食べ物はともかく、飲み物が切れたらその都度船内を大移動して取りに行かないといけないのは面倒だ。しかし、そのついでに船内探検ができるので、それはそれで楽しい。
理想としては、マイお盆をこの船に持参して、ビールや飲み物をしこたまお盆に載せて自分の席に持ち帰ることだ。いちいち一杯ずつ、飲み物を受け取っては自分の居場所に戻る・・・ってやっていたら、それだけで短い時間のクルーズが終わってしまう。
食べ物は、時々意欲的な屋台の人が「売り子」として各デッキまで出張って売り歩いていた。こういうサービスはありがたい。
折角だから探検してみよう。仲間を置いて、一人ふらふらと歩いていく。
ただでさえでかい船だし、通路はとても狭くて歩きにくい。そして人が多い。なので、ちょっとした移動でもかなりの大移動をした気にさせられる。
壁に「さるびあ丸レストランMENU」と書かれた紙が貼ってある。そうだ、このデッキにはレストランがあるんだっけ。
さるびあ丸レストランのお品書き。
さすがに手の込んだ料理はなく、一昔前の高速道路SAの軽食コーナー的な品揃えになっている。それでもこれだけの品揃えは立派だ。A定食、B定食、そば、うどん。以上!みたいな手の抜き方ではない。
あれっ、「アルコール類」にビールがない?と思ったら、随分後半になって登場した。アルコール類の欄の先頭に「青リンゴ レモンサワー」が出てくるというのがちょっと面白い。あんまり島の人はビールを飲まないのだろうか?
レストランの入口。
この中は「レストラン・ダイニング」の有料席なので、僕ら一般人は立ち入りできない。この中に入る人は、お食事付きとなる。
レストラン内部。外部廊下の窓から見たところ。さすがに空席は多いようだ。食事付きとはいえ値段が上がるし、どうしてもレストラン内での飲食となると「船」ならではの迫力が落ちる。
とはいえ、このレストランは窓で囲まれているので、一応外の景色は楽しむ事ができる。・・・ただし、昼ならば、だけど。夜なら真っ暗なので何も外は見えないと思う。
こうなると、「納涼」でも「船」でもないじゃん、と思うが、それはやっぱり「雰囲気」ですよモウ。そうとしか言いようがない。
今いるところがCデッキなのだが、さらにここからD、Eとダンジョンを下がっていくことができる。ダンジョンの深いフロアには強い敵がいるかというとそうではなく、どっちかというとこの納涼船では扱いが低い。そりゃそうだ、窓がなくて景色が見えないのだから。
「空いてます!」という紙が階段に貼ってあった。女子トイレが空いている、という意味らしい。
で、Dデッキに下りてみる。D、Eデッキには料理や飲み物を提供する屋台がないので、この界隈に陣取った人たちは大変だ。
船の大きさの割にはやけに小さな階段を使い、Dデッキを目指す。
Dデッキにジュースの自販機が並んでいた。
500mlのペットボトルジュースが150円。町中の値段と一緒だ。とても良心的だと思う。200円で売っても、買う人はかうだろうに・・・と思うが、よく頑張った。東海汽船偉い。
しかし最近じゃ、コンビニがあることだし、「値段が高い」とわかればみんな持ち込むのかもしれない。へたにぼったくろうとして客を逃がすより、「市井価格」で提供して確実に客を掴んだほうが儲かる。
いろはすは130円。
船なんだから水に囲まれているじゃないか、と思うけど、そりゃ海水だ。飲み水にはならない。
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