
12:41
屋台で買ったご飯を食べる。
いしと弊息子タケは既にご飯を食べ終えていたので、僕一人でご飯を食べる事になった。寂しい。
なにせタケ、朝10時過ぎにラーメンを食べているんだからな・・・。
タイムスケジュール上では12:45がレース終了時間となっている。この時間までにゴールできなかったら、タイムアップで失格というわけだ。とはいえ、予定前倒しで10:55にはレース開始の法螺貝が鳴り響いたわけで、このコースを1時間50分かけても到着できない人はいなかったはずだ。ねんざをした、とか急用を思い出した、という人だけがゴールできなかったはずだ。
こんな早い時間にランチが食べられるなんて、と昔を知る僕は感慨深いのだが、その分全体のタイムスケジュールも前倒しだ。13:35に戦士集合、13:50に表彰式開始なので、この時間でもあまりゆっくりはしていられない。

会場でのメシを楽しむのも良いが、東京生まれ東京育ちの弊息子が雪を前にどれだけはしゃいでいるのか、観察することを優先させたい。せっかく雪国までやってきたんだから。
タケはどこへいった?と探したら、レースの障害物として鎮座していた「砦越え」がレース後に開放され、子どもたちがスノボやソリで遊んでいた。我が家族はそこでソリを借りて、遊ぼうとしていた。
昨年までは、スタート地点のほうにスノーチューブ用の山が作られ、そこで子どもたちは滑って遊んでいたものだ。今年はスノーチューブが廃止され、山も作られず、そのかわりレース用に作られた山を使ってそり遊びができるというわけだ。
随分と省エネになったものだ。こういうところでも規模が縮小している。

スノーチューブとソリのレンタル料金は3回で300円。

いしがタケを連れてソリに挑戦。
障害物「砦越え」の側面斜面を滑り降りるコースになっている。斜度がきついので、滑るというより落ちるという言い方のほうが実態に近い。
写真ではいし、タケともに顔にモザイクをかけているが、実際は「いしはウキウキで満面の笑顔、タケは若干顔がひきつっている」という状況。本来逆だろ、子どもがせがんでソリを滑るのではなく、母親がこれ幸いとばかりに楽しんでいる。

滑り降ると、ますますタケは顔がひきつっていた。いしはますます笑顔に。

それでも子どもはスリルが好きらしい。顔がひきつっていたくせに、二回目からは自らソリを引きずって丘を登っていった。

その後、障害物「雪蜘蛛」エリアに侵入し、ネットをくぐって喜ぶタケ。

会場の一角に、ホワイトボードが設置されていた。
大歌舞伎者を選ぶための投票パネルだった。
大歌舞伎者にエントリーしているのは6名だった。写真の横にシールを貼る場所が用意されており、ここに貼られたシールの数が一番多かった人に大歌舞伎者の名誉が与えられるらしい。
昔の大歌舞伎者は、主催者側の判断によって決定されていた。でも今年は来場者による人気投票、というわけだ。
僕も一票入れようと思ったが、既にシールの配布は終了、と書いてあった。残念。
ちなみに「大歌舞伎者」に選ばれると、コシヒカリ60kgが贈呈される。なにげにかなり豪勢だ。エントリーされている6名のうち、2名は僕の友人。ぜひ二人のうちどちらかに受賞して欲しいのだが・・・なにせ、ゲームの世界から飛び出してきたような出で立ちの戦士と、松代城の格好をした人だ。手間のかかり具合は残り4名の比じゃない。
でも、結果は既にでていた。松代城の格好をしたもぐさんを僅差で上回った、亀仙人がもっとも人気を勝ち取っていた。あらー。
亀仙人、仮装のための手間はそれほど多くなかったと思う。でも、キャッチーかつキッチュな外観なので、あちこちの人から写真撮影を求められていて、愛されていた。
「なんで今さら亀仙人なんだろう?」と僕が不思議がったら、「ちょうど鳥山明先生がおなくなりになったばかりだからじゃないですからね?」という意見があった。そうだった、漫画・ドラゴンボールの作者である鳥山明先生は2024年3月1日没で、まだわずか一週間ちょっとしか経っていないのだった。

13:51
あっという間に戦士凱旋の時間になった。
レース開始の号砲が鳴って、その2時間後にはもう表彰式が開始になるのだから、つくづくクイックなイベントだ。
1位でゴールした戦士が新城主として先頭を飾るのは例年通り。以前の新城主は駕籠に乗って凱旋していたと思うが、今年の新城主は紅白の横断幕に囲まれた御柱のようなものにまたがっての凱旋だった。

惜しくも人気投票2位で大歌舞伎者を逃したもぐさん。
すっかり弊息子タケがなついて、お城の中に頭を突っ込んでいる。
お城から足が4本でているので、まるでタコのようだ。

幼児は段ボールが好き、という点では猫と一緒。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2件)
のっとれ松代城2025申し込みました。
なんとゴールがお城でなく、その手前の管理棟前になりました。
まさに移りゆくですね。
moguさん>
コロナ以降、どんどん変わっていきますね。
松代城直前の急坂がツルツル滑って危険、という判断になったのだろうか?
そのかわり、参加費が1,000円お安くなってる。いろいろベストバランスを主催者が模索しているっぽい。
今年はおかでん、いしがWエントリーです。
弊息子タケは会場に居残り、よこさんがタケと一緒に雪遊びをして過ごすことになります。
今年こそあたって嬉しい刑罰に処せられる予感が!当日現地でお会いしましょう!