第二回夏季強化天幕合宿in佐渡島

くつろぐおかでんとちぇるのぶ

買い出しから帰ってきたしぶちょおが撮った1枚。俺とちぇるのぶが何事かしゃべっている。
彼らの買い出し中、はじめてのルアーフィッシングを試みるがルアーの使い方がよくわからずあえなくリタイア。仕方なしにいつも通り泳いだ。

買い出しから帰ってきたしぶちょおがこのような写真を撮影したくなったということは、よっぽど客観的にみてこのテント村とその住人たちが周囲の風景から浮いていたんだろう。

留守番組だったちぇるのぶは海水浴、おかでんは執念で神島に続いて二度目の持参である釣り具でルアーフィッシング。これまでは「ジェット天秤(もしくは海草天秤、スパイクオモリ)とカレイ・キス用釣り針」での釣りオンリーの経験しかなかった。ルアーなんて初めてだ。スズキが釣れるんだっけ、くらいの知識。でも、こんな湾内でスズキがいるんかわからんし、そもそもスズキ用のルアーがどれなのかさえ知らない。適当に釣具店でカッチョエエ奴を買ってきただけだ。ひょっとしたらブラックバス用だったかもしれない。

ただ、それ以前にルアーの投げ方が分からなかった。ルアーは軽いので、全然飛ばない。今まで、それなりに重いおもりで50m以上ブン投げる投げ釣りしかしたことが無かったので、これには激しく困惑。おい、目の前の水深1mもないようなところをルアーがぷかぷか浮いてるぞ。これでは釣りにならん。

結局、釣り具一式持参したのは無駄に終わった。素人が知識なくやってどうにかなるもんじゃあないね。がっかり。

日焼けなんのそののちぇるのぶ

クローズアップしてもう一度同じシチュエーションの写真。
それにしてもちぇるのぶは一日中この姿で過ごしたことになる。暑いからといってハダカでいるというのは日焼け地獄にハマってしまい死ぬ思いをすることに他ならないのだが・・・ちぇるのぶは平気だった。

日焼けしやすい体質の人と、しにくい体質の人がいる。ちぇるのぶは後者のようだ。特に日焼け止めクリームをぬりたくっていたわけではないのに、これといって激しい日焼けは無かった。

足並みが揃わない二人

小学校時代からのつきあいで、足かけ11年になる二人の仲。ここいらで息のぴったりあったところをひとつ・・・しかし二人が見つめる方向が今ひとつかみあわず。うーん、せつないもんだなあ。
俺の頭は塩水でガビガビになってモロにオールバックに。しかも、ジュースばかり飲んでいるので顔がむくみまくり。おっさん丸出し状態だ。

ちぇるのぶとおかでんは、小学時代は全然違う学校だったが、お互いの面識はあった。ただし、話しかけたことはない。

それは兎も角、おかでんの顔が酷い。2009年の今よりも老けた顔になっている。顔がむくんでいるせいもあるが、当時は体重が90kgを越えていたせいもある。

野球?

しぶちょおのリクエストに応じてこんな写真を撮ってみました。
なぜこんな写真が撮りたかったのかは不明。
ま、こんなお茶目ができるのも日が暮れてきたからに他ならない。

意味不明。野球のポーズらしい。

サングラスしぶちょお

サングラスに妙に拘るしぶちょお。日が沈みつつあるというのに外そうとしない。
今回のキャンプは、料理当番とは別にかまど番がいて火力の調整を行っていた。飯能河原の小キャンプと違い、かまどが大きいから料理の片手間に火の調整をする事ができないからだ。

かまどの大きさは限られているし、料理ごとに必要とされる火力も別だ。

だから、まずは飯ごうで米を炊く事が行われる。鍋のように「とにかく煮れば良い」ものは飯ごうの横に鍋を据えて一緒に調理が可能。しかし、「おき火状態で調理がしたい」場合は、ご飯ができ上がってから火力を調整し直し、それからメインディッシュの調理に取りかかる。結構手間暇がかかるので、完成予定時刻を逆算しつつ、作業手順を考えるのが料理担当者の技量だ。

磯なんだか山なんだかわからないバーベキュー

3日目・夕食

担当:ばばろあ
料理名:「磯なんだか山なんだかわからないバーベキュー」
おすすめ:アジのたたきのバーベキュー
評価:4.75 (4,5,5,5)

※意外にもこれがキャンプ史上初のバーベキュー。さすがばばろあ、アジのたたきで独自性を出し大好評。この時点での最高得点をマーク。

今回調理を担当したのはばばろあだったが、アワレみ隊合宿初のバーベキューとなった。

ただ、バーベキューと一言で言っても、学生のわれわれにとっては「バーベキューの王道」というのがよく分かっていない。バーベキューなんてのはアメリカ人が週末にホームパーティーを庭で開いて、そこで肉焼いてアホみたいに食ってるイメージだ。

「とりあえず食材が串に刺さっていればバーベキューなのか?」程度の認識が、われわれの精いっぱいだった。
故に、「網の上で焼くんだから、食材を串に刺す必要なんかないではないか」と今からすれば思えるが、馬鹿正直に串打ちをやった。

とはいえ、裕福ではない学生のことだ。自家製だれで漬け込んだスペアリブを焼くぜ、とか海鮮もいっちゃいなYO、なんて事はできないし、思いも寄らなかった。串打ちされた具は、ソーセージ(学生の味方)、玉ねぎの輪切り、鶏肉、葱、にんじん。5種類というシンプルというか今考えれば貧相なバーベキューができ上がった。せめてピーマンくらいは入れてあげても良かったかもしれない。

ただ、そこで終わらないのがばばろあのセンス。彼は、なんと生魚をテントサイトに持ち帰ってきていた。生のアジ。それを三枚におろし、どこかで拾ってきた分厚い板の上で「うおおお」とタタキにしていた。おかでんにとって、タタキなる料理を初めて見た。こんな料理もあったのかとびっくり。

ただそれだけでは終わらない。そのタタキの上に炭となった木をジュウーと載せてしまい、直接加熱。うわ、焦げるぞ。

さらにばばろあは、タタキの一部を小判型にこねて、大葉二枚で挟み込んで網の上に載せた。アジハンバーグだ。このアイディアには脱帽だったし、実際相当に美味かった。

評価は、作った本人であるばばろあが謙遜して4点をつけた以外、全員が5点をつけるという最高得点をマーク。

バーベキュー食事中

バーベキューは火と戦いでもある。焦げつきそうになる前にさっと食べなければ。この際「食いたいモノを食べる」という希望は却下され、「焦げたモノから食べる」というルールが鉄則。
俺は2日連続のビールに疲れて今日は休肝日。酒のつまみにぴったりの料理に限って、お酒が飲めなかった。

みんな、うまいうまいと食べる。やっぱり「目の前で調理しながら食べる」バーベキューは屋外料理として最も映えるものだと思う。みんなうれしくて仕方がない。「ほら、そっちが焦げ始めたぞ」なんてコミュニケーションも楽しい。大鍋に料理を一発どかんと作って、「さあ、各自よそって食え。」というのとは段違いだ。

ただ、問題があった。直火、ということだ。直火で網焼きをするリスクというのは過去経験済みだが、まだ当時の頭の中では「炭を使う」という発想は出てこなかった。もしそういう発想があったとしても、重くてかさばる炭は敬遠されていただろう。何しろ、人力運搬がわれわれの基本だからだ。

故に、炎に直接料理が炙られたり、火力にムラができたり、てんやわんやだ。強火だと表面だけが焦げ、すすで真っ黒になるのでできるだけ火力は弱めに。しかし、そうすると今度は全然料理に火が通らない。食べる、よりも火力調整に要する時間の方が長かった。

火力が弱くなりすぎた、ということで火力UPを狙うと、ここでもトラブルが起きる。うっかりうちわで火を煽ろうものなら、灰がぶわっとかまどから巻き上がるからだ。料理も、周囲にいるわれわれも、白米も、灰をかぶる。「ストップ!ストップ!」慌てて扇ぐのを中止。

バーベキュー初心者が必ずやらかしてしまうミスを、このとき見事にやっている。それは、「火の通り方が違う食材を同じ串に刺す」ということだ。おかげで、火が通っていない辛い玉ねぎを食べる羽目になったり、その逆でソーセージには火が通ったけど玉ねぎは真っ黒、なんて事もあった。

キャンプファイヤーなしの夜

1日目に次いで3日目のこの日もキャンプファイヤーなしの「暗」の日。ランタンの火さえも消して静かに語り合った。
・・・内容はというと、第二次大戦の日本軍の話。俺は話加われずに一人ぼーっと海を見ていた。少し雲が出ていて、あまり星は見えなかった。

辺りを真っ暗にすると、波の音が急にはっきりと聞こえてくる。内海なので穏やかな波音。だからこそ、心地よい。

全員海を見ながら、ぽつりぽつりと話をする。

・・・とはいえ、話題が話題だったが。第二次大戦の日本軍がいかに無謀な戦いをしていたか、という内容だったと思う。

「お前は将来何になりたい?」
「そうだなあ、僕は○○になろうと思っているんだ」
「そっかぁ、がんばれよ。応援するぜ」
「ありがとう」

みたいな青春な会話は一切無しだ。なんなんだこのワカモノ達は。

1994年07月26日(火) 4日目

朝から食事準備

5時過ぎに俺が目を覚ますと、ちぇるのぶはもう朝飯の準備を始めていた。
しかしちぇるのぶが出ていった出入り口のファスナーが完全に締まっていなかった為、大量の蚊がテント内に侵入。寝ていた残りの二人もあまりのカユさに目を覚まし、朝からぱちんぱちんと蚊を殺しにかかった。
見つかっただけでも10匹、抹殺したがそのいずれもが血を吸っていたのがいまいましい。

4日目の朝。

珍しく起床一番乗りはちぇるのぶだった。さすがに3泊もしていれば、テントで寝る違和感は随分解消されている。寝る時間は普段の生活よりも早いので、起きるのも早くなってくる。

とはいえ、朝はけだるいものだ。目は覚めているんだが、いざ動き始める気になるまで少し時間を要する。とはいえ、この日はテント内で朝っぱらから迎撃戦開始。手侵入してきた蚊を退治するために大騒動だ。

最初は体がかゆいなあ、蚊に刺されたな、と皮膚をぽりぽりかいていたのだが、それにしても体のあちこちが痒い。そして、まだテント内で寝ている他の2名も同じように体を掻いたり、パチンと叩いたりしている。そこでようやく、蚊の大量侵入に気付いた次第。

飛び起きて、「居たぞ、そっちだ!」なんて連携しつつ一匹ずつ殺していった。そんなことをするよりも、テントからさっさと出て起きれば良かったのだが、まだ寝る気が残っていたようだ。

ただ、最後の一匹まで撃墜したところで、もう寝直す気にもなれず、テントから脱出。その時点で、テント出入り口のファスナーが少し開いている事に気がついた。

3人がかりでちぇるのぶを説教。3人とも、体がぼこぼこになるまで蚊にやられていた。都会に住む蚊と違い、こいつらはとても野蛮だ。

じゃがいも

4日目・朝食

担当:ちぇるのぶ
料理名:「売女」
おすすめ:こんがり焼けたところと焼けていないところのギャップ。
評価:3.5 (3,3,3,5)

※たまねぎの甘みが良く出ていてとても良い。俺一人が感動して5をつけてしまった。

ひどいネーミングだ。

当時は黒いものにはなんでも「売女」と名前をつけていたのかもしれない。でも、この中で実際に売女さんを見たことがある人は一人もいない。

料理は、神島時代にばばろあ調理主任が毎朝食作っていた「ジャガイモのホイル包み焼き」。ただし、人参と玉ねぎが入っているところが若干リッチだ。

保冷がきかない野外天幕合宿において、人参、ジャガイモ、玉ねぎというのは大変にありがたい食材だ。そこらへんに転がしておいても、腐ることを知らない。また、この御三家があればカレーをはじめあらゆる調理に適応できるというのも素晴らしい。

ホイルでくるんだ食材はそのままかまどの中に投入された。石焼き芋のように遠赤外線でじっくり、なんて概念はない。直火でガツンと。そのため、焦げた部分あり、焼けていない部分ありの料理に仕上がり、握り拳大の料理とはいえ食感がいろいろ楽しめた(好意的に表現すると)。

作戦会議

な、なんとこの日も薪拾いはなし。今までのストックが十分にあるからだが、2日連続薪拾いなしというのは前代未聞だ。
軽くノコギリや鉈をふるうだけでこの日の仕事はさっさと終了~。

結局、4泊5日の天幕合宿のうち、木を集めたのは最初の2日だけだったということになる。とても効率が良かったということだ。

確か、ここで集められた薪は比較的細いものが多く、鉈を振るう必要性があまり無かったからだったと思う。ノコギリで長さを調整する作業が専らだったので、残りの要員は薪集めに精を出すことができた。

はまなす遊歩道からキャンプ地

午前中の暇な時間、俺とちぇるのぶでキャンプ地そばから海岸線に沿って伸びている「はまなす遊歩道」を制圧することにした。
遊歩道からキャンプ地を振り返る。背後の山が形良くこんもりとそびえているが、このてっぺんに先日の宇賀神社があるのだからすごい。
それに比べて我らのテントは悲しいくらい小さい。

薪集めが無い、となると、朝7時前に朝食及び昨晩の鍋釜類の片付けが終わると後は何もすることがない。

昼ご飯までに水汲みをすればよい程度だ。

暇だ。

そこで、テントを張っている砂浜からずっと伸びているコンクリート敷きの遊歩道を歩いてみることにした。どこにつながっているのかは分からないが、とりあえず暇なので、探検。

遊歩道から海を見る

「はまなす遊歩道」は何も代わり映えのしない海沿いをうねうね進む。
1時間以上歩いてようやく終点に辿り着いたが、二人とも頭に「?」マークがたくさん点滅した。

海岸線に沿ってひたすら歩く。

何か名勝奇岩のたぐいがあるのかと期待して歩いていたのだが、本当に普通の散歩道だった。

湾内なので、特に荒々しい光景もなし。至って普通に、のんびりとした光景。

「遊歩道があるくらいだから、きっと何かあるぞ」と期待していたわれわれは「あれ・・・見どころを見逃しちゃったのかな?」と不思議がることしきり。

途中で引き返しても良かったのだが、適当にエスケープすることもできず、結局数キロ先の終着点まで歩いてしまった。

4日目・昼食

担当:しぶちょお
料理名:「モスバーガーしぶちょお風」
おすすめ:モロキュウもおいしいよ。
評価:3.25 (3,3,3,4)

※パンにからしマヨネーズ、ハンバーグ、トマトのトッピング。あとモロキュウもおまけでついた。発泡スチロール箱を急きょ現地調達したので、トマトのような生鮮食料品も扱えるようになったのが大きい。

テントサイトに戻ると、昼食の準備を既に済ませていたしぶちょおが「お前ら何しとったんや」と言ってきた。ありゃ、もうお昼の時間だったか。片道1時間、往復で2時間をかけてしまったので、もうそんな時間だ。

昼食は「モスバーガーしぶちょお風」。何がどう「モスバーガー」なのかというと、トマトの輪切りがある、ということだ。当時、まだトマトがハンバーガーの中に入っているというのはとても珍しかった。大手チェーン店ではモスバーガーでしか実施していなかったのではないか。そのため、トマト=モスバーガー、という発想に至った次第だ。

昨日の買い出しの際に、両津のスーパーから発泡スチロールの箱(ふた付き)を調達してあった。このため、トマトのような生鮮食糧品が買い出しの翌日昼でも提供できるようになった。もちろん、昨晩の「生のアジ」なんかが提供できたのも、発砲スチロールのおかげだ。偉大なり、発泡スチロール。

ただし、便利ではあるのだが、後の処分に困るのも事実。段ボールだったら燃やせば済むが、発砲スチロールは燃やせない。バラバラに分解して持ち帰るしかないのが面倒だった。

パンにかぶりつく

モスバーガーしぶちょお風はあまりに分厚いため、食べる方も必死だ。みんな無口になって一気にかぶりついていた。うかつに気を抜くと中がすっぽ抜けてしまう。
なお、先ほどの俯瞰写真でトマト1枚とパン1枚が不足していたのは、ばばろあがさっさとつまみ食いしてしまっていたから。

6枚切りのパン2枚でサンドしてあるハンバーガー。相当分厚い。

しかも、丸いバンズではなく、四角い食パンなので中の具と親和性が悪い。うっかりパンにかぶりつくと、中のハンバーグがつるんっと外に飛び出してしまいそうになるので危険。

海辺で遊ぶ現地人

昼を回ると原住民どもが勇ましいドラムの音とともにハダカでやってきた。(一部脚色含む)。
彼らの目にはわれわれがどう映ったのだろうか。
われわれといえば、またギャル出現で大喜び。視線が釘付けになった。(写真では沖にいる)

肝心の「ギャル」(死語)は沖の方で泳ぎに専念しているので、よく見えない。しかし、波打ち際にいる小学生ならばいくらでも見ることができた。

「どの娘が好みだ?」
「いや、そんなこと言われても」

選びようがない。というか、ここで真剣に「僕は右から二番目」なんて答えていたら、ちょっとやばい。

ビッグコミックスピリッツを読む人たち

本日の買い出しは俺とちぇるのぶ。
俺が買って帰った「ビッグコミックスピリッツ」をみんな先を競って読みふけり、久しぶりの文明の香りを楽しんでいた。
特にみんなのお気に入りは「江戸むらさき特急」。
トム・ザ・スモウレスラー(笑)。

3回目の買い出し部隊は、今まで買い出し経験のないおかでんとちぇるのぶの2名によって行われた。買い出しといっても、今晩の夕食と明日の朝の分を考慮すれば良いだけだ。明日の朝にはこの地を撤収する予定。

そのため、食料庫にまだ残っているこれまでの食材を眺めつつ、必要な食材を考えなければならなかった。うかつに残すと、持ち帰りが面倒だからだ。
毎週月曜日発売のビッグコミックスピリッツだが、佐渡島では一日遅れの火曜発売のようだ。買ってきて欲しいと依頼されていたので、買って帰った。暇をもてあましている一同にとっては格好の暇つぶし材料となり、珍重された。

「江戸むらさき特急」とは、ほりのぶゆき氏による時代劇ギャグ4コマ漫画。水戸黄門や遠山の金さんといった時代劇の定番キャラがシュールに描かれている。

鍋をかまどにかける

俺は過去2回の小キャンプでキムチラーメンを作るなど、どうも辛いものを作りたがる傾向がある。今回もそれに習ってキムチチゲに挑戦だ。本当はポークチリビーンズを作りたかったんだけど、チリパウダーが手に入らず断念。
まずはキムチを作るべく、白菜と「桃屋キムチの素」をビニール袋に詰めてぶんぶん振り回した。

キムチチゲに挑戦、とあるが韓国料理店に行った事もなければ、キムチチゲを食べた事も見たこともない。どんなものかさっぱりわからないのだが、アウトドアレシピ本に載っていたのでその通り作ることにした。

ちなみに、ポークチリビーンズ(チリコンカン)も、見たことも食べたこともない代物だ。とにかく辛いものが作りたかった、ということだ。

今でこそ、普通のスーパーでチリパウダーやカイエンペッパー(チリペッパー)が手に入るようになったが、当時はそう簡単に手に入るものではなかった。

しかし、「桃屋キムチの素」は簡単に手に入るんだから、キムチはすごい。

キムチチゲは、当然キムチを入れることによって成立する。しかし、いちいちキムチを鍋に投入していたのでは、お金がいくらあっても足りない。だから、桃屋キムチの素で簡易キムチ作りだ。食事の2時間前ほどに、ビニール袋で白菜とキムチの素を混ぜて、振り回し、汁がこぼれて大騒ぎになりつつ、寝かせておいた。これで即席キムチの完成。

ノ・ジュンユンより愛を込めて

4日目・夕食

担当:おかでん
料理名:「ノ・ジュンユンより愛を込めて」
おすすめ:今回は結構自信があります。まあ兎に角食べてください。
評価:4.75 (4,5,5,5)

※キムチチゲなんだけど、余ったジャガイモやタマネギをぼんぼん投入した。
とにかく辛いものが大好きなしぶちょおは「まだまだ甘い」と一刀両断。それに反してちぇるのぶは「辛い~っ」と言う。両極端な二人でありました。
白味噌仕立てなので、予想以上にまったりとした味になってしまったのは確か。

正調キムチチゲの作り方を知らないので、アウトドアグルメ本の通りに作る。味付けは味噌をベースに、醤油を隠し味に使うという変わった手法。

汁を飲むしぶちょお

鍋ということもあって、余り物の食材は全て投入された。その結果、キムチ鍋なんだか、白菜入りぴり辛豚汁なのかわからなくなってしまった。

確か、このとき入れた具は、

白菜(キムチの味付け済)、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉、しいたけ、長葱

だったと思う。

料理名が変わっている。「ノ・ジュンユンより愛を込めて」。誰だ、それ。韓国の俳優でもなさそうだし、大統領の名前でもないし。散々思案した結果、ようやく思い出した。当時、サンフレッチェ広島で活躍していたMF、盧廷潤だ。人気があったんだよなあ。

こういうところにも、時代を感じる。

ビールを飲むばばろあ

昨日、俺が「休肝日」だった為に酒が飲めなかったばばろあ。ビールが飲めてとてもうれしそうである。
惜しむらくは鳴り物入りで購入した日本酒「天領杯」があまりおいしくなかったこと。一升瓶で買っちゃったのに・・・。
ちぇるのぶ、てんこ盛りのおかわり。作った人間にとっては至福の時だ。

鍋の味付けをしている段階で、「あ、これは失敗作ではない」と確信はしていた。しかし、想像以上の高評価でびっくり。佐渡島天幕合宿最後の夜にふさわしい鍋となった。

一升瓶で購入された「天領杯」。佐渡の地酒だ。上記文章では「あまりおいしくなかった」と書き記しているが、天領杯の名誉のために言っておく。本当においしくないかどうかは、わからん、と。20代前半で、安居酒屋で甘いサワーなんかを飲んでいるような若造に清酒の美味さはまだわからんですよ。

あと、猛暑の後の酒盛りで、まったりとして、なおかつぬるい清酒は口当たりが悪かった。それよりもビールに手が伸びてしまうのは仕方がないところ。

飯能河原の天幕実習では、2回とも3名の参加者で、2泊3日の行程にもかかわらず一升瓶を一本空けている。しかし、今回は倍の4泊5日だし、人数は4名なのに一升瓶にはまだたくさんのお酒が残った。

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