おかでんによる美術・博物鑑賞記録。
「権威主義にとらわれず、フラットに作品を楽しむ」というコンセプトであらゆるジャンルの作品を見てきた。
大きな公共の美術館から、雑居ビルの一角にある秘密めいた小さなギャラリーまで様々な場所を巡ってきた。
美術を何年間も見続けても、体系的な知識を習得していないのはさすがに頭が悪いと考え始め、結局自分も権威主義に陥ってしまったという気持ちが芽生えてきた。
2021年、子どもの誕生で多忙になったのを契機にコーナー終了。
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爆発した芸術を散歩する
オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ@サントリー美術館
ガレといえば、もったりと重苦しいランプ台とそのシェード、という印象がものすごく強いのだけど、それ以外にもいろいろ作っているものだな。 ガラスに留まらず、木工家具とか、お皿とか。 でも、そのいずれもが「殺人を犯すための鈍器として最適」という... -
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企画展「雨を感じる」@とらや 東京ミッドタウン店
どらやきでお馴染みの「とらや」が、季節限定で「雨」を意識したお菓子を発売している。それにあわせて、雨に関する展示がお店の片隅で行われていた。 「猫毛雨」という言葉が存在するなんて初めて知った。猫の毛のようにふんわりと振る雨、なんだって。 (... -
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ビアガーデン日本橋@三越日本橋本店
三越屋上のビアガーデン。 日本橋という立地条件のせいなのか、土曜日夜なのに空席があった。飛び入りでも利用できるくらいだった。 ビジネス街であるこのあたりは、むしろ平日の方が混むかもしれない。 梅雨明け前なので時期的に良かっただけなのかもしれ... -
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山口はるみ「Hyper! HARUMI GALS!!」@パルコミュージアム
山口はるみの展覧会。 エアブラシを用いた、誇張表現含んだ躍動感ある女性の絵が特徴的。 あと、パルコのポスターで「~のように」シリーズを手がけており、サッチャーのように、とか美空ひばりのように、といろいろな人の顔の絵をバーンと大胆に描いてい... -
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SONY AQUARIUM2016@ソニービル
銀座ソニービルの1階で毎年行われている、熱帯魚などを展示する水槽。 盛夏の中、一服の涼を提供してくれている。 ソニーの本業とどう関係するのかはよくわからない。4K映像が見られる高精細なテレビを買おう!という方向に話を持っていくのだと思うが。 ... -
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Mika Ninagawa「Light of」@THE・PARK・ING GINZA
銀座ソニービルの地下で写真家・蜷川実花の写真展があるということなので訪れてみた。 ソニービル地下?はて、そんなところにギャラリーなんてあったっけ。 昔、ソニービル地下には日本フランス料理の立役者とも言える名店「マキシム・ド・パリ」があった... -
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六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声@森美術館
森美術館で3年に1度行われる、「六本木クロッシング」展の2016年バージョン。 新進気鋭の作家による作品が展示され、迫力ある内容に魅了された。 結構淡白に美術鑑賞をする僕でさえ、今回は2時間を要したほどだ。 森美術館は現代美術を中心とした展示を得... -
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CHAOS*LOUNGE 「風景地獄―とある私的な博物館構想」@ROPPONGI HILLS A/D GALLERY
アーティストグループ「カオス*ラウンジ」による作品展。 「カオス」という名前の通り、かなりごちゃっとしたコラージュ作品が目を惹く。 梅沢和木の作品は以前別のところで見たことがあり、かなり強く記憶に残っている。ここでも相変わらずのカオスっぷり... -
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広重 二つの東海道五拾三次 保永堂版×丸清版@とちぎ蔵の街美術館
栃木市は例幣使街道が通っていたこともあり、江戸時代の町並が残っている。 そんな中にある「とちぎ蔵の街美術館」。僕は勘違いして、「博物館」だと思っていた。商家の蔵を開放し、往時を偲ぶ展示を見るという。 ・・・で、実際に到着してみたら、「美術... -
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コレクション・オンゴーイング@東京都現代美術館
混雑承知で、同時開催の「ピクサー展」に行ってみたのだけど、50分待ちの大行列を前にやめた。 実は僕、ピクサー映画は一本たりとも見たことがないし。 ってなわけで、常設展示場で公開されていた展示を見た。 これまでこの美術館で見た作品がもう一度展示... -
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木版画に夢託して 第33回足立版画展@六町ミュージアム・フローラ
つくばエクスプレスの六町駅といえば、東京都足立区の最果ての地だ。 駅を下りると再開発されて建て直されたばかりの一戸建てがずらっと並ぶ。そして現在進行形で、広大な更地が広がっている。これからますます再開発が進むのだろう。ただし、住宅地として... -
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三分一博志展「風、水、太陽」@ TOTOギャラリー・間
三分一博志、という人の名前はどこかで聞いたことがあるけど心当たりがない。 特徴的な名前なので、どこかでこの人の建築物を見たことがあるのは間違いないけど、なんだろう?思いながら会場に行ってみた。 すると、なるほど、瀬戸内地方(特に岡山、広島、...