カメラをぶら下げ美味しい横浜【横浜市中央卸売市場から中華街へ】

安記

「中華街を歩いてみて、気になるお店があったら中に入ろうね」

と仲間とは話をして、いざ中華街を練り歩いてみたが、そういうときって大抵何も決まらないものだ。何をもって「気になる」のか定義が曖昧すぎて、みんなボンヤリしたまま歩いてしまう。

そんなわけで、結局何も決まらなかったので、じゃあ一つ心当たりがあるよ、と僕が一店提案した場所がある。

「安記」。

中華粥のお店として知られるお店だけど、以前僕はここを訪れ、「こいつァうまい!」と感激したことがある。

あんまり前評判で「この店はうまいから」なんていうのを聞いてから行くお店じゃあない。油断して入店して、けだるくオーダーして、テーブルに届いた料理を一口食べて「あれっ?」と驚く、そういうお店だ。路地にある小さなお店だし、一人の客として、混んでもらっては困る。

なのでこの記事を読んだ方、安記に行くのはいいけど、ワクワクしながら行っちゃダメ。ちょっと憂鬱な気分みたいなときに、ふとうつむいていた顔を上げてみたら目の前に安記があった、くらいのテンションでぜひ。

安記

ちなみに、「お粥のお店」ではあるけれど、もちろん粥だけ食べて終わりではない。というか、粥は激ウマなのかどうか、正直よくわからない。粥のうまい・まずいを語る「評価軸」を僕は持っていないので、なんとも。

ただし、お店のおすすめである何品かは、必ず食べておきたい。

安記

コカ・コーラ社の烏龍茶ブランド、「煌(ファン)」。最近めっきり見かけなくなった。昔はよく見たものだけど。そもそも、清涼飲料水業界は水やら緑茶が花盛りだ。烏龍茶の地位って、昔と比べてずいぶんと落ちたものだ。 僕が「煌 」を見かけるのは、フリードリンクバーのボタンにこのラベルが貼ってある程度だ。

そんな貴重な烏龍茶に出会えただけでも「おお」と感じるのに、この小瓶は初めて見た。なにこのサイズ。もっとがぶ飲みしたいんですけど、ダメすか。

ウーロンハイならまだしも、烏龍茶でこれは切ないボリューム。

安記

モツ皿。メニューにはわざわざ「名物」と書かれていて、自信のほどが伺える。

「名物にうまいものなし」という言葉があるけれど、それは観光地におけるご当地名物のことだ。お店がわざわざメニューに「名物」と書くくらいだから、背水の陣を敷いたと言わざるをえない。これは相当な覚悟だ。

で、その覚悟に見合った旨さなのよ、これが。モツは要するにハチノスなんだけど、それがふわっと柔らかく煮込まれている。ゴムみたいな食感とはいわせない。ああ、一人一皿でも良いくらいだ。

安記

こっちはレバ皿。先程のモツ皿同様、700円。

4人で訪れるんだったら、こういうのはぺろりといっちゃうので二人一皿ずつでいいと思う。それくらい、うまいし余裕で食べ終わる。

「ちょっとずついろんな料理を食べようよ!」と思うかもしれない。でもこのお店、さすが中華街のガチ店舗だけある。あるところから急にグッと料理の値段が高くなってしまうので、庶民が頼みやすい料理というのは思ったより多くない。

たとえば、「このお店は内蔵肉がうまいやんけ!じゃあ、『上ミノ炒め』を頼もう!」と思うと、2,400円になる。おおう。大人数で割り勘するならいいけど、少人数ならちょっと手が出ない値段だ。少なくとも僕の金銭感覚だと、無理。

安記

そんなわけでシューマイですよ。5個で500円。ほっとするお値段。

安記

でも、これだけはお値段が4桁になったとしても絶対に頼まなくちゃいけない。「巻揚(まきあげ)」。これを食べに来た、といっても過言ではない。

豚の網脂で肉や野菜をくるんで、春巻き風に揚げた料理。これがサクッサクで、うまいったらないんだわ。1,900円とお高いけど、頼んで損はない。いや、頼むと得をする。きっとあなたを虜にするだろう。

油っぽいのはちょっと、という人なら口に合わないとは思うが、揚げ物いいねえ、と常日頃感じていらっしゃる紳士淑女の皆様にはきっとご満足いただけるかと。

なお、我々御一行様、あまりにご満足してしまい、これをおかわりしてしまった。それくらい、うまかったということだ。

安記

他にも料理をあれこれ頼む。

安記

彩りもいい。

貝

このお店は、大皿料理を出すお店ではない。「一人用」としてはちょっと量が多いけど、かといって何人もで取り分けるほどではないボリューム感。なので、ちょっとずつお料理を食べたいな、という人向けだ。

ただし、お値段は量の割にはお高いのは中華街である以上仕方がない。安い中華が食べたければ、ご自宅近辺の庶民的なお店に行くのがいい。

チャーハン

このお店ではお粥でシメるよ、という話をしていたのだけど、誰かが「チャーハンが食べたい」と言い出した。料理がどれもおいしいので、こうなったらチャーハンも気になる!というわけだ。

粥の前にチャーハン。これぞ「このお店ァいいぞ!」という最高の褒め表現なんだろう。

チャーハンの味?うまいに決まってるだろ、愚問だ。

おかゆ

で、シメの粥。

見た目は一緒だけど、お粥の中に具が沈んでいて、それぞれ違うものだ。何を頼んだかは、忘れた。

粥は・・・まあ、あんまり味がないものだし、よくわからない。もちろんうまいんだけど、普段食べ慣れないものなので、どう評価すればよいのやら。特に中華粥だし。米粒がどうたら、とかいろいろ味が違うのだろうけど、なにせ食べ比べる機会がない。

朝から粥を出す屋台なんてのが、都内の駅前便利な場所にできないものかなあ。でも、日本・・・特に東京界隈だと、不動の地位で「立ち食いそば」があるので、粥屋さんの出番はないのかもしれない。やばい!電車に乗り遅れる!とアッツゥイお粥をすすり、やけどを負って訴訟、なんてことになりかねない。なんでも訴訟のご時世ですから。

タピオカこんもり

そんなわけで、アフロヘアみたいなタピオカの写真を見つつこのいち日は終わり。

特に落ちがあるわけじゃないけれど、なんかいろいろな要素が詰まった楽しいひとときだった。

(この項おわり)



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