2024年03月10日(日) 2日目
2日目朝。「のっとれ!松代城」当日。
外を見ると、雪がすっかり降り積もっていた。昨晩からの雪のせいだ。

06:58
外は晴れてはいないが、雪は降っていない状態。
これならレースはできそうだ。
荒天だったとして、レースを走る僕は構わない。でも、会場に居残ってレースが終わるのを待つことになるいしと弊息子タケは大変だ。だから、妻子のためにも天気が良いほうがいい。
家族思いでそう考えるほど、僕は情に厚いわけではない。単に、「こんな寒くてしんどい思いをするなら、来年はもう行きたくない」と言われないようにするためだ。天気が良ければすべて良し、そして来年以降も安泰だ。

07:32
部屋で朝ごはんを食べる。
タケが「自分がやる!」といい、昨晩買ったパンをテーブルに並べる役を買ってでている。
3歳にもなると、なんでも自分でやりたがる。
このお手伝い精神というか、自主性がそのまま大人になるまで継続すればよいのだけど、人間ってそういう成長はしないものだ。そう遠くないうちに、面倒がってお手伝いはしなくなるのだろう。
「どうすれば、子どものお手伝い精神を持続させられるのだろう?」というのが我々夫婦の最近の話題。

この日の朝食。
「猿倉山ビール醸造所」に併設されていたパン屋で購入したパンたち。
1枚上の写真では、タケが「サクふわを極めたら食べにくさMAXになりました。」と銘打っている「さくさく♪パイシュー」を手にしている様子が写っている。しかし、「朝食としてこれを食べました」と写っている写真にはそれが写っていない。
どうやら、写真に写る前にボロボロになってしまい、見苦しくて写すに値しなかったのだろう。写真どころか、記憶にも残っていない。

09:18
チェックアウトして、松代にやってきた。
昨年もそうだったが、到着時間が昔の頃と比べて早くなった。昔は、「10時までに受付を済ませればいいんだろ?」ということで、10時ギリギリを狙って到着していたのだけれど。
というのも、小さい子どもと一緒に行動していると、予期せぬ展開がいつ発生するかわからない。トイレに行きたいだの、なにか忘れ物をしただの、時間が遅くなる可能性はいくらでもある。だから、僕ら家族は前倒しで行動するようになっている。
さて、今年の「越後まつだい冬の陣」会場に通じる道は、まだ道路上に雪が残っている状態だった。これを見て、思わずワクワクする。おお、今年は雪が多いぞ、と。
そもそも、僕が初めてこのイベントに参加した2014年は、雪がかなり多かった。「さすが雪国」と感嘆したものだ。その印象がとても強いので、それ以降年を重ねるたびにどんどん・みるみる雪が少なくなるのを見て、心配したものだ。

のっとれ!戦士の待機所となる松代総合体育館。
昨年はこの階段の下で検温とアルコール消毒があったと記憶しているが、2024年の今年はなくなっていた。コロナに対する警戒心はずいぶんと薄らいだことがよくわかる。

いいよなー、2階に通じる階段の大半が雪で覆われている。
これだよこれ!と思う。
僕が初めてここにやってきた時、この雪の中会場入りをしたものだ。しかしそれは最初の1年だけで、それ以降は階段に雪が積もっているようなことはなかった。
僕にとって「のっとれ!」の原風景は、この階段の雪だ。それを久し振りに見ることができたので、とても嬉しい。
一方で、会場は雪不足であるという話は耳にしていた。これまで当たり前のように設置されてきたコース上の障害物は一部簡略化されるということだ。それがどの程度レースに影響するのだろうか。

本日のタイムスケジュール。
このスケジュールは事前に封書等で参加者各位に送付されていない。なので、今日現地にやってきて、初めて状況を知った。
昨年、コロナから明けて久々の再開となった「のっとれ!松代城」。イベントの規模や内容も変わったが、タイムスケジュールも変わっている。昔と比べてコンパクトになった。なので、うっかり昔の感覚でのんびり過ごしていたら、あれよあれよとレースが始まり、あれよあれよと表彰式になってしまう。マジで注意が必要だ。
昔は11:30過ぎがスタート時間だったのだけど、今年は11:05がスタート。その分終わる時間も早く、15時くらいには会場全体が撤収開始の雰囲気になっている。昔は16時くらいまで表彰式が続いていたものだけど。
コスト削減のためなのか、ゴールした戦士が会場に戻るバスは随時発着しないことが明記されていた。「第2給水所付近から12:40から運行」と書いてある。ペースが遅い人でも概ね1時間強あればゴールすることができるコースだ。なので、「12:40から送迎バス運行」というのは、最下位近辺の人を早く会場に連れ戻すための、尻叩きツールとしての役割であることがわかる。
昔は、レースが終わった人は次々とバスに乗り込んで会場にピストン輸送されていたのに。
ちなみに第2給水所から会場までは、徒歩で30分ちかくかかる距離だ。

会場に掲示された注意事項。

「のっとれ!松代城」2024のコースレイアウト。このとき初めて目にし、「ほう!?」と思わず声がでた。
結構変わってるな。
昨年から、高さ4-5メートルほどあるネットをよじ登り乗り越えていく障害物はなくなった。今年もそれは踏襲されており、以前と比べて障害物が一つ減ってしまったことになる。コロナを踏まえ、不特定多数の人が触るネットというのが不衛生ではないのか?という警戒心からなのだろう。
このネットをよじ登る障害物は、「越後まつだい冬の陣」会場のメインステージ脇に設置されており、レーススタートして会場を後にした戦士たちが数分~数十分後に一旦会場に戻ってくるというコースレイアウトになっている。なので、観客としては「がんばれー」と応援できて楽しいのだが、肝心のネットがないのは寂しいことだ。
しかも、今年最大の驚きだったのは、そのネットよじ登り障害物の手前が急な崖で、そこを直登しなければいけなかったのにルートではなくなってしまったことだ。
今年のルートは、会場を後にして老人ホームの脇を通って田んぼエリアを走り、また老人ホームの脇に戻ってきてスタート地点に戻ってくるルートに変更になっていた。びっくりだ。長年このレースに参加してきたけど、このようなルート変更は初めて見た。
そして、いつもなら会場の崖下、田んぼエリアの端っこに「馬落とし」と呼ばれる150センチ近くある雪の障害物が並ぶエリアが儲けられるのだけど、今年は会場内に設置されていた。会場の観客を楽しませるために、見えやすいところに障害物を引っ越しさせたのだろう。

体育館の中にずらっとレースに参加する戦士用の装備品が並んでいた。
タオルがもらえるのは毎年一緒。
しかしこれも今年初めてでびっくりしたのが、ゼッケンはレース後返却しなければならないことだった。これまではレースの記念に持ち帰りができたのだけど、今年からルール変更となっていた。
なお、ゼッケンを貰えないことは大して残念なことではない。汗で汚れたから洗濯機で洗おうしてうっかり洗うと、生地がクチャクチャになってしまい、アイロンをかけても復活しないレベルになるものだったからだ。それでも、人によっては過去何年もこのレースに参加してきたことを誇りに思い、すべてのゼッケンを身に着けて出走している人もいた。そういう人にとっては残念な変更点だろう。

毎年恒例、ゼッケンの最後尾チェック。
今年は募集定員が500名だったが、この体育館でゼッケン番号を確認したところ、最後尾が231番だった。
コロナ前は本当に500名近くが集結していたレースだったんだけど、すっかり規模が小さくなってしまった。仮装&寸劇等のパフォーマンスを魅せる「歌舞伎者賞」が簡略化されたこともあって、コスプレしてグループ参戦する若者が減少してしまったからだろうか?
参加人数が少ないので、どうしてもレースに関わる諸経費を数少ない参加者で割り勘することになる。そのため、2024年の参加費は一人当たり6,000円。値段が高いから参加者が増えない、という悪循環になっているのかもしれない。でもこれはどうしようもない。内容は素晴らしいイベント&レースなので、じわじわまた参加者が増えて欲しいものだ。
とはいえ、参加者が増えても、大会運営に関わる人件費は高止まりだ。参加費が値下がりするということは、今後ないのだろうなと思っている。
まあ、それならそれで、人数が少ない分レース後の抽選会で素敵な景品が当たる確率が高くなる。
今年こそ!今年こそは、なにかを当てたい。今年はおかでん家族の役割分担として、僕がレースに出走するからなおさらだ。いしがレースに出た年になにか景品が当たると、僕としては嬉しい気持ち半分・悔しい気持ち半分だ。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2件)
のっとれ松代城2025申し込みました。
なんとゴールがお城でなく、その手前の管理棟前になりました。
まさに移りゆくですね。
moguさん>
コロナ以降、どんどん変わっていきますね。
松代城直前の急坂がツルツル滑って危険、という判断になったのだろうか?
そのかわり、参加費が1,000円お安くなってる。いろいろベストバランスを主催者が模索しているっぽい。
今年はおかでん、いしがWエントリーです。
弊息子タケは会場に居残り、よこさんがタケと一緒に雪遊びをして過ごすことになります。
今年こそあたって嬉しい刑罰に処せられる予感が!当日現地でお会いしましょう!