移りゆくレースのフォーマット、移りゆく家族3人旅【のっとれ!松代城2024】

13:59
戦士凱旋中。

なにやら債権者集会に人が集まった、みたいな見てくれになっている。特に、黒っぽい服を来た男性が多いのでなおさら。いや、債権者集会を実際に見たことがあるわけじゃないけど、なんとなくのイメージで。

というのも、昔はレースで使ったゼッケンがお持ち帰り可能だったこともあり、凱旋のときにゼッケンを着用したままの人も多かった。ゼッケンをつけていることで、「レースに出た人」ということが遠目からでもよくわかった。

しかし今年からゼッケンはリターナブルになり、レース終了後に体育館に返却しなければならなくなった。そのため、この凱旋に参加している人でゼッケンを装着している人はいなかった。ヘルメットを被っている人もいないため、ぱっと見は一般の人がぞろぞろと歩いているだけ、という見た目だった。

風情という点ではちょっと惜しい見栄え。

表彰式はどんどん進められていく。

大勢の戦士が表彰されるのだが、昔は壇上でいちいち表彰状を読み上げ、景品の授与が行われていた。これは見ていてだんだん飽きてくる時間とも言えた。

しかし今年は景品授与のテーブルがステージ下に設けられ、ステージ上に呼ばれて表彰されたら、景品は下で受け取るという段取りになっていた。おかげでサクサク、次々と表彰される人が呼ばれ、壇上に上がってそして下りていった。

さて、表彰式が一通り終わったところで村山統括軍師殿が登場。当たって嬉しい刑罰の数々を抽選する時間になった。

今年はゴールであるお城に到着したのは二百数十名。ハワイ遠島の刑という目玉景品がなくなったとはいえ、協賛してくださった各方面からの景品がわんさかある。その数、たぶん数十。

例年、レースに参加するだけして、この抽選会の時点ではお暇しているガチレーサーが結構いるものだ。それによる人数減を考えれば、今年は何らかの賞が当たる確率は数分の一、と言える。

もぐさん、勇者殿、おかでん。共にこのレースの参戦歴は長く、勇者殿に至ってはおそらく10回くらいは参加しているはずだ。にもかかわらず、誰も何も当たったことがない。でも・・・でもッ!!今年は何かが当たるはずだ。自分が無理でも、せめて他の二人がッ!!!

壇上の軍師殿に念を送る。

3歳児タケは数字がまだよくわかっていない。そして抽選会という概念も、よく理解できていない。

しかし、軍師殿が読み上げる数字に会場全体の人が「ああー」とか「うおおお」と一喜一憂している様を見て、なんだか自分も嬉しくなってしまったらしい。ボルテージが上がって浮かれていた。

しかし、この子どものウキウキっぷりにもかかわらず、残念ながら僕、そしてもぐさんと勇者様揃って全敗だった。何一つ・・・「これはいらないッ!」というモノでさえ・・・当たらなかった!!!

むしろ、清々しい気持ちで三人は顔を見合わせ、「こういうことって、あるんですねえ」とため息をついた。いやぁ、当たらないものだなぁ。

イベントがお開きとなったあと、村山統括軍師をお招きして、みんなで記念撮影。

今年も楽しかった。

14:56
ステージ近くで記念写真を撮り終えて振り返ると、もう会場にはほとんど戦士が残っていなかった。

毎年そうだが、このレースに参加する戦士はものすごくあっけなくすぐに会場を立ち去る。

コロナ前、歌舞伎者が壇上パフォーマンスを伴っていた頃は、団体でのレースエントリーが多かった。そして表彰式が終わったら、仮装をした人たちはめいめい、ステージ上で記念撮影をしていたものだ。

しかしコロナ後の今年は団体エントリーの歌舞伎者がいないため、記念撮影のためにステージ上に押し寄せる人が少なかった。こういうところで、コロナ前とコロナ後で時系列の分断が置きていることを実感する。

18:09
越後湯沢駅の「ぽん酒館」内にある酒風呂に浸かり、「糀らって」を買って新幹線に乗って帰る。

3月の週末における上越新幹線は激混みだ。土曜日午前の下り、日曜日午後の上りは特にひどい混雑となり、指定席の予約を取るのが大変だ。きっかり1か月前に指定席の予約を入れないと、狙った便に乗ることは難しい。

指定席が取れなかったら自由席に行かざるをえないのだが、通勤電車よりもひどい混雑に巻き込まれて非常にしんどい思いをすることになる。3月の週末に東京方面から新潟に行く予定があるなら、できるだけ早い段階に宿の手配をし、一ヶ月前には満を持して新幹線の手配をするくらいの段取りが求められる。

スキー・スノボブームは終了、とよく言うけど、越後湯沢の混雑を見る限り全然そんな感じがしない。今でさえこの混雑なら、スキーブームだった頃って一体どうなってたんだ?と思う。

それはともかく、越後湯沢から東京へ向かう新幹線は、「いやー今年も楽しかったねえ」「来年はどうしようか?」と仲間で話をするにはちょうどよい時間と空間だ。夫婦で話し合い、来年はいしがレースに出走し僕が会場で留守番をするというフォーメーションを決めた。

お金がかかるが、子どもが雪に親しむ良い機会だ。魚沼の里でのグルメ、塩沢のランタン祭りなどいろいろ楽しむものが多いし、また来年も新潟入りしようと思う。

(この項おわり)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • のっとれ松代城2025申し込みました。
    なんとゴールがお城でなく、その手前の管理棟前になりました。
    まさに移りゆくですね。

  • moguさん>
    コロナ以降、どんどん変わっていきますね。
    松代城直前の急坂がツルツル滑って危険、という判断になったのだろうか?
    そのかわり、参加費が1,000円お安くなってる。いろいろベストバランスを主催者が模索しているっぽい。

    今年はおかでん、いしがWエントリーです。
    弊息子タケは会場に居残り、よこさんがタケと一緒に雪遊びをして過ごすことになります。

    今年こそあたって嬉しい刑罰に処せられる予感が!当日現地でお会いしましょう!

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