので、「ああ、それでええで」と大仰に振る舞わないといけない。ここで値段を聞いてソワソワしていては、駄目だ。

でも、後で考えるとちょっとソワソワする値段だな、1,800円だもの。これを食べてお腹いっぱいでおしまい、というわけではなく、他にもいろいろ頼んでいるんだから。

透き通るイカ

しかし、やっぱり締めたてのイカは美味いんだよな。いや、美味いというより、食感が楽しい。時間が経ってねっとりとしたエロいイカ刺しもいいけれど、捌きたてでコリコリしたイカを食べるのは背筋がシャンとする瞬間だ。

見てみろ、箸でイカをつまむとこんなに澄んだ色をしている。

一方、こちらは僕が「定番料理」として長年推奨してきている「イカかき揚げ」。700円で、大ぶりなかき揚げが4枚も。

少食の人ならば、これを1枚ないし2枚食べただけでお腹が満たされるかもしれない。そんなサイズ感。

新鮮なヤリイカ刺しを食べたあとに、イカのかき揚げなんて食べてもねぇ・・・と思う。これはこれで確かに美味いんだけど、イカと一緒に和えてある玉ねぎの甘みとか、油料理そのものの旨さだとか、そういう要素が結構大きい。

出てくるタイミングが悪かったか。イカが連続しちゃったし。

と、完全に舐めてかかって食べてみたら、いや奥さん、これはこれでなかなかなものですぞ。素晴らしきかなイカのかき揚げ。

激賞するほど美味しい、というわけではないけれど、料理としてとても素敵だ。これ、おかずにしてもいいし、天丼にしてもいいし、天茶もきっと素晴らしい。

膨らむ夢、そして同時に膨らむお腹。ここはかき揚げを深追いするのをやめにし、4枚のうち2枚をお持ち帰りにすることにした。

ばんやはなまものを除けばお持ち帰りを認めている。かき揚げなんて、お持ち帰りには最適だ。いったん揚げたてをお店で食べて、残りは家でもう一度楽しむ。あら素敵。

かま焼き

かま焼き1,300円。

マグロのかま。立派なサイズで、しかもこのかまの下にもう一つかまが隠れていた。

これもまた、1つ食べて、1つはお持ち帰りにする。

ばんやのかま焼きは、「かまと呼ぶには身がつきすぎている大盤振る舞い」なのが特徴。でもこのマグロのかまは、意外としっかり骨がついていて、ゴッソリ身がほぐれる、なんていうお得感はなかった。まあ、これが普通だと思う。かまなんだし。

なにか煮魚を、ということで頼んでいたのが「イサキ煮」。800円。

イサキなんてなかなか食べる機会がないので、こういうお店でこそ食べないと。

ただし、もうそろそろ食事はいいかな、という気分になってきていたので、これもまたお持ち帰りにした。一口も箸をつけずに。煮魚の場合、食べかけを持ち帰るというのはさすがにしたくない。身が崩れそうだし。

慎重にジップロックに詰める。

いしが「せっかくだから煮汁も」といってジップロックに煮汁を入れたが、案の定このあと車の中で汁がほぼ全てこぼれ、僕のゴアテックスのレインウェアが煮汁臭くなった。なんてこった。ジップロックって、しっかり閉めれば液漏れはしないんだけど、つい油断して密閉しきらないんだよな。

そんなわけで、戦利品を手にお店を引き上げる。

お会計は、9,700円+消費税10%で10,670円だった。二人で食べたにしちゃかなりの出費だけど、家への土産代も含んでるってことにしてドンマイ。

(つづく)

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