那須町をふるさとにした【那須湯本温泉】

12:50
NAOZOでパンのお昼ご飯を食べたのち、那須街道に戻る。

那須街道と那須西郷線の交差点にある、「道の駅那須高原友愛の森」に立ち寄る。

https://www.yuainomori.com

「友愛」という言葉は、民主党政権下の鳩山首相時代にずいぶんと話題になった言葉だが、どちらかというと失笑されるような扱いだったと思う。この道の駅の名前は、鳩山首相が友愛という言葉を口にする前からつけられていたと思うが、けっこうバツの悪い思いをした筈だ。

2016年の現在においては、すっかり「友愛」という言葉が持つある種の胡散臭さとか、鳩山首相の記憶というのは薄れている。もう友愛という施設名でも、恥ずかしくない。

ここの道の駅はかなり広いのだけど、その中にあるレストランが「なすとらん」。ネーミングが愉快だ。

なすとらんは、750円の定食から2,000円の丼ものまでいろいろな料理がある。どれも目移りする。750円の定食であっても、那須和牛が使われている。「那須の内弁当」なんて、1,300円だけど皿数が多くてびっくりする。これはお値打ち!と思ったら、「限定15食」だそうだ。開店と同時に頼まないと、昼過ぎには売り切れだろう。

いずれにせよ、今日はもうNAOZOでお腹を満たしている。ここでさらに追撃のお昼ご飯、というわけにはいかない。明日のお昼の検討材料にしておこう。

はー。

那須高原といえば、蕎麦屋が多いイメージがある。実際僕も、この界隈の蕎麦屋をめがけて遠征し、数軒食べ歩いたことがあるくらいだ。しかしどうだ、今や「すいとん」を売りにしているのだな。

自然発生的にすいとんがご当地グルメになったのか、それとも観光資源として立ち上げたのかはわからない。いや、そもそもすいとんなんてのは昔はどの家でも食べられてきたもので、珍しくはないだろう。いずれにせよ、こうやって「すいとん推し」をされると、観光客である僕なんかは「おおっ!?」と思う。食べてみたくなる。

ましてや、写真入りで店舗一覧が載ってりゃあ、ねえ。。。惹かれる。

さすがに、腹に溜まる料理であるすいとんをスタンプラリー感覚で食べ歩く気はしない。とはいえ、こうやって料理写真がずらりと並んでいると、「見る楽しみ・選ぶ楽しみ」がある。やっぱりご当地グルメって、店舗数が大事だよな。こうやって一覧にされていると、観光客の目に留まる。

おそらく、一覧に載っているすいとんの中には、「大してうまくはない」というものも含まれているだろう。でも、「厳選された激ウマすいとんだけ、5店舗紹介!」よりも、こうやってわちゃーっとお店の数があった方が楽しい。

道の駅の直売所に行ってみる。

軽食コーナーが敷地内にあったが、すいとん250円は既に売り切れていた。大人気なのか、仕込み量を間違えたのか。

ほうとう500円がまだメニューに残っている。すいとんは売り切れてほうとうが残っているのは、値段の差が理由ではなさそうだ。ほうとうもちょっと珍しい、田舎風の料理だが、21世紀の今となっては「すいとん」の方がもっとレアな印象がある。メニューに両方が載っていたら、すいとんをつい選んでしまう人が多くてもおかしくない。

でもそれは、僕らの世代だからこそ、なのかもしれない。たぶん、僕の親世代ともなれば、「すいとんねぇ・・・」と渋い顔をすると思う。「折角の旅行で、わざわざすいとんを食べたくない」と言いそうだ。すいとんが日常食だったかどうか、世代の違いだ。

チーズ売り場には、先ほど立ち寄った今牧場のフレッシュチーズが売られていた。

今牧場のチーズを買いたいなら、ここで買うと便利。

つばめが軒先に巣を作っている。そうか、もうそんな季節か。

今回の旅は、那須街道近辺の施設に絞り込んであちこち動こうと思っている。車があるから、といってあっちこっちに高飛びはしたくない。なので、この界隈の観光情報を集めることにした。

「那須高原迂回路マップ」というのがある、というのがいかにも那須らしい。

13:28
道の駅と道路を挟んだ対面に、「那須ラスクテラス」という建物があったので行ってみた。

早口言葉にすると、舌を噛みそうな名前だ。

こういうところのラスクは、僕はあまり好きではない。うまいんだけどね、お高級になっていて、気兼ねなくガリガリ食べるにはあまり向かないからだ。

僕は、パン屋の片隅で山積みになっている、「売れ残ったパンをラスクにしました」という袋詰めされたやつが好きだ。値段は手頃だし。

那須ラスクテラスの隣には、「THE CHEESE GARDEN」というのがあったので、こちらも見ておく。買いはしなかったけど。

「御用邸チーズケーキ」というのが売りらしい。

お菓子の城で売られている「御用邸の月」しかり、那須高原というのは御用邸を間接的に観光資源にしている。さすがに宮内庁からは「むやみに御用邸を名乗るな」という注意は来ないのだろう。

(つづく)

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