「のっとれ!松代城」、2024年の開会式が始まる。

選手宣誓ならぬ「戦士宣誓」。
今年はエントリーした人の中から公募で宣誓する人が選ばれるルールになっていた。
いつもなら、昨年度城主(レースで1位だった人)が務めるのだが、昨年は久々のレース、ということでゼッケンナンバー1番が務め、今年は公募。昨年の城主は、今年はレースに不参加だったらしい。

10:55
そうそうに開会式が終わり、名物である村山統括軍師によるレース中の注意事項説明も終わり、そのままレースが開始となった。おっと、まだ11時にもなっていない。こんなに早くレースが始まってびっくりだ。
なにしろ、コロナ前なら、まだ戦士の入場行進すらはじまっていない時間なのだから。
毎年、レース序盤から好位置をキープしたいガチ勢がスタートラインギリギリを陣取る。そのポジション争いのため、「もう少し下がってください」などとレース開始直前に仕切り直しが入ることがある。
でも今年はそのような荒々しい場面もなく、あっさりとスタートした。やっぱり参加人数が多くないので、ぎゅうぎゅう詰めにならないのだろう。

10:56
スタート地点から最初は下り坂の道。
老人ホームの脇を軽快に下っていく。
僕は今年も「制限時間までにゴールできればいいや」と思っていて順位を上げる気が全然ないのだが、妻子が会場で応援していることを忘れていない。あんまり最後尾のほうでパパが会場に戻ってきたら、言葉には出さないもののちょっと残念に感じることだろう。
せめてレース序盤、一旦会場に戻ってくるところまではできるだけ走ろう。

雪原の中を走る。
ここで歩くと、人口密度が高い分ビュンビュンと追い抜かれていく。さすがに悔しいので、「ああ、歩いて一息つきたいな」と思ってもそう簡単に休めない。

田んぼをぐるーっと回り込んでいく戦士たち。
丘の左側に見える三角屋根の建物が、ブリーフィング会場として使われている体育館。あの脇がイベント会場だ。
コースは一旦会場に戻り、そして会場を素通りしてからゴールの松代城を目指す。
今年初めての光景なのが、このコースが写真右側の黄色い建物、つまり老人ホームの方に向かっていることだ。
昨年までは崖とも言えるような急坂をよじ登り、会場に戻るルートだった。しかし今回は急坂を回避し、スタート地点に戻るルートだ。その結果、今回のレースはいつもより距離が長くなっている。

11:01
例年、「馬落とし」と呼ばれる凸凹の雪山が設けられている場所。
この建物の間に障害物が作られ、そこを乗り越えてから正面の坂をよじ登っていく。
しかし今年はスルー。

11:03
坂道を駆け登り、老人ホームに戻ってきた。
いくら迂回するとはいえ、登らなければならない標高差は一緒。みんなハアハア言いながら走る。僕はこの時点でちょっと歩く。

会場に戻ってきた。
スタート時点ではなかったパイロンが置かれ、コースが作られていた。
「堀越え」という名前の障害物を戦士たちはこなしていく。ソリに正座して、手で漕いで前に進む。
いしと塀息子タケが傍らで「がんばえー」と言って応援しているので、ふざけるのはやめた。昔やっていたように、匍匐前進しようかと思ったのだけど。

その先には全く新しい障害物、「雪蜘蛛」が設置されていた。
ネットが張られている下をくぐり抜けるというものだ。
こんなの、余裕じゃないか!と思って僕は通り抜けたが、人によってはネットに絡まってしまっていた。一度絡むと脱出に苦労する。想定外の時間と気力のロスに繋がる、そんな障害物だった。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2件)
のっとれ松代城2025申し込みました。
なんとゴールがお城でなく、その手前の管理棟前になりました。
まさに移りゆくですね。
moguさん>
コロナ以降、どんどん変わっていきますね。
松代城直前の急坂がツルツル滑って危険、という判断になったのだろうか?
そのかわり、参加費が1,000円お安くなってる。いろいろベストバランスを主催者が模索しているっぽい。
今年はおかでん、いしがWエントリーです。
弊息子タケは会場に居残り、よこさんがタケと一緒に雪遊びをして過ごすことになります。
今年こそあたって嬉しい刑罰に処せられる予感が!当日現地でお会いしましょう!