カメラをぶら下げ美味しい横浜【横浜市中央卸売市場から中華街へ】

パンのフェス

カップヌードルミュージアムで「カップヌードル味ソフトクリーム」なる奇妙な食べ物と遭遇したのち、我々は本日の最終地点・横浜中華街を目指して歩き始めた。

最終地点、と言うには大げさだ。そこまで珍しい場所ではない。その気になればいつでもいける場所ではある。なんなら、一か月ちょっと前にも一人で中華街を訪れたばかりだ。

でも、「仲間と訪れる中華街」というのは、「がっつり食べてもオッケー」ということであり、心がときめくものだ。一人で訪れて、大皿料理を前に途方に暮れる、というのが一番悲しい。こんなに分厚いメニューが用意されているのに、一品だけでお腹いっぱいになっちゃったよ・・・この大皿、3~4人前はあるよね・・・ということがあり得る。

実際、一か月前に中華街を訪れたとき、まんまとそんな目に遭った。

店頭にランチタイムのお得なセットメニューが立て看板で出ていたので、それを目当てに店の中に入ったら「ソレは平日ダケ」と言われてしまった。途方に暮れて分厚いメニューをめくってみたが、大皿料理ばかり。この日のお目当ては麻婆豆腐だったので、しぶしぶ大皿の麻婆豆腐を注文したけど、単品で1,600円だった。それにライスをつけて、なんやかんやで2,000円くらいしたと思う。高くついたなぁ。

中華街にはこの手の「ランチセットを今日もやってます風の誤認誘導」をやるお店が週末に出現する。週末のお昼にお店を探す際は要注意だ。

それはともかく、赤レンガ倉庫の脇を歩いていたら、「パンのフェス2019春」というイベントが開催されていた。ものすごい人の数だ。なにしろ、入場制限がされているらしく、会場の外に人があふれているありさまだ。

すげえな、これ。

でも、確かに人気が出るのはわかる。パンの場合、その場で食べてもいいし持ち帰ってもいい。こういうイベントがあったら、ついつい多く買ってしまいそうだ。いや、きっと買う。

パンのフェス

会場入口に、各店舗の在庫状況を〇△×で示す一覧ボードがあってわかりやすかった。

普通のお祭り屋台なら、こうはいかない。「焼きそば売り切れました」とか「かき氷残りわずか」なんて表示、見たことがないし今後も見ないだろう。だって縁日に出店しているお店は、基本的に「売り切れ」はないように在庫管理は気を付けているだろうし。

その点パンは「売り切れないようにする」というのは大変だ。パン屋は多品種少量生産が基本だ、売り切れないように在庫をかかえるのはむつかしい。

午前中に入場したければ500円、という仕組みが面白い。ファストパスではないけれど、お金を払うことで優先的に早い時間にパンを買えるわけだ。午後になると入場料は無料。

パンのフェス

で、僕らだが。

中華街で新たに2名と合流する予定になっているので、その時間が気になるのでここはパスした。そもそも、会場に入るまでにかなりの長蛇の列をクリアしないといけない状態だし。

中華街

横浜中華街到着。

現地で、神奈川県に在住のたかはしさん・めぐさんご夫妻と合流。これで4名になった。

よし、4名いれば中華料理で殺されることはない。逆に返り討ちにしてくれるわー。

というわけで、朝から我慢してきた食事をようやく解禁ですよ。なにしろ、卸売市場を見学していたのに何も食べていない。気合いが違うんですよ、気合いが。

・・・あ。でもよく考えてみると、カップヌードル味ソフトクリームを食べたな。そして、さらに思い返してみると、CP+の会場でポンデリングを食べたっけ。

まあ、「甘いものは別腹」ってことでここはひとつ。

何が「ここはひとつ。」なんだかよくわからないけど。

特にこれといって訪れたいお店があったわけじゃない。なので、飲茶の食べ放題として非常に名のしれた、「招福門」にやってきた。このお店は、テレビ東京の「元祖!大食い選手権」の予選会会場として頻繁に使われているお店だ。

中華街

しかし、こちらの見込みが甘かった。16時という中途半端な時間なら、問題なく食べられるだろうと思っていたのだけど、結局このお店では食べられなかった。あらー。

転がるシュウマイ

シウマイ弁当でお馴染みの「崎陽軒」の店先で、自動シウマイ焼き機を眺め呆然とする。

シウマイは、たこ焼き器のような穴の中で微妙に振動を与えられ、くるくると回転していた。器用なものだな、どうしてこんなにくるくるとシウマイが回るんだろう。それ比べてオレなんて・・・オレなんてッ!中華鍋の振り方がだめで、チャーハンを作る時に米を周囲に散らばらせてしまうというのに・・・ッ!

中華街

それにしてもなんなんスかこの混雑。春節でもあるまいし、すごい人の多さだ。みなとみらい線が開通して、これまでよりも遥かにアクセスが便利になった中華街だけど、そのせいもあるのだろうか。とにかく、歩きづらいレベルで人が多い。

もちろん中華街は、その大半が飲食店だ。そして、16時過ぎという時間に、ご飯を食べよう!と意気込んでいる人なんてそんなにいるわけがない。・・・じゃあ、この人たちは一体なんなんだ?町並みを散策して楽しんでいる人たち、ということか。

中華街

これはもうずっと長い間続いている傾向だけど、中華街は「お高いお店」と「やたら安いお店」の二極化が著しい。昔・・・それこそ20年くらい前・・・は、青年おかでんにとって「ふらっと気軽に入って食べる」お店がなく、途方に暮れたものだ。聘珍樓を始めとする高級老舗店舗が、ガツンと睨みをきかせていたものだ。

しかし、僕のように「うわあ、気軽に食べられるお店がなかなか見つからない・・・」と立ち尽くす観光客が多かったのだろう、じわじわと「食べ放題」を謳う安いお店が出てきて、今や右を向いても左を向いても、食べ放題をやっているお店を見つけることができる。

食べ放題は、「オーダーバイキング」とするところがほとんどだと思う。つまり、ホテルバイキングのように料理が盛られたカウンターに自分から取りに行くわけではない。ちょっとリッチ感を演出しているのだろう、と思っていたが、よく考えてみると単に「狭い店内でもバイキングを実現するためには、オーダーバイキングのほうが良い」ということなんだろう。

あと、「時間無制限」を謳うお店も多い。すごい。オーダーバイキングのお店で時々あるのが、「頼んだけどなかなか料理が出てこない。結局時間内であんまり飲み食いできなかった」というパターン。しかし「時間無制限」なら、そんなことは起きえない。必ず満足させまっせ、というわけだ。

そして、数年前までなら2,980円とか2,680円くらいの値付けで、食べ放題を提供するお店が多かった記憶がある。しかし今(2019年)はどうだ、1,980円とか1,680円で時間無制限テーブルバイキングのお店がゴロゴロ。どうなっているんだ一体これは。

こうなると、バーミヤンよりも安いレベルだ。セントラルキッチンで調理の効率化なんて図っていないであろうお店で、一体どうすればこんな値段になるというのか。本当に不思議だ。「業務スーパー」で冷凍品を買ってきたって、ここまで安くできるかどうか。

中華街

ただ、人間心理っていうのは不思議なものだ。

高い料理を食べるのは、もちろん躊躇がある。かといって、安すぎるのもどうか、という気もするのだった。「せっかく中華街に来たのに、ファミレス中華レベルの料理はねえ」なんて考えてしまう。

だから、実は1,980円レベルの食べ放題食材とサービスを使って、2,980円くらいで客に提供する、というのが一番お店としては儲かると思う。安いからこそ、敬遠する客というのも一定数いるから。

中華街をさまよいながら、招福門の代案となるお店を探して回る。

こうなったら、安い料理を食べたいわけじゃないし、かといって高い料理なのも躊躇するし、すごく判断が悩ましい。朝からずっと「飲茶食べ放題」のことばっかり考えていたから、なおさら。

(つづく)



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