いったん青梅街道に戻るが、すぐにまた脇道に逸れる。鳩ノ巣駅前から、狭い道に分け入り、雲仙橋という橋を渡る。民宿雲仙屋、という看板が目印。トレックリングが推奨するルートは、極力車通りが多く面白みにかける青梅街道から外れようとするのだが、その分とてもわかりにくい。サイクリングコースとして整備されたものではなく、単なる地元の方の生活道路だからだ。
しかも、青梅街道から外れっぱなしで、ずっと裏道を突っ走ることができれば良いのだけど、頻繁に青梅街道に合流したり、また外れたりする。しかも、貰ったサイクリングマップには「裏道を突っ走る」みたいなことが書いてあるのに、口頭説明では「こっちは道がきついのでお薦めしません、青梅街道をそのまま走って下さい」だもんな。もうややこしいったらありゃしない。
で、鳩ノ巣渓谷を超える雲仙橋を通過。こんなところにある民宿って、一体誰が宿泊するんだろう?民宿なので、「普段は自宅です。誰か宿泊客がやってくればラッキー」程度に考えているのだろうか?それとも、渓流釣りのお客さん目当て?
雲仙橋から見下ろした鳩ノ巣渓谷。さっきの喫茶店から見たものよりもこっちの方が迫力がある。なにせ真上から見下ろしているから。・・・とかいったらさっきのお店、形無しだな。いやいや、あのお店はお茶を楽しみながら景色を愛でることができるから十分に価値はあるんですよモウ。
こういうところでもいちいち停車して写真撮影したりしてるので、一向に前に進まないサイクリングご一行様。というか、引率しているおかでんの責任だ。自転車漕ぐのを楽しみにしていた方がいたとしたらごめん。今更だけど。停まってばっかりだ。さっき喫茶店を出てからまだ5分も経ってないぜ。
雲仙橋を渡ったら、普通の民家がある道を走る。気の利いた分岐点標識なんてないので、注意深く周囲を観察していないといけない。前回ここは通ったことがある場所なので、僅かに記憶は残っているが・・・。何しろ今回は総勢5名だ、道を間違って延々遠回りさせてしまうと、申し訳なさが前回の2倍3倍になる。
青梅街道に復帰後、ひたすら道を進む。あまりにひたすらなので途中の写真がごっそり抜けてる。それくらい、ひたすら。
サイクリングマップだと、この青梅街道に並行して川の対岸を走っている吉野街道にもルートが引っ張られているのだが、そっちはやめとけという指示があったので通っていない。マップ上には「爽快に走れるのでスピードの出し過ぎに注意」とか「青梅街道より車が少なくて安心」などと魅惑の言葉が書かれているのに、残念だ。多分マップ作成者(恐らくサイクリングのプロ)はそう思ったのだろうが、我々のようなシロウトがいざその道を使って見たら、「ふざけんなキッツい坂があるやんけ」とか不満続出だったんだろう。だから、マップ上にはルートが描かれていても、お薦めはされていないという。
次回とか、また奥多摩ダウンヒルをする機会があるなら、吉野街道ルートを使いたいものだ。それくらい、青梅街道をチンタラと走るのはワクワク感が乏しい。ダウンヒルはもちろん楽しいのだが、交通量が多いので気を遣うことが多くって疲れる。
前方には奥多摩大橋が見えてきた。ビュースポットでもあるんだが、さっきまでさんざん休んできたことだし全員無表情でスルー。
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