アプト式とSL、両方乗るなら一日がかり【大井川鐵道】

16:23
車掌さんがやってきたので、EX予約で予約したという事情を改めて説明した。

今日は4回も同じ説明をしなくちゃいけなかった。

その後、手書きで紙のチケットを発券してもらった。へえー、こういうのがちゃんと用意されているんだ。

レストランの伝票みたいなものに書き込んでおしまい、じゃなくてちゃんと印刷されたチケットがあるんだな。

このチケットには「WEB決済専用乗車証明」と書いてあった。

なんだ、わざわざこんなチケットを用意するほど、よくある事象なんだな、と思ったが、よく見ると通し番号が「No.7」と書いてある。本日付で7番目の発券、というわけではなく、このチケットそのものがまだ7番目の発券、ということだ。ということで、「よくある事象」ではないっぽい。

家山から新金谷、とチェックボックスにレ点が付けられているが、車掌さんいわく「この券で金谷駅までいけますから」とのこと。ややこしい。

ちなみに、大人3名と小人1名のチケット料金を払ったことになっている。じっさいにそうだ。未就学児である弊息子タケは本来乗車券特急券ともに無料なのだが、帰りのSL区間だけは小人料金を払った。

というのは、ボックスシートであることはわかっていたので、大人3名が座って空いた残り1席に全く知らない人が座ったら、お互いに気まずいからだ。全席指定だったらそういう事もありえる、と思って小人運賃を払ってボックスシート1つをまるまる確保した、というわけだ。

しかし実際は自由席状態。そこまで気にする必要はなかった。とはいえ、小人が無料で乗車する、ということは原則として小人は大人の膝の上に座らせていないといけない。4歳児でそれをするのは結構たいへんなので、小人分もお金を払っておいて良かった。

16:43
SL、というかELの乗車時間は27分。あっという間に新金谷に到着した。

新金谷で、わずか1駅・乗車時間4分だけのための電車に乗り換える。乗り継ぎ時間は5分。

新金谷駅の脇では、トーマスフェアが実施中。いろいろなトーマスのなかまたちがいた。

「何か見える」「あれはなんだ?」

と手元にある大井川鐵道のパンフレットと見比べる。誰も、トーマスに登場するキャラクターについて詳しくないからだ。

写真に写っているオレンジ色の機関車(型の車)は「ロコトレインのニア」。

ほかに、とくしゅしょうぼうしゃのフリンなどがいた。

さらには、遠くにたくさんのトーマスのなかまたちが見え、一同大興奮。すごい!たくさんいるぞ!と思ってみんなで注目していたら、それは単なる看板だった。看板だからキャラクターが小さく、だから遠くにあるように見えたのだった。

17:03
新金谷駅から金谷駅に移り、そしてJR東海道本線に乗り換える。

東海道本線がピカピカしていて明るくて眩しく感じた。

帰宅したのは18時過ぎ。途中、静岡駅でお惣菜を買って、家ではそのお惣菜を夕食にした。

静岡駅発着でも12時間近くかかる、大井川鐵道の旅。なかなかない体験で、本当に良かった。

奥大井湖上駅を満喫するのも面白かろうが、やっぱり終点の井川まで行けたことの達成感はじわじわと感じる。

山奥深い路線なので、もし興味がある人はできるだけ早く行った方が良いと思う。いつまた、災害で不通になったりするかわからない、苦労が多い路線だから。そして、行ったらきっと満足して帰ることができるはずだ。

(この項おわり)

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