おかでんによる美術・博物鑑賞記録。
「権威主義にとらわれず、フラットに作品を楽しむ」というコンセプトであらゆるジャンルの作品を見てきた。
大きな公共の美術館から、雑居ビルの一角にある秘密めいた小さなギャラリーまで様々な場所を巡ってきた。
美術を何年間も見続けても、体系的な知識を習得していないのはさすがに頭が悪いと考え始め、結局自分も権威主義に陥ってしまったという気持ちが芽生えてきた。
2021年、子どもの誕生で多忙になったのを契機にコーナー終了。
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爆発した芸術を散歩する
寅さん記念館
日本映画の代表格でもある「男はつらいよ」は殆ど見た事がない。 観光バスだったか、夜行バスだったかのテレビでビデオ上映されていたのを何度か見た程度だ。 ああいうドラマものは苦手だ。 だから、寅さん記念館に行ってもなぁ・・・と思ったのだが、これ... -
爆発した芸術を散歩する
不思議な動き キネティック・アート展@損保ジャパン東郷青児美術館
格子状の線とか、渦巻き状の線をしばらく眺めていると、ぐるぐると回転して見えたり横に動いて見えたりすることがある。 そういう視覚の混乱を敢えてアートとして作品化したのが「キネティック・アート」だ。 前日、だまし絵の展覧会に行ったばかりだけど、... -
爆発した芸術を散歩する
攻殻機動隊大原画展@西武池袋本店 別館2階
アニメ好きというほどではないのだが、昔から攻殻機動隊は好きで、原作漫画をはじめとして、映画版の設定資料集なんかも持っている。 ただし、テレビアニメ版はざっと一通り見た程度でさほど思い入れはないし、イノセンスはコピペ合戦みたいなやりとりが好... -
爆発した芸術を散歩する
Mare e Bosco(マレ エ ボスコ)~海と森~ minä perhonen@PASS THE BATON OMOTESANDO
「1735年創業のイタリアの食器ブランド『リチャード ジノリ』の食器をキャンバスに、可愛らしいモチーフが描かれる。」 といったものが展示販売されるというので見に行ったが、ぴくりとも欲しいと思わなかった。 カップ類に求めるものは人それぞれだけど、... -
爆発した芸術を散歩する
人造乙女博覧会Ⅳ@ヴァニラ画廊
これまでもマニアックなテーマで唸らせてきたヴァニラ画廊。 銀座の雑居ビルの地下二階にひっそりある、というその立地もマニアックで、目が離せない。 そんなヴァニラ画廊が今回開催したのが、ラブドールの展示だ。 ラブドールと言えば聞こえがいいが、日... -
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デザイン物産 2014@d47 MUSEUM
d47 MUSEUMはいつも独創的な着眼点で地方を切り取ってくれて面白い。 大抵、1都道府県のみを紹介する新刊雑誌が発売になるタイミングで、その特集自治体の物産を紹介する展覧会をやっている。 しかし今回は、「デザイン物産2014」として、47都道府県それぞ... -
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びのこづさいぼー:ひびのこづえ+にほんごであそぼ のしごと@ギンザ・グラフィック・ギャラリー
わけのわからん名前の展覧会があるぞ、ということで行ってきた。 入場無料だし。 中身がさっぱりわからないまま中に入ってみたら、「にほんごであそぼ」というEテレの子供向け番組のアートワークを展示する、というものだった。 子供が居ない僕にとっては... -
爆発した芸術を散歩する
JR展@8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
別に鉄道会社の展覧会ではない。 JR、というアーティストの作品展示だ。 この人は、貧困とか格差といった社会のゆがみを写真で撮影し、それをものすごく拡大して印刷し、町中の壁なんかに貼るという活動をやっている。 日本でも、東日本大震災で陸に打ち上... -
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二人のホドロフスキー 愛の結晶@アツコバルー arts drinks talk
映画監督のホドロフスキーが、夫婦で描いた絵を公開。 ・・・といっても、ホドロフスキーって誰よ。知らない。 現地で、幻の映画「デューン」の構想を持っていた人だと知った。 この「デューン」は結局制作されることはなかったけど、「スター・ウォーズ」... -
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だまし絵II 進化するだまし絵 Visual DeceptionII Into the Future@Bunkamura ザ・ミュージアム
この日の朝、テレビのワイドショーで紹介されていたのでやばいなーと思っていたのだが、行ってみたら案の定鈴なりの人。 夏休みということもあって、子供連れがとても多い。 だまし絵は、ある特定の角度から見たら違った見え方がする、という性質の物が多... -
爆発した芸術を散歩する
KINFOLK The Shared Table featuring Carissa Gallo & Laura Dart@DIESEL ART GALLERY
アメリカのライフスタイル誌『KINFOLK』による写真展。 KINFOLKは、余白の多いオサレ雑誌。写真と、ちょっとした文字と、大量の余白。そんな雑誌というのが僕の印象。 「心地よい、ゆったりとした、楽しい、魅力的な時間」 というのをテーマにした雑誌だけ... -
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草間彌生 とこしえの愛の部屋 写真展 ベンジャミン・リーが撮る、草間彌生宇宙@EYE OF GYRE
アーティスト草間彌生の写真を、ポートレート写真の大御所ベンジャミン・リーが撮影したという展覧会。 草間彌生といえば、水玉模様のカボチャが有名だけど、それ以外は知らない。 今回、初めてそのご尊顔を見て、「無愛想な樹木希林」という印象をもった。...