自宅でやってみよう【2020年4月】

ある休みの日。いしが「せっかくだから外で朝ごはんを食べましょうよぅ」と言う。

外で食べるといっても、どうやって?ブルーシートでも敷くか?

「(キャンプ用品や非常用品が格納されている)コンテナを机にしましょう」という。椅子は、キャンプ用を出すとちょっと手間なので、サッシを開け放った窓に2人並んで腰掛けて。

朝日が眩しい。ホットケーキを焼いて、朝ごはんをたべるにはちょうど素敵な天気と、時刻と、太陽の明るさだ。

最近のいしは、「ホットケーキの焼き方を極めます」と言い、コンロの火力調整とフライパンの熱伝導特性の研究に熱心だ。

満を持しての朝ごはんは、想像した以上に素晴らしかった。ただ、想定外だったのは、案外見栄えがごちゃっとしたことだ。何かの試飲会でもやるのか、というくらいあれこれと器が並んでしまった。

「優雅さ」を演出するためには、皿数は少ないほうが良いのだな。今回で学んだ。ワンプレートというのは、洗い物を減らすだけではなく、空間を広く使うという意味もあるようだ。

千駄木の「よみせ通り」沿いにある、「二鷹」。もともと牛もつ鍋を出しているお店だと思う。近所ではあるけれど、一度も訪問したことはない。しかし、今回を機にテイクアウトをやっているということだったので、利用してみることにした。

ちなみに、「二鷹」という名前のとおり、他にも「一富士」というお店がある。そっちが本店で、不忍通り沿いの焼肉の名店だ。

牛もつのお店だというのに、やっているのはメンチカツバーガーだったりする面白さ。そして、生姜焼き弁当。これ、豚肉だと思うでしょう?でも、和牛ほほ肉を使っているのだから、にくい。

とはいえ、両方とも牛もつではないし、洋食も和食もあるし、とにかく手広い。

メンチカツバーガーをやっているのは土日限定で、その際は店名が「三茄子」になる。演技がよすぎて、思わず手を合わせたくなる。

近所のベンチで、日なたぼっこをしながらご飯を食べる。

食べたら退却だ。外出時間は短くしなくちゃ。

ちなみに二鷹のメニュー。

もつ鍋もテイクアウトできるんだぜ。材料を、だけれど。もう、なんでもアリだな。両国あたりにいけば、ちゃんこ鍋のテイクアウトもあるかもしれない。

そういえば、谷根千エリアで有名な中国料理店「海上海(はいしゃんはい)」は、鍋を持参すれば四川料理の定番・激辛牛肉水煮のテイクアウトができるらしい。今度試してみたい。ただし、辛いものはいしが苦手なので、いしが不在のうちに、こっそりだまし討ちみたいな形で。

谷中のコーツトカフェは僕にとってもっともサポートしたいお店だ。なので、幅広くまんべんなく谷根千エリアのお店を巡っている中でも、頻度高く訪れるようにしている。

店頭のショーケースに、シフォンケーキが置いてある。その立派な佇まいを見て、「ああ、シフォンケーキってこういうものだよな」と改めて感嘆する。以前自分で作ってみて首を捻った、あのドーナツの出来損ないとは大違いだ。

見ろ、このそそり立つ壁みたいなシフォンケーキ。どうやったらここまで膨らむんだ?やっぱり、これでもかこれでもかとメレンゲを泡立てるから、こうなるのだろうか。僕ぁ修行が足りないな。今度電動式のホイッパーを買おうと思う。・・・でも、いしからは反対されているけれど。「料理をする際に、モノをすぐに買いたがる」というのはオトコの悪いクセだ。

コーツトカフェはもともとご飯も美味しいのだけれど、その料理もお惣菜として売られるようになっていた。ラタトゥイユとか生ハムとか。容器は持参しなくちゃいけないけれど、今度買ってみよう。

コーツトカフェは「コーツトごっこ」という言葉を提唱していて、自宅でもコーツトカフェを楽しめるように、といろいろなお菓子やジャムなどの詰め合わせBOXを通販していたり、テイクアウトできるようになっている。

僕らは地元民なので通販はいらないけれど、足繁く通って自宅でコーツトごっこをしまくっている。

外食ばっかりに頼っているわけじゃない。家でも自炊はやっている。

とはいえ、テレワークで一日自宅にいると、メリハリがない生活なので料理には刺激がほしい。「肉野菜炒めを作って、ご飯と、お味噌汁」なんていうのは面白くない。そういうのは作ってもワクワクしない。ちょっと作ったことがないものを作りたい。

そんなわけで、肉のハナマサで買った冷凍アボカドを使って、マグロとクリームチーズ、少量のマヨネーズを和えたものを作ってみた。

ネットで見かけたレシピだと、マグロぶつを使うのだけれど、わざわざこのために鮮魚店に行くのはどうかと思った。なので、家にちょうど在庫があるツナ缶を使ってみたぜ。

味は上々。何も知らされないで食べたいしも、微妙に含まれているクリームチーズの存在にすぐ気づき、「なにこの濃厚な味わい!」と驚き喜んでくれた。

・・・ただ、作った側としては、思っていたものとちょっと違うものができた。もっとマグロォ!な味になるはずだったんだけど、これは・・・うん、ツナですね。ツナの味がものすごくつよい。ツナマヨのアボカド和え、だ。美味しいから全く問題ないのだけれど。

恐るべしツナ。ツナはマグロ(生)のかわりにはならない、ということがわかった。

クッキーも焼いてみたりする。

型なんて家にないので、そのままオーブンに入れてみたら、なんか見栄えが微妙なものができた。ドンマイ。

レシピには「塩を少量」と書いてあったので少量入れたつもりだったけど、僕の想像よりももと少量だったらしい。ちょいと塩辛い、でも甘いクッキーになった。

大学時代はよくクッキーを焼いていたんだけどな、腕が落ちてしまったものだ。

コーツトカフェのすぐ近く、書店の「ひるねこBOOKS」(古書と新刊を売るお店。独特な品揃えのセンスが素晴らしく、時々訪れては本棚を眺めるのが楽しい)脇の軒先で野菜が売られるようになった。

なんでこんなところに八百屋さんが?と思って聞いてみたら、もともとは野菜卸をやっているのだけれど、このご時世外食産業での引き合いが減っちゃったので販路に困り、こうやって一般消費者向けにも売っているのだという。

そんなわけで、「えっ、これは安い」という野菜があれこれ売られている。小松菜なんて、ひと束がぶっといったらありゃしない。大人の男性の太ももくらいありそうな勢いだ。

そこで、そら豆を買ってみた。旬だからね。

魚焼きグリルでそら豆を炙り、皮に焦げ目がつくまでじっとがまん。そして中身を取り出し、薄皮をアチチといいながら剥いて食べるとこれがうまいんだ。塩がいるかと思ったけど、なくても十分イケるぜ。

それにしてもそら豆って大変だな。子孫を残すために、ここまで立派な豆になるまで成長させるんだから。この前食べたスナップえんどうなんて、もっと省エネだぞ。

(つづく)

コメント

  1. おかでん より:

    パン祭りのお皿が割れたのを見たことも聞いたこともないです。なんだあの頑丈っぷり。
    パン祭り皿で、空手家が瓦割りをやったら、わずか1枚でギブ!ってことがあるかもしれない。

  2. ネーマ より:

    うちの皿は茶碗とお椀、丼を除くと、ほぼパン祭りの白い皿です(笑)
    パン皿は10枚くらい、小さなボールや深めの皿、楕円のカレー皿など種類も様々。
    とにかく丈夫で割れないし、白いから何を盛り付けても合わないことはないし、他の皿との相性も(笑)
    そーゆー家、けっこう多いと思います。

    • のっちょ より:

      うちでもパン祭りのお皿、重宝してます。
      今回は、15点で力尽きてしまいましたが…



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