那須町をふるさとにした【那須湯本温泉】

12:34
「何を今更、那須高原」というテーマで、観光地をあちこち巡っている今回の旅。

雄大な那須高原だけど、車で移動すれば案外コンパクトにあちこち観光地を訪れることができる。いや、「コンパクト」なんじゃない、単に観光施設がたくさんあるんだ。

もうすっかり「温泉療養」という建前がすっ飛んでいるような気がするけど、まあいいや。健康って素晴らしい、ってことで。今回は比較的、病んでいないから許す。

訪れたのは、「南ヶ丘牧場」という観光牧場。存在はもちろん以前から知っていたけど、これまでは「観光牧場ねぇ・・・カップルとか親子連れが行く場所でしょ?」と完全に無視をきめこんでいた。おい良かったなおかでん、晴れて今回はリア充っぽく牧場観光ができているぞ。

なんか最近、牧場にはよく行っている気がする。千本松牧場とか、大笹牧場とか。牧場はいいよな、広大な景色があるので癒やされるよ。

うわあ、お前キモい。何を今更、なことを言ってるんだ。

それにしても悲しいなあ、アワレみ隊初期のころの、「見渡す限り全員が敵」みたいな、無意味に肩の力が入っていた時代が懐かしい。

己の大いなる堕落っぷりと、凡人化著しさに軽く絶望を覚えつつ、ウッキウキで牧場の中に入る。もうね、牧場でソフトクリームを食べる気満々なんスよ。そして、園内地図に「牧場のパン屋さん」なんて書いてあったら、すごく美味しそうに感じてしまうわけですよ。うまいかどうかなんて、全くわからないのに。

というわけで、南が丘牧場に入る。

池があって、子供達が興味津々で水面を覗き込んでいる。マスがいるらしい。

最近の、動物や魚のえさって、ガチャを使って販売しているんだな。「バンダイ」のロゴが入っていて、「おさかなのえさ」と書かれているけど、さすがにバンダイがおさかなのえさを作っているわけはないよな。

こっちはさかな釣り用の池。

牧場に来てさかなを釣るって、なんだか不思議だけど、この際もうなんでもアリだ。楽しければよい、ということで。

ということはアレか、「水族館の傍らに、釣り堀がある」なんてのもあってもいいよな。なんなら、観賞用の水槽の上から釣り糸を垂れるとか。「どうやって魚というのは釣り上げられるのか」というのを、来場者はリアルタイムで見ることができる。

なるほど、釣り堀で魚を釣ってどうするんだ?と思ったら、すぐその脇には「魚焼処」があって釣ったばかりのヤツを焼いて食べられるらしい。それはいいな。

牧場だからといって、何が何でもジンギスカン!というのは思考停止だ。こういう違うのも、面白い発想だと思う。

ところでこの会場の沸きに、「ベーコンウインナー串360円」なんていうメニュー看板があるのだけど、まさか釣り糸を垂れたら、釣り堀からベーコンウインナーが釣れる、ということはないよな??

4月下旬だけど、那須はまだ桜が楽しめるのです。

3月末とか4月頭で、「しまった!年度末のドタバタで花見をしそびれた!」という関東近郊の諸氏よ、ここに来ればまだ間に合うぞ。イワナの串焼きを肴に、宴会をやればいい。

猫がいた。これは・・・さすがに牧場の飼い猫ではなさそうだ。

しかし、猫のえさ容器とおぼしき、峠の釜めしのお釜が置いてある。どうやら、牧場公認の野良猫、ということなのだろう。

その猫さん、うらめしそうな顔をして釜をじっと見つめている。ご飯を与えてもらえず、不満の意を表しているのかもしれない。

えーと、これは・・・牛?

いや、馬だ。紛らわしい模様の馬がいるものだな。

こちらのロバ、目の前で放尿をどばーっとやっている最中。わざわざ人前にやってきて何をやっとんねん。

動物には、排泄をする際の「恥」の概念がないのだな、ということを今更実感する。恥ずかしいと思うのは、人間だけだろうか?サルは?チンパンジーはどうなんだろう?

それはともかく、じゃーっと放尿したとたんに、もう一匹のロバがすり寄ってきて、その尿をぺろぺろ舐めだしたのにはびびった。

恥の概念がないのに、変態趣味は持ち合わせているとは。一体どうなってるんだロバの世界は。

(つづく)

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