おかでんによる美術・博物鑑賞記録。
「権威主義にとらわれず、フラットに作品を楽しむ」というコンセプトであらゆるジャンルの作品を見てきた。
大きな公共の美術館から、雑居ビルの一角にある秘密めいた小さなギャラリーまで様々な場所を巡ってきた。
美術を何年間も見続けても、体系的な知識を習得していないのはさすがに頭が悪いと考え始め、結局自分も権威主義に陥ってしまったという気持ちが芽生えてきた。
2021年、子どもの誕生で多忙になったのを契機にコーナー終了。
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爆発した芸術を散歩する
フジタ、夢をみる手@ポーラミュージアム アネックス
レオナール・フジタの個展。 以前Bunkamuraで展示されていたものも一部こちらで見ることができた。 無料で見ることができるのだから、驚いてしまう。 フジタが描く少女の絵は、毎度毎度「ジャガイモが首から上に乗っかってる」ようにしか見えない。 若干い... -
爆発した芸術を散歩する
アントワーヌ・ダカタ写真展 Black Rain@ライカギャラリー
一つの額装の中に、64分割、いやもっと分割された状態で小さな写真が並ぶ。 パラパラ漫画のようだ。 裸婦が多数写っているようだ。なんかくんずほぐれつ、になっているようにも見える。 でも、小さすぎて、エロいどころか何がなんだかさっぱりわからない。... -
爆発した芸術を散歩する
歌舞伎ファンを世界に 「歌舞伎は旅する大使館」展@歌舞伎座ギャラリー
2014年夏の平成中村座NY公演の様子を中心に、歌舞伎が世界で公演される際にまつわるエトセトラを紹介する展示。 「海外のメディアなどでも激賞されました」的な話もいいけど、現地の人たちに理解してもらうための工夫とか、演出の仕方とか、スケジュールと... -
爆発した芸術を散歩する
荒木経惟 往生写集 -東ノ空 PARADISE@資生堂ギャラリー
アラーキーの写真は、以前表参道で「だらしなくたるんだ裸体をさらすオバハンたち」ばっかり激写しまくってる写真展を見たのが強く印象に残っている。 ああ、現実はこうなんだと、妙に感心したものだ。 通常僕ら、女性の裸なんてカアチャンか奥さんくらいし... -
爆発した芸術を散歩する
ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!@国立科学博物館
興味が持てなくて、つまらなさそうに足早に歩く子供たち。 「待って○○ちゃん!見て見て、オーロラが見えるよ!」と子供を呼び止める親。 国立科学博物館の特別展は大抵大人向けでがっつりした内容だが、今回もそう。 小学生では到底理解不能、中学生もしく... -
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ボストン美術館 ミレー展 ー傑作の数々と画家の真実@三菱一号館美術館
丸の内の一角にある、古い建物を改築した美術館。 今回初訪問。 美術館として作られた建物ではないので、小さい部屋を渡り歩くようになっている。 順路が若干迷路的。 ただし、中を相当改造しているため、日本橋の三井記念美術館のような重厚さは残されて... -
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地球の音楽展@無印良品有楽町店
無印良品の店内BGMを紹介する展覧会・・・というのでいってみた。 各地の伝統音楽を使った、「音楽の無印」を追求しているらしい。 会場では、巨大な風鈴のようなものがたくさんつり下がっている。その中に入ってみると、スピーカーが天井部分にあるので音... -
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舘鼻則孝展@8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
レディ・ガガの靴を作っている人の展示。 1985年生まれだというから、まだものすごく若い。 ヒールレスシューズが代表作で、広辞苑よりも分厚い靴底、そしてヒールのない、かかとが浮き上がった靴が展示されていた。 足首、折れちゃいそうだこんなの履いて... -
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高野山の名宝@サントリー美術館
なんなのこの展示。 重要文化財以上でなければ芸術品にあらず、と言わんばかりのお宝まみれ。 しまいには、運慶作の八大童子像がずらり取り囲むように配置された部屋は、国宝国宝国宝・・・。 しかもそれが、ガラスケースなし。 仏像の持つ迫力がビシビシ... -
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顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼@パルコミュージアム
2002年に39歳の若さにして亡くなった、消しゴム版画の大家ナンシー関の回顧展。 ナンシー関が連載していたのは週刊文春や週刊朝日といったおっさんが読む雑誌。なので昔の僕は時々しか見かけたことがない。 しかしそのインパクトはとても記憶に残っていて... -
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のデザイン展@21_21 DESIGN SIGHT
「変動する世界における、デザインの可能性を感じられる展覧会となっている。」 (TimeOutTOKYOより引用) とのことだったが、ぼんやり見ていたらぼんやり見終わってしまった。 (2014.11.19) -
爆発した芸術を散歩する
レンズ付フィルム展@日本カメラ博物館
「写ルンです」に代表されるレンズ付きフィルム、いわゆる「使い捨てカメラ」の展示。 昔は使ってたなあ、と懐かしく見た。 アワレみ隊OnTheWebにおいても、「神島」「佐渡島」などの旅行記で使われている写真は写ルンですによるものだ。 https://awaremi-t...