重力がいざなうのです【奥多摩トレックリング2】

自転車コーキ屋の店頭にて

15:43、河辺の自転車コーキ屋の前で全員無事の記念撮影。奥多摩のトレックリング出発が10時ちょうどだったので、6時間弱のツアーということになる。途中ご飯食べたりダムを見学したり、果てには喫茶店でお茶をしたのにこの程度の規模感というのはとてもお手頃だと思う。

初心者向けか?と聞かれると、道はちょっとややこしいし距離は合計40キロ以上あるので「はいそうです」とは言えない。でも、季節が良かったこともあり、へとへとになっているような仲間は誰一人いなかったし、さほど難易度が高いわけではないと思う。その証拠に、この記念写真だと誰一人レインウェアのファスナーを全開にしている人がいない。汗ダラダラではなかった、というわけだ。

「なんか途中いろいろ立ち寄っちゃったけどね」

とみんなで笑いながら、でも満足感に包まれた記念撮影となった。早速、「次は秋頃、紅葉をみながらまたやりたいですね」という意見が出るほどだったから、好評だったようだ。

クレープ屋

自転車を返却したのち、河辺駅に向かっていく途中にクレープ屋があることを知った。

前回の奥多摩ダウンヒル時は、日没後に河辺に到着したのでこのお店には気づかなかった。へえ、こんなのがあったのか。

様々なクレープ

それだけなら素通りしていたのかもしれないが、ここのクレープがやたらと種類があるし、やたらと安いのを発見して一同大興奮。大きく分けて「お食事クレープ」と「デザートクレープ」の2ジャンルがあるのだが、そのうち「デザートクレープ」の「バターシュガー」は驚きの180円。おおお。

「運動終わりだし、カロリー補給していくか」

誰とはなしにそんなことを言い出して、おっさん(含む中学生1名)全員がクレープを買い求めるために行列をなした。

「だって、バターシュガー2個買っても360円ですよ?」

あんまり意味の無い計算をして興奮してみる。

多分このお店、学校帰りの学生なんかが立ち寄るんだろうなあ。おやつとしてとてもお手頃だ。

「バターシュガー」といえば、その名の通りクレープ生地の中にバターと砂糖を入れただけの物なんだろう。そりゃあ安く済むわい、と思うが、それでも商売としてやってて180円ってのは安すぎる。大丈夫かおい。バターシュガーばっかり注文されてたら、お店が倒産しちゃう。

お食事クレープとデザートクレープ

このお店は親切にも「先月の人気のクレープランキング」を表示していた。しかもちゃんと枚数まで表示しており、誠実さがにじみ出ている。

ほら、飲食店でよくあるじゃん、「当店のおすすめ!」とかメニューに書いてあるけど、何がどうおすすめなんだかさっぱりわからんというのが。在庫処分したいのか、ボロ儲けできる料理なのか、と裏を勘ぐっちゃう。その点このお店は大変にわかりやすいアンド潔い。

で、それによると、やっぱりバターシュガー圧勝。桁が違うんだもの。とはいえ、バターシュガー屋と化しているわけではなく、ちゃんとそれ以外のものもそれなりに売れていてちょっと安心した。良かった、つぶれないで頑張って営業して欲しい。

デザートクレープ

本当はお食事クレープ第一位の「ポテト」が気になったのだけど、さすがに運動した直後に茹でたジャガイモとレタスとマヨネーズが入ったクレープを食べたいとは思えなかった。そんなわけで、「クリームチーズブルーベリー」を頼んでみた。

クレープを一口かじる

クリームチーズブルーベリー340円の中身。クリームチーズが入っているというのが面白い。

さすがに原宿の竹下通りなんかで売っているような派手な具のクレープではなくシンプルだけど、いやこれうまいですよ。全員が、運動後ということもあって大絶賛しながら店頭でクレープをぱくついていた。中には、おかわりと称してバターシュガーを追加購入したり、このお店でダントツに高い「クレープロール」900円なりをお土産として買い求めた人がいたくらいだ。

自転車コーキ屋は河辺駅から近いし、自転車を返却したらすぐ近くにこんな安くて旨いクレープ屋があるし、最高やでトレックリング。と、ステマじみたことを言ってみる。でもホントそんな感じ。

河辺タウンビル

トレックリングをステマ、というか露骨に褒めたくなる理由のあともう一つは、ゴール地点の河辺駅前には日帰り入浴施設があるということだ。まさに駅前、駅の正面にあるビルの中に入浴施設があるのだから素敵すぎる。

甘いクレープ食べて、そのあと風呂入って、さっぱりしてから電車に乗って帰る。最高じゃないか。

河辺タウンビル概要

ビルの5階と6階が「河辺温泉 梅の湯」になっている。水のようなとても重たいものを、ビルの上層階に配置するって結構大変だと思うけどよくやるなぁ、と感心する。底が抜けたら、ビル全体が水浸しだ。というより、水をポンプアップする段階でとても大変だし、建築するときの構造設計も大変だ。

そんなのは正直どうでもいいんだけど。

で、みんな風呂に入ってから帰るのかと思ったが、僕以外は「じゃ、帰りますんで」とクレープを食べ終わったらそそくさと帰宅していった。ありゃ、そういうものなのか。車で来ている人もいるし、この後温泉地で一泊する人もいるしで、あんまりここで風呂に入るメリットがなかったっぽい。

梅の湯看板

梅の湯でほっこり。

ただし、限られた空間にいろいろな浴槽を押し込んだ感があり、それぞれが狭い。そして駅前一等地ということで客が多く、入りたい風呂に入れないということだらけだった。週末夕方、ということもあるだろう。その点では、心地良く風呂に入れたか?というとちょっと疑問符ではある。

でも、やっぱり汗を流せたというだけでも儲けもんです、はい。

河辺駅

最後、とんがり屋根が印象的な河辺駅へ。ここから電車でそのまま東京へ。交通の便はいいし、楽しいし、物理エネルギーに従って坂を下る一方だし、こんなに楽しいレジャーはなかなかない。これからも、機会を見つけては四季折々、利用してみたいものだと気持ちを新たにした。