カップヌードルの自販機を発見。
久しぶりに見た!まだこれって現役だったのか!
カップヌードルという細身の容器だからこそ、成り立つ自販機だ。これが「赤いきつね」みたいな幅広のどんぶり型容器だったら、場所を食うので自販機としてはちょっと面倒だったかもしれない。
自販機、といっても、カップラーメンを売る&お湯を出すだけのシンプルなものだ。既に出来上がったラーメンが提供されるわけではない。それを思えば、ものすごくシンプルな自販機だ。もっと普及しても良かったと思うけど、コンビニがこれだけ世の中にあるご時勢じゃ、無理か。
値段は200円。手軽な外食として、お値段はまずまずだと思う。味は4種類。しょうゆ、シーフード、カレー、チリトマト。さすがに特殊な味のものは売っていなかった。
冷凍食品の自販機もあった。
ああなるほど、長時間の船旅ともなればこういうものがなくちゃ、味気ないよな。お酒を嗜むにしても、つまみがあるほうがいいし。レストラン利用というのは大げさだし、夜中の営業時間外に小腹が空いたし、という時には重宝しそうだ。
フライドポテトが人気商品らしい。ボタン二つを占めていた。
この納涼船では、Aデッキが屋台の密集地帯となっているのだが、Cデッキもそれなりにお店があった。
こちらでは、お酒が売られていた。飲み放題になっている「公式ドリンク」はビール、サワー、ワイン、ソフトドリンクだ。それ以外の、「お値段は張るけどいい酒あるぜぇ~」というのがここ。
清酒の司牡丹が売られていた。四合瓶で2,500円。なかなかお高いけど、レストランなんぞで会食する人なら払うかもしれない。でも、圧倒的多数の、「浴衣を着て格安で乗船している若者」は見向きもしない。
他に、スパークリングワインやマルティーニが売られていた。
ホットプレートで焼かれるフランク。
さすがに屋外の屋台ではないので、本格的な鉄板をバーンと置いて、プロパンガスなんぞでガンガン調理するわけにはいかない。
そもそも、そこまで大量に料理というのは売れていない印象だった(実際はどうかはわからないけど)。みんな「納涼船」という空間を楽しんでいて、じっくりと飲み食いをしていない感じ。
この屋台だけでなく、いくつかの屋台では電子マネー決裁用のタッチ端末が置いてあった。船内ではフードチケットによる決裁のはずだけど、ひょっとしたらお店によっては電子マネーもありなのかもしれない。それだったら、わざわざ「使い残してしまうかもしれない」フードチケットを買う必要はなかったか?
「公式ドリンク」のサワーなのだが、レモンとピーチという二種類の組み合わせというのがちょっと面白い。レモンサワーというのは定番中の定番だけど、「ピーチ」というのはさほどメジャーではないから。
こっちにもカップヌードルの自販機を発見。船内に二カ所もあるということは、よっぽど人気商品ということだ。「優雅な船旅」を期待していない人にとっては、食費を簡略化できる最適アイテム、ということか。
でもまさか、この納涼船で食べる人はいないだろう・・・と思っていたのだが、ちょうど若者たちがこの自販機に群がっていた。買って食べようかどうしようか、相談している真っ最中だ。彼らにとって、格安な酒のつまみ、という認識だったらしい。ヘタに屋台で料理を買うより、安く済ませられるということのようだ。
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