重力がいざなうのです【奥多摩トレックリング2】

電車通過待ち

単線の上をJR東日本のE233系車両が走る。このギャップが面白い。単線といえば、ディーゼル列車とか、古びた列車がゴトゴト音を立てて走っているようなイメージがあるものだけど。しかもこの電車、ちゃんと行き先が「東京」だ。みろ!単線でも、日本国の首都の、中心駅に直通してるぞ!

ちなみに青梅から奥多摩の間は、半自動ドア式で運行されている。つまり、駅のホームに到着しても、自動的に扉は開いてくれない。「開」ボタンを押さないと、扉が開かない仕組み。そりゃそうだ、奥多摩からここに来るまで、途中いろいろな駅をみてきたけど・・・駅前の集落、どこも小さいもんな。数百人住んでいるかどうか、というレベル。そういう駅で、いちいち停車中扉をバカーンと開けていたら、夏は暑いし冬は寒い。人が乗り降りしないなら、しめっぱなしにしておいた方がマシだ。

線路沿いを走る

線路脇を走るのだが、もう青梅市街ということで住宅地が随分増えてきた。一戸建てではなく、アパートなんかも出てきて、旅先!という目新しさはもうなくなってきた。

また、このあたりになると既に道路は平坦になってきているので、ひたすらこぎ続けないと前には進んでくれない。がんばれがんばれ。

また中央線

でも、線路脇なので時折青梅線が通過していくのが楽しい。鉄オタでなくても、やっぱりなんか嬉しいでしょ、電車が脇を走れば。トクした気分というか。あれはなんでだろうね。

青梅線は、青梅止まりの電車が多い。東京や立川などから青梅にやってくる電車は日中1時間に5本程度あるのだが、青梅から先奥多摩までは1時間に2本程度だ。扱いが全然違う。

で、青梅界隈になると、写真のように回送電車とよく出会った。一時間に上下あわせて10本も走るのに単線なのだから、線路はひっきりなしだ。踏切に引っかかった時、結構待たされるハメになった。

オレンジとオレンジ

電車と併走。

どっちが早いか!なんて勝負はするだけ無駄なのでやらない。

風情ある建物

途中、風情ある建物がひょっこり登場したりするので油断がならんのが青梅。手前の瓦屋根の家に目が行くが、奥の建物も「油屋」という看板を掲げており、興味深い。その名の通り油を売っているのだろうか?コラ、油売ってないで仕事しなさい!と突っ込もうと思ったら、本当にシャッターが閉まっていて営業をしていなかった。さすが油屋。

踏切

「踏切注意!自転車はいったん降りてお通り下さい」と書いてある踏切。

道路が線路と斜めにクロスしているため、雨の日の場合は濡れた線路にタイヤを滑らせてしまうのだろう。垂直に道路と線路が交わっていれば問題ないのだろうけど。

「雨の日じゃないからなあ、今日は」

と思ったけど、こうもでかでかと書かれているのを無視するわけにもいくまい。全員お行儀良く自転車をおりて、押して通過した。

先ほど、「青梅駅まで青梅線は1時間に5本運行されている」と書いた。でも線路は単線だとも書いた。実際に線路が複線になるのは、青梅駅から1駅東京寄りの東青梅駅からだ。どうやらJR、というか旧国鉄、東青梅で飽きたのか力尽きたのか、諦めたっぽい。あともう少し頑張れよ。

ただ、青梅駅界隈はさほど大きな町ではない。レトロな雰囲気の町作りを目指しており、古い映画の看板が町のあちこちに掲げてあって素通りするだけでも面白い。・・・のだが、正直言って町に活気はあまりない。さすがに都心に通勤するにしては、ちょっと立地条件としては遠いか?

ゴール直前

東青梅から、ゴール地点の河辺までまっすぐの道を走る。このあたりは平地であり、よく土地が整備されている。ぐちゃっとした感じがなく伸びやかだ。

河辺駅前

ゴールである河辺駅前。河辺駅は青梅駅から2駅東京寄りの駅だが、駅前には立派なロータリーがあったりバリアフリー化されたペデストリアンデッキがあったりとかなり金をかけている。町自体が新興住宅地であるかのようだ。再開発されてまだ間もないことが、町の作りからわかる。

とはいっても、さすがに駅前にマンションが建ち並んでいたりというほどではなく、駅前の通りもご覧の通りののんびりとした光景が広がっている。この先が我々のゴール地点だ。

自転車コーキ屋

ゴール地点、自転車コーキ屋。

もともと地元民の皆様のための自転車屋なのだが、奥多摩駅前のトレックリングと提携したことにより「自転車の返却場所」としても機能している。トレックリングを出発したお客さんがいつまで経っても到着しないけど大丈夫か、と夜になってやきもきするような事は頻繁にあるだろうから、気苦労は多いポジションだと思う。お疲れさまです。