南紀旅行

石段

300円奉納した分、歩くぞーと思ったら、あら、歩き始めてすぐのところ、あの赤いところが行き止まりでしたかそうでしたか。

まあ、疲労困憊しない程度の坂道で大変にバリアフリー(←使い方間違ってる)な距離感だ。

ここからの景色はすごい

あ。

でもここからの景色はすごい。

下から見ていた景色と違って、もう滝が目の前、滝と共にボクは生きてます、ボクは滝の一部ですみたいな、そんな感動はちっとも覚えないが、でもまあそんな圧倒感はあるわけです。

これは300円払った価値あったなあ。

やーい300円怖さにここまで来なかったビンボー人ども。ざまーみろ。はるか後方にいる一般ピーポーどもに勝ち誇る。

・・・いや待て、そういう卑しい根性ではダメだ。せっかくこうやって聖地を訪れたのですから、一度広いこころを持ってデスネ、人類平和を願うとかそういうことをしないと。300円をそこらにいる人全員に渡してデスネ、「ぜひこれで上に登って滝を間近に見てやってください。きっと感動しますから」ってやるべきデスネ。

・・・誰がやるかー。

見事な虹

そんな心の葛藤というか、邪念というか、そういう気持ちを汲んでくれたのか、滝は見事な虹を表出させてくれたのでした。

ああ心が癒される。ありがたいのぅ。

階段

ちなみにこの滝つぼまでくるの、この階段降りなくちゃダメっすよー。

「定年退職後は、世界遺産巡りしたいわぁ」なんて思って、「じゃあ宿泊はホテル浦島、そして那智大滝巡りに行くわよぉ」なんてプランを立てちゃ絶対ダメ。足腰絶対にイわしてしまうから。

「どうだ、世界遺産だ!」

それにしてもなー

「どうだ、世界遺産だ!」

というこいういうの、ちょっと引くなあ。確かに、ここに来るまでにもあっちこっちに世界遺産だなんだってのがあったけど。これからますますこの手の「世界遺産便乗ビジネス」ってのは増えるんだろうな。世界遺産饅頭、とか。

那智大社への道

滝を見るだけだとイマイチなので、那智大社にも参詣してみることにした。

・・・ら、うわ、那智大社って結構な山の上じゃあございませんか。車で行けるのかとおもったらとんでもない、歩いて行ってくださいだと。

金比羅さんとどっちがキツいかしらん。多分同じくらいだと思う。

那智大社鳥居

いやー昨日から体動かしてるねえハハハなどと言いながら、到着しました那智大社。・・・あれ?まだ上に登るの?

那智大社本殿

あ、これでようやく到着。

巫女さんがいっぱいいて、お札なんぞを売っている。あーそうか、まだ正月だったんだなあ。すっかり忘れていた。お賽銭、はずんでおかなくちゃ。

日本一ジャンボなおみくじ

しぶちょおは、「日本一ジャンボなおみくじ」に挑戦していた。

ジャンボだから御利益もジャンボだったら良いんだけど、「大凶」なんぞが出たら日本一不幸になりそうでイヤだ。

幸い、しぶちょおは「吉」だったのでまあ一安心だ。

那智山青岸渡寺

面白いのは、この熊野那智大社のすぐ横には那智山青岸渡寺という立派なお寺があることだった。仏教と神道が並んでいる。もちろん、神仏習合の影響でこういう場所は珍しくないのだが、両方とも相当な大きさなのでちょっと意外。

お寺から那智の滝を見下ろす

お寺から那智の滝を見下ろすと、こんな感じ。あー、良い景色だ。

わざわざこんな高いところに神社とお寺を作った意味がよく分かる。この光景を借景したかったんだろう。

熊野古道を歩く

世界遺産である「熊野古道」は至る所に存在するのだが、このお寺の裏手にも存在していた。

「せっかくだから熊野古道を歩いてみよう」

ということで、少しだけ歩いてみた。

少しだけ歩くと、単なる石段だった。

やっぱり、1区間くらい、トレッキングの装備で歩いてみないとこの良さはわからないだろうな。

ましてや、

「セルフタイマーで写真撮るからねー。上から降りてきましたーって感じで歩いてよ。じゃ、10秒前~」

なんて会話しているようじゃ、ねえ。

良い眺め

一日ぼーっとして過ごしても良いような、ぽかぽか陽気と良い眺めです。

でもそろそろ帰らないと。

紀伊勝浦駅

12時すぎに名古屋行きの特急があったような記憶があったので、アワレみカーで紀伊勝浦駅にまで戻って貰う。

「ちょっと待ってて。全席指定でチケット完売だとか、そういうのがあったら車に頼らざるをえないから」

と待っていてもらう。

電光掲示

こうやって時刻表を見ると、比較的電車って来ているんだな・・・という錯覚に陥るが、実際はもっともっと便数が少ない。さすがにお昼時、勝浦の宿からチェックアウトした人たちが乗ることを見越したダイヤになってるのだろう。

京都行きの特急オーシャンアローと、名古屋行きの特急南紀、どっちが近いのかしばらく「駅すぱあと」で検索してみたが、やはり名古屋経由の方が早いことが判ったのでチケット予約。

「あいにく指定席は完売になってますが」

あれっ。しまった、三連休をナメていた。やばい。車で名古屋か。

「この駅が始発ですので、自由席でも多分問題なく座れると思いますよ。自由席で発券いたしましょうか?」

「ああ、助かった、ぜひそれでお願いします」

ふぅ。東京までのチケットを購入。名古屋まで3時間半。うわあ、遠い。

駅前で待っていてくれたしぶちょおにお礼とお別れをつげ、3日間の3人のグルメ旅は終了となった。

特急南紀

特急南紀、入線でございます。JR東海の特急に乗るのは久しぶりなので、何だか見慣れない外観。

特急南紀

車内もちょっと見慣れない作り。座席部分が、なぜか廊下部分より一段高い。けつまずきそうだ。

くじら料理の駅弁

電車は、今回の旅の思い出をいっぱい載せて紀伊勝浦を後にした。

ああ、いい旅だった。

強引ともいえる状態で、短期間とはいえプラニングしてくれたしぶちょおには本当に感謝だ。ありがとう。

おっと、ここで旅をしめくくるのはまだ早いぞ。最後の「旅の思い出」が必要だ。駅弁。紀伊勝浦で駅弁を買って置いたのですよキミイ。

紀伊勝浦そのものはマグロが有名だが、その近くの太地町は調査捕鯨のメッカ。というわけで、くじら弁当が駅弁で存在していたんですなあ。1,300円という値段には正直びっくらこいて腰が引け、いったんは店の前を通り過ぎてしまったのだが、ええいせっかくだ、こんな珍しい弁当を無視するわけにもいくまい。覚悟を決めて購入しました、はい。

「くじら料理を伝える会」推薦

なにしろ、「くじら料理を伝える会」推薦、だもんな。そりゃ食べないと。

・・・どういう論理だ、それ。

錦糸玉子がびっしり

中身はこちら。錦糸玉子がびっしりの釜飯風な丼に、くじらが3きれ乗っているという料理だった。

くじらの調理名って、「竜田揚げ」くらいしか知らないので、どういう調理がほどこされているのかはちょっとコメント不可。写真を見て、なんとなく味を想像してくださいませ。

いや、いい旅でした。最後、くじらを肴にビールを飲みつつ、朝飲んだ薬がもたらす眠気に身をゆだね、東京に戻っていったのだった。

で、翌日、体調を悪化させ、会社を休む羽目に。何やってんの、アンタ。ストレス発散どころか、長時間の電車旅でストレス溜め込んで、体調崩しちゃ意味ないじゃん。

とまあ、そんなオチがついた旅でした。まる。

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