自宅でやってみよう【2020年4月】

2020年春。新型コロナウイルスは世界中に大流行し、各都市はロックダウンし経済活動は停滞した。僕が住む東京もご多分に漏れず「自粛」が要請されたわけだが、この「自粛」という言葉の曖昧さと、「空気を読め」という雰囲気がどうにも好きにはなれない。

僕は白黒はっきりつけないと気がすまない完璧主義な性格なので、むしろ「家から一歩も出るな!出たら射殺」くらいの恐怖政治なくらいがスッキリする。もちろん本当にそうなったら困るのだけど、「自粛要請」ということばが日々出回り、「あとはわかるよな?」と市民同士の監視と密告、嫌がらせと差別に任せるような政治のスタンスは勘弁してもらいたい。

第二次大戦で日本はなぜ負けたのか?ということを分析した書籍を読むと、この「空気感」を軍も民衆もなんとなく共有したため、齟齬が生じたり無理があったりしたのは明白だ。つまり、なんにも日本人というのはあの当時から変わっていない、ということだ。時の政権が何度も「第二次大戦を深く反省し・・・」と周辺諸国に謝罪の意を表明するけれど、いかにそれが口先なのかということだ。あと、歴史教育で近現代史を意図的に避けて、ほとんど趣味の世界である縄文時代とか平安時代といった昔すぎる話に時間を割いている結果だ。歴史、というのは「過去を学ぶことで、我々は未来にどう生きていくべきか」という学問のハズなのに、単なる知識でマウントをとるためのものになってしまっている気がする。

ここで言っておきたいのは、僕が右でも左でも、どっちのスタンスでもないということだ。政権批判をするつもりはない。

ただ、このコロナ状況下において、やれやれと首をすくめ、僕なりにできることをやっていくしかないと思っている。世の中自粛だからといって、国民全員がお通夜のように鎮痛な顔をしてうつむいているわけにはいかない。できる範囲で経済活動を回していかないと。そして、できる範囲で、この状況を少しでも愉快なものに変えていかないと。おかでん家でできることは、それくらいだ。

そんなわけで、激動の2020年4月における、おかでんとおかでん家周辺における、食べ物系の話をまとめてみた。

おかでん家はもともと自炊が多い家だ。いや、正確に言うと、パートナーのいしと出会うまでは「夕食はポテチとノンアルコールビール」みたいな生活が多かった。しかし、いしと知り合い、彼女を家にお誘いする口実として、あれこれ料理を作るようになった。

彼女は、本当に無邪気に僕が作った料理を喜び、新作料理があると聞くと、いそいそと家にやってきた。そして、お土産として余った料理を持って帰っていった。

いしは結婚前に、「おかでんさんには胃袋を掴まれたので、やられた」と言っていたが、それは本当だと思う。だって、初めて彼女が家にやってきたのが、「そういえば食べそびれたタルトが2個、まだ余っているんだけど」という話だったし、それ以降も「今日できたばかりのポテトチップ(埼玉県八潮市の菊水堂)って、すごく美味しいんだよ」というお誘いだったり、「大量に猪肉を入手したので、猪肉でカムジャタンを作らない?」だったり。

僕は料理を作るとなると、一気に大量に何種類もこしらえる。ちっちぇえ性格の割には面倒くさがりなので、作るとなると一度にやってしまいたいからだ。冬眠前の動物と一緒で、冷蔵庫に作り置きがたくさんあると安心するタイプ。

そんなわけで、ある日の夕食の写真。なんかずらずらと並んでいる。

左から時計回りに、

・キャベツとマスタードシードのアチャール
・菜の花とツナの和え物
・青梗菜と豚肉のオイスターソース炒め
・キャベツのクミン和え
・ブロッコリーとオクラ、じゃがいものサブジ

だったかな。恐ろしいことに、味見を一回もしないままテーブルに並べている。僕の料理はいつもそうだ。作ることで満足しちゃって、まともに塩加減すら確認しない。このブログだってそうだ、文章は書きっぱなしで、一度も校正をしていない。

だから、「愛情たっぷりの食事」だなんて、冗談でも言えない。すまぬ、いし。

キャベツをクミンシードで和えたり炒めるということはよくやる。値段につられてキャベツを1玉買ったけど、持て余してしまって痛み始めたときの大量消費料理だ。非常にシンプルながらも、うまい。

西日暮里にあるビアパブ「CRAFT WORKS/S」のメニューとして大抵置いてあるもので、そこで「これはうまい」と知ったものだ。もちろん僕は烏龍茶を飲みながら、だけど。ビアパブで烏龍茶しか飲まないというのも不思議な話だけど、料理が異様にうまいお店なので尊敬しているお店だ。

この日はたまたま豚肉が使われているけど、普段のおかでん家の食卓では肉が出てくる頻度は少ない。というのも、僕はレシピを決める際に「今月の、旬の食材」を意識しているからだ。

四季の移ろいをちゃんと体感するために、その時その時の食材や歳時記はできるだけ家庭内に取り入れようと思っている。なので、「4月に食べておきたい食材リスト」なんてのが3月末には完成しており、それに基づいてどんどん料理がつくられていく。

そうなると、「旬の野菜」がメインとしてレシピをネット検索することになり、必然的に肉の出番が減るのだった。肉が出てきちゃうと、なんでもかんでも「肉野菜炒め」みたいになってしまうので、作る側としてはさほど楽しくはない。

ただ、野菜ばっかりだと、おひたしとか煮物とか、なにやらしょうゆっぽい料理ばかりになりがちだ。そこで登場するのが、ツナ缶だ。おかでん家では、肉が出てこないかわりにツナ缶がやたらと出てくる。というのも、食在庫には常に10個近いツナ缶のストックがあるからだ。

[Amazonブランド] SOLIMO シーチキン Lフレーク 70g×12缶
SOLIMO(ソリモ)
¥1,648 (¥137 / 個)(2020/06/04 06:05時点)
原材料:きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス / 調味料(アミノ酸等)

なんでそんな大量のツナ缶を保持しているのかというと、僕は「Amazon定期便」というのをやっていて、毎月決まった日にAmazonからモノが送られていくる仕組みになっているからだ。洗剤やら歯ブラシやらノンアルコールビールやら、いろいろ送ってもらっているのだけれど、まとめ買いだと売価の15%割引になるので安い。そんなわけで、ツナ缶もこの定期便で、毎月1ダース送られてくる。

ちなみにこのツナ缶、Amazonオリジナルブランドだったりする。Amazon、食料品も出してるんか!と驚かされる。とはいっても、実態ははごろものツナ缶なので、素性が怪しいことはないので安心。

なんでも作りますよー。スペアリブだって作る。

家であれこれ料理を作る機会が増えたので、お皿についてもう少し考えないと。100円ショップで買ったやつ感バリバリのお皿だ。突っ込まれる前に、自ら白状しておく。

今後、自炊やら家飲みやらが増える時代になるだろう。コロナが収まっても、ある程度はそういう文化になるのではないか、と思う。そんな時に向けて、「ちょっと小洒落たお皿」が売れるんじゃないかと予想するんだが、どうだろうか?

(つづく)

コメント

  1. おかでん より:

    パン祭りのお皿が割れたのを見たことも聞いたこともないです。なんだあの頑丈っぷり。
    パン祭り皿で、空手家が瓦割りをやったら、わずか1枚でギブ!ってことがあるかもしれない。

  2. ネーマ より:

    うちの皿は茶碗とお椀、丼を除くと、ほぼパン祭りの白い皿です(笑)
    パン皿は10枚くらい、小さなボールや深めの皿、楕円のカレー皿など種類も様々。
    とにかく丈夫で割れないし、白いから何を盛り付けても合わないことはないし、他の皿との相性も(笑)
    そーゆー家、けっこう多いと思います。

    • のっちょ より:

      うちでもパン祭りのお皿、重宝してます。
      今回は、15点で力尽きてしまいましたが…



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